田代島単語

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田代島とは、にゃんこたちのパラダイスである。

データ

人口	61人
面積	2.92 平方キロメートル
周囲	11.5 キロメートル
標高	96 メートル

データ引用元：田代島の紹介 - 石巻市
 https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10053500/0050/3639/3639.html

概要

田代島は日本の宮城県石巻市からフェリーで40分程にある離島である。NHK 人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルの島ではないかとも言われている。60人程の島民が暮らしており、漁業や観光業が主な産業となっている。
「猫の島」とも呼ばれ、100匹以上の野生の猫たちが島のいたるところで見かけられる。毎年国内外の猫好きな観光客が島の猫を目当てに田代島に訪れている。田代島には島の北部にある「大泊港(おおどまりこう)」と南部「仁斗田港(にとだこう)」の2種類の港があるが、仁斗田港の方が猫の出現率は高めである。

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田代島の猫は総じて人懐っこく堂々と道の真ん中で寝そべっていたりもする。車の方が道の猫を避けるように気を遣っているのだとか。

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猫が体調を崩す恐れがあるので絶対に餌をあげないよう注意すること。
餌を持参した場合は港にある「お預かりbox」に入れること。島の猫は島民が管理しているので「お預かりbox」に入れた方が適切に餌を与えてくれる。

田代島と猫の歴史

昔、田代島では養蚕が行われておりネズミから蚕を守るために猫が飼われており大切に扱われていた。
また漁の盛んな田代島では、島の漁師たちは猫の仕草で天候や漁の良し悪しなどを予測していたとも言われており猫は大漁を招く縁起のよい動物として大事にされていた。
こうした経緯もあって島民の猫に対する信仰が篤く猫神様として猫神社に祀られている。

2006年頃から田代島が「猫の島」としてマスコミに大きく取り上げられ、多数の愛猫家達が観光客として島に訪れるようになった。2008年には約3200人だった来島者が2010年にはその4倍近い約1万2300人までに増えた^[1]。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では田代島でも大きな被害が出たが、猫をきっかけに田代島を知った有志から3カ月で1億5000万円の支援金が寄せられた^[2]。大震災の直前に田代島の猫が一斉に山に逃げ出したのを見た人が自分も山に走って逃げ込み難を逃れたという噂もある。
こうして猫は田代島に福を呼ぶ招き猫として人々から広く愛されている。

とは言え、島民の中にも猫好きな人もいれば嫌いな人もいるので誰もが猫好きだと思わないように注意しよう。

観光スポット

猫神社

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田代島の中央にある猫を祀った神社である。所狭しと猫グッズやねこじゃらしが神社に並べられている。
その昔、漁師が網に設置する重しの石を採取していたところ石を崩してしまいその場にいた猫に当たって死んでしまった。その死に心を痛めた網元が死んだ猫を弔ったのがこの神社の由来であり、以後大漁が続き海難事故も無くなったと言われている。
この猫神社にも神主猫が常駐しており、参拝に来た客を暖かく迎えてくれる。

マンガアイランド

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里中満智子、ちばてつや、志賀公江、木村直己、御茶漬海苔といった漫画界の大御所がデザインに携わった猫型ロッジが5棟建ち並んだ観光客向けの宿泊施設が「マンガアイランド」である。芝生のテントサイトもあり、そこを借りてキャンプすることもできる。

アクセス

田代島に行くには石巻市の発着場から「網地島ライン」のフェリーに乗る必要がある。発着場は中央発着所と門脇発着所の2か所がある。
電車でJR石巻駅に来た場合は駅から徒歩15分のところに中央発着所があるのでそちらからフェリーに乗る。一応バスで行くこともできるが歩いた方が早いのでお勧めできない。
車で来た場合は門脇発着所に無料駐車場があるのでそちらがお得。しかしフェリーに車を乗せる場合は事前に予約が必要なので注意。

フェリーは一日に「石巻」→「田代島」の便が3本、「田代島」→「石巻」の便が3本しかないので必ず事前にフェリーの運航時間を確認しておこう。便を逃してしまうと最悪帰れなくなるので注意。