- プロ野球選手一覧 > 甲斐野央
甲斐野央(かいの ひろし、1996年11月16日-)とは、兵庫県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は埼玉西武ライオンズに所属。
概要
| 埼玉西武ライオンズ #34 | |
|---|---|
| 甲斐野央 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | 兵庫県西脇市 |
| 生年月日 | 1996年11月16日 |
| 身長 体重 |
187cm 90kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 右投右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2018年ドラフト1位 |
| 経歴 | |
| 国際大会 | |
| 代表チーム | |
| プレミア12 | 2019年 |
| プロ野球選手テンプレート | |
東洋大学付属姫路高等学校では硬式野球部に所属し、1年秋から三塁手としてベンチ入りする。野手も兼任しながら投手として登板を重ねた。甲子園出場はなし。阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズのスカウトの好評価を受けていたが、プロ志望届を提出せず、大学に進学した。
東洋大学では1年秋からリーグ戦に出場。2年時には直球の最速が150km/hに伸びる。3年秋から救援エースに定着し、東都リーグ連覇に貢献。5勝1敗、防御率2.02の活躍で最優秀投手とベストナインを受賞した。4年夏には日米大学野球、ハーレム国際野球大会の日本代表に選出された。
2018年のドラフト会議では、小園海斗の外れ1位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。背番号は20。
ソフトバンク時代
2019年は開幕を一軍で迎え、3月29日(開幕戦)の埼玉西武ライオンズ戦の延長10回表に一軍初登板。2イニングで5三振を奪い、11回裏にチームがサヨナラを決め初登板初勝利。2019年の新人勝利一番乗りとなった。
この好投で8回担当のセットアッパーに抜擢され、デビューから13試合連続無失点のNPB新記録を達成。記録が途切れた試合から3試合連続失点してからは便利屋起用になったが、6月に森唯斗が離脱すると代役でクローザーに抜擢して8セーブを挙げる。森の復帰後は7回担当のセットアッパーに回った。疲れからか9月後半に打ちこまれ、3点前後だった防御率が最終的に4.14まで悪化してしまったが、シーズンを通してフル回転。65試合に登板して2勝5敗8セーブ26ホールドを挙げた。
クライマックスシリーズでは、ファーストステージ第3戦とファイナルステージ第1戦で勝利投手となり、CSの両ステージで白星を挙げたのは新人初。日本シリーズでは4試合中3試合に登板、第4戦ではまさかのプロ初打席が回ってきて、送りバントが内野安打になりプロ初安打を挙げた。
日本シリーズ後、千賀滉大の辞退により第2回WBSCプレミア12の侍ジャパンに追加招集。オープニングラウンド初戦のベネズエラ戦とスーパーラウンド初戦のオーストラリア戦でビハインド・同点の8回を任されて勝ち星が転がり込み、メキシコ戦からは7回担当のセットアッパーとして山本由伸・山崎康晃と必勝リレーを形成。5試合5イニングを投げて2勝、無失点、被安打0という完璧な内容で優勝に貢献した。
2020年は、前年にレギュラーシーズン、ポストシーズン、侍ジャパンを合計すると78試合にも登板した影響か、キャンプ中に右肘痛で戦線離脱。右肘内側側副靱帯一部損傷と診断され、PRP療法を受けることになった。7月に一度二軍で実戦復帰したが、結局一軍・二軍を合わせて公式戦の登板はその1試合のみに終わり、オフに手術(右肘関節鏡視下関節形成術)を受けた。
2021年は5月に三軍で実戦復帰。二軍で13試合に登板した後、東京オリンピックによる中断期間のエキシビジョンマッチで2年ぶりに一軍復帰すると、後半戦からは閉幕まで中継ぎを務めた。22試合で2敗4ホールド1セーブ、防御率4.35だった。
2022年はオープン戦で制球難に陥り、開幕を二軍で迎える。6月29日には新型コロナウイルス陽性反応を受けて離脱。再昇格後は最後まで一軍に帯同した。27試合の登板で2勝3ホールド、防御率2.52だった。
2023年は開幕を二軍で迎えたが、5月13日に一軍に昇格して以降はシーズン終了まで一軍に帯同。46試合の登板で3勝1敗2セーブ8ホールド、防御率2.53だった。
西武時代
2024年1月11日に福岡ソフトバンクホークスに移籍した山川穂高の人的補償として埼玉西武ライオンズに移籍した。背番号は34。
2024年は開幕を一軍で迎えたが、4月24日に右肘の違和感で一軍登録を抹消され、8月24日に一軍に昇格した。19試合の登板で2敗11ホールド、防御率2.47だった。
2025年は夏場に初めてオールスターゲームに選出された。シーズンでは47試合に登板し、2勝3敗33ホールドだった。
プレースタイル
直球の最速は160km/h。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投げる。
成績
年度別投手成績
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ | ブ |
ホ | ル ド |
勝 率 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | ソフトバンク | 65 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 8 | 26 | .286 | 58.2 | 49 | 6 | 34 | 4 | 73 | 3 | 28 | 27 | 4.14 |
| 2021年 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | .000 | 20.2 | 16 | 3 | 10 | 2 | 25 | 1 | 10 | 10 | 4.35 | |
| 2022年 | 27 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 25.0 | 19 | 0 | 14 | 0 | 27 | 0 | 7 | 7 | 2.52 | |
| 2023年 | 46 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 8 | .750 | 42.2 | 33 | 2 | 13 | 2 | 39 | 0 | 12 | 12 | 2.53 | |
| 2024年 | 西武 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 11 | .000 | 18.1 | 15 | 2 | 10 | 1 | 15 | 0 | 7 | 6 | 2.95 |
| 2025年 | 47 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 33 | .400 | 43.2 | 34 | 3 | 18 | 3 | 36 | 2 | 13 | 12 | 2.47 | |
| NPB:6年 | 226 | 0 | 0 | 0 | 9 | 13 | 11 | 85 | .409 | 209.0 | 166 | 16 | 99 | 12 | 215 | 6 | 77 | 74 | 3.19 | |
国際大会での投手成績
| 年度 | 代表 | 大会 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 被本塁打 | 与四球 | 奪三振 | 暴投 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 日本 | プレミア12 | 5 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5.0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0.00 |
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