田中脊髄剣とは、漫画『チェンソーマン』に登場する武器である。
概要
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
漫画『チェンソーマン』第98話(第2部1話)「鳥と戦争」で委員長と対決した三鷹アサが使用。
戦争の悪魔と契約を交わし生還した三鷹アサは、悪魔の意のままに能力を行使しその場にいた担任の田中先生の背後から骨を掴み、そのまま身体から「ボボボボボボボボボボ」という効果音と共に引き抜くと、頭部と脊柱で剣を生成した。
鍔部分には田中先生の頭部がそのままくっついているが、刀身である脊柱は片刃の剣へと瞬時に加工されており、脊柱の形状も相まって蛇腹剣と日本刀を組み合わせたような見た目をしている。
不憫にも脊髄剣になってしまった田中先生だが、正気はないものの辛うじて意識は存在している模様。戦闘中は「ギッ」「アガガガガ」などと断末魔の叫びとも言える狂声を発している。戦闘の終幕では偶然か否か委員長とキスを交わし、アサの手榴弾で委員長と仲良く木端微塵に爆散した。
「よし!ハッピーエンドだな!」
ぶっ飛んだ見た目・ド直球なネーミング…と絶大なインパクトを誇る田中脊髄剣であるが、戦争の悪魔は「武器にする物の罪悪感が強ければ強い武器になる」能力な為、強さ自体は並みの剣レベルな事が後に語られている。
元ネタは同じくジャンプに連載されていた『ボボボーボ・ボーボボ』に登場した田中ソードが原型と思われる。作中ではボーボボと首領パッチとところ天の助の融合形態、ボボパッチの助の武器であり頭部がくっついている形状も似ている。田中脊髄剣との違いは、田中ソードはRPGに出てきそうな西洋剣寄りの見た目で剣の先端に田中の頭部があるのが特徴。
本作に限らず人体の脊柱は創作において武器として扱われることが多く、ジャンプ系列では『NARUTO』の君麻呂、『ボーンコレクション』の迅内カザミなどが該当する。また、剣の見た目や意識を宿す点などで『ウルトラマンZ』に登場する武器ベリアロクを思い浮かべた読者の声も聞かれている。
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