界王神とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、およびそれを原作としたアニメ作品などに登場する架空のキャラクターである。
あなたは・・・大概要様では?
いいえ・・・違いますよ。
界王神界と呼ばれる世界に暮らす者たち。
界王を統べる大界王のさらに上に位置する存在で、誰もがフリーザ程度の相手なら一撃で倒せるほどの実力を持つ(第一形態なのか最終形態なのかは不明)。世界の運命に関わる重大な事態にはあの世とこの世に干渉することもある。
約500万年前、東の界王神を除く4人はいずれもブウによって吸収、あるいは殺された。
西の界王神と北の界王神は原作では名前が挙がるのみで、劇中には登場しない。
破壊神(ドラゴンボール)と対の存在となっており、どちらかが消滅すると対の存在もまた消滅してしまうことが判明した。
また、属する天使(ドラゴンボール)も機能を停止してしまう。が、こちらは消滅はしない模様。
おやビルス様寝ている場合ではありませんよ?(魔人ブウ編を観ながら)
界王神に弟子入りすると回復能力を得ることが出来る。キビトが回復能力も持っているのはこの為なのか、自身の能力であるかは不明である。
(ここからコミックネタバレの為白字)未来のトランクス(ドラゴンボール)も弟子入りしている間この回復能力を得ていた。問題が解決後、弟子をやめたため回復能力は失われた。(少し勿体ない)
第7宇宙
シン(東の界王神) 声 - 三ツ矢雄二(『Z』、『改』)、太田真一郎(『GT』、『超』)
魔人ブウの魔の手から逃れられた唯一の界王神。
少年のような姿をしており、非常に真面目で控えめな性格。
界王神の中では最も若く非力だったとされている。
テレパシーなどの読心術や金縛り、物質出現能力などの不思議な力も使用できる。
作中においては、天下一武闘会にて登場し、悟空たちを魔人ブウとの戦いに引き込む。
ブウ復活後は悟飯をZソードによって強化するために、大界王さえも立ち入れない界王神界に引き連れ、
その結果として老界王神が復活し、悟飯がアルティメット化し大幅に強化することに成功する。
ただし、彼はZソードの正体も、老界王神の存在も知らなかったので、完全に予想外の展開であった。
後に、ポタラでキビトと合体し戦闘力が大幅にアップするが、魔人ブウに吸収されることを老界王神に危惧され戦線には立たず、悟空たちをサポートする役目に徹した。
同じポタラで悟空とベジータが合体したベジットとは異なり、性格も声も変わることはなかった。
合体後の名前はアニメのエンディングでは「キビト界王神」、ゲームでは「キビト神」と表記されている。
当初は物静かさと威厳のある描写があったが、回を追うごとに影を潜めていき、次第に安全策を取ろうとする描写や狼狽および驚愕する描写が多くなり、結果情けないキャラクターと成り果ててしまった。
とはいえ、実際弱いかといえばそうではなく、作中においては超2化した悟飯の動きを封じる程の金縛りの能力を持っていたり、悟飯に放たれ彼を瀕死たらしめたブウの気弾をボロボロの状態での気合砲で打ち消したりと、一定以上の実力がある描写はそこそこある。
また、彼が必要以上にビビっているのも、彼は戦闘力的な意味での気が測れないと思われる描写もあるので
(ブウ復活時、ブウの気が膨れ上がるのに悟飯はすぐ気づいて恐れ慄いているのに、彼は全く感じられていなかった)
そうなるとダーブラさえ従えるバビディ、そしてその手駒に対して慎重すぎるほど警戒しても当然と言える。
『GT』ではベビー戦で悟空を窮地から救出するが、誤って彼をスゴロク空間に落とす。
その後、ベビーの卵を浄化するために必要な超神水が天界の神殿にあることを知り、ベビーに寄生されたデンデとミスター・ポポに追い駆け回されながらも超神水を手に入れトランクスたちを浄化する。
大猿アレルギーらしく、大猿に近づくと蕁麻疹が出るとのこと。
また、超一星龍戦では「早く逃げましょう」と発言し、老界王神に叱られている。
『超』ではポルンガに頼み、キビトと分離している。
第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合を観戦にきており、悟空らと再会した。
キビトと合体して居た為か、修行したのかは定かではないが「カイカイ」を唱え瞬間移動を出来るようになっている。
彼も日々成長しているのである。
悟空の影響か、超が始まった頃はビルスに臆している様子もあったが勝利の喜びでビルスとハグをするなど関係も変わってきている様子。
相変わらず少々頼りないところはあるが厳格なところも見せており、破壊神、全王、ポタラという重要事項を知らなかった背景には、彼自身の問題というより引継ぎがいい加減だったことが想像される。
「シン」は天下一武道会に参加するために名乗った偽名で、界王神の「神」を取っただけ、と思われていたが、『超』宇宙サバイバル編で全ての界王神に本名が設定され、彼は「シン」がそのまま本名であったことが判明している。
キビト 声 - 青森伸
東の界王神に仕える側近。
「カイカイ」という呪文で世界間の瞬間移動や他者の回復や服を出現させる特殊能力を持つ。
当初、界王神界の者として高慢な態度をとり、超サイヤ人の力も信用しないなど下界の人間を軽蔑していた様子だった。
しかし、通常時の悟飯が振り回すことのできたゼットソードを持ち上げることはできず、徐々に彼らの驚異的な強さの前に驚く様子が目立つようになり、最終的には悟飯を「すばらしい救世主」と認めている。
バビディの宇宙船を突き止めた際にダーブラに殺されるが、ヤムチャらによる神龍への「今日死んだ者を生き返らせる」願いで蘇生。
ポタラの効能実演のために東の界王神と合体して一心同体となった。
『超』ではポルンガに頼み、東の界王神と分離している。
第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合を観戦にきており、悟空らと再会した。
名前の由来は付き人から。
15代前の界王神 声 - 野本礼三(『Z』、『GT』)、田中亮一(『改』、『超』)
現代の界王神の祖先。現在は「老界王神」で通っていることが多い。
「大界王神」、「ご先祖様」、「ただのクソジジイ」とも呼ばれることがある。
かなりのスケベで、神眼によって女性の着替えや入浴を覗けると公言したり、年増の女のホッカホカのエッチな生写真に反応するほど。
かつては美青年だったと自称しているが、ポタラで魔法使いの老婆と合体をし、老人の姿になり様々な能力も身に付ける。
しかし、約7500万年前に1000年に一度の調整会議で言い争いになった事が原因で破壊神ビルスによりゼットソードに封印された。
ゼットソードを振るえるようになった悟飯が、東の界王神曰く「宇宙一硬い金属」というカッチン鋼を試し斬りして折ったため封印から解放される。
解放された直後は、やたらのんびりした口調(例:「あのよ~」)だったが、いつの間にか普通に喋れるようになっていた。
自身の術により、長い時間をかけて悟飯の潜在能力を限界以上に引き出した。
なお、アニメにおけるこの際の奇妙な掛け声は声優の野本がアドリブで演じたもの。
また、悟飯がピンチになった際に悟空を生き返らせるため自らの命を悟空へ渡して死亡したが、元々界王神界にいたため、その場で頭上に輪が付いた状態で肉体ごと復活。
これに少し笑った読者も多いはず。
その後、ポルンガへの願いで地球の人々とともに生き返り輪が消えた。
東の界王神とは違い、かなりの知識人でサイヤ人やドラゴンボールの秘密を知っていた。
ただし、ドラゴンボールについては「自然の摂理を無視した、いわば反則技みたいなもの。真面目なナメック星人だけに許されたもの」と語っており、あまり好意的に捉えてはいない。
しかし、魔人ブウ編ではデンデの「正しいことに使って何が悪いのですか!!」という言葉を受け入れ使用を承諾した。
封印されている最中も年齢は加齢されていたようで、封印を解かれた時点で残る寿命は1000年程度にまでなっていた。
『GT』では、悟空の生えかけの尾っぽを引っ張り出し潜在能力を引き出す方法を考え、ドラゴンボールのマイナスエネルギーの存在も知っていた。
魔人ブウ編でドラゴンボールの使用を躊躇ったのは、マイナスエネルギーが大幅に増加してしまうのを恐れたためとされている。
大界王神 声 - 辻村真人
東西南北4人の界王神の頂点に立つ存在。
東の界王神曰く「太っているが温和な性格」。
魔人ブウに殺されそうになった東の界王神を助けてブウ(南の界王神吸収)に戦いを挑む。
アニメでは相手に光を当てて分解し爆破する能力を使っていた。
だが、ブウを倒せずに吸収される。
その結果、ブウはブウ(無邪気)に変化し、制御しやすい性格となった。
南の界王神 声 - 曽我部和恭
5人の界王神の中で1番強い。
アニメでは、ブウ(純粋)の左腕を引きちぎるが、腕を再生され千切った腕から吸収される。
彼を吸収したブウは筋肉質な体型に変化し、ブウ(悪)がブウ(純粋)に変化する際にもその姿を経由した。
西の界王神(原作では名前のみ登場) 声 - 鶴ひろみ
『Z』第277話に登場。
女性のような容姿をしている。
魔人ブウ(純粋)と闘い敗死する。
北の界王神(原作では名前のみ登場) 声 - 堀之紀
『Z』第277話に登場。
小太りで初老の容姿をしている。
剣を持ってブウ(純粋)と闘うも、敗死する。
他の宇宙の界王神
第1宇宙
アナト 声 - 織田優成
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第1宇宙の界王神。桃色の肌をしている。
力の大会の出場を免除してもらえたため、余裕の表情を浮かべる。
穏やかな笑みを浮かべる。
第2宇宙
ペル 声 - 塩屋浩三
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第2宇宙の界王神。
力の大会には否定的ではなく、面白いとしていた。
第3宇宙
エア 声 - 成瀬誠
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第3宇宙の界王神。メガネをかけている。
孫悟空については、何故全王と大神官の前で不遜な態度をとるのかと不快感を露わにしていた。
第11宇宙のカイが招集した際、第2宇宙のペルに知的レベルを自慢し、言い争う。
第4宇宙
クル 声 - 西村知道
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第4宇宙の界王神。
神としての意識が高い。
第5宇宙
オグマ 声 - 浦和めぐみ
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第5宇宙の界王神。女性。
力の大会の出場を免除してもらえ、人間レベルが高いことに安心していた。
第6宇宙
フワ 声 - 増谷康紀
『超』に登場。第6宇宙の界王神。
黄緑色の肌で太っている。
第7宇宙の東の界王神らが人間と仲良くしていることに驚いていた。
力の大会ではメンバー集めを破壊神シャンパに一任する一方で、カリフラとケールにポタラを渡していた。
熱くなると裏の顔が出る。
第8宇宙
イル 声 - 森田成一
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第8宇宙の界王神。
計画を立てることを好む。
第9宇宙
ロウ 声 - 増谷康紀
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第9宇宙の界王神。
破壊神シドラに対しても態度がでかい珍しい界王神で、他の宇宙を見下している。
しかしフリーザが第9宇宙に寝返ろうとしていることを知った時はうろたえ、「守るべきものがあるだろう」と問いていて、シドラがフリーザ参入に賛成していた中で猛反対していた。
第10宇宙
ザマス 声 - 三木眞一郎
『超』に登場。第10宇宙の界王神見習い。
(※正確には「界王」ではあるが便宜上こちらに記載する。)
詳細はザマスを参照。
ゴワス 声 - 後藤哲夫
『超』に登場。第10宇宙の現在の界王神。ザマスの師にもあたる。
詳細はゴワスを参照。
第11宇宙
カイ 声 - 村田太志
『超』に登場。第11宇宙の界王神。
モヒカンをオールバックにした少年の容姿をしている。
第7宇宙以外の界王神を招集し、8つの宇宙を生き残らせるために動くが、全員に反対される。しかし第11宇宙の戦士が強いと自信を深める。
第12宇宙
アグ 声 - 高戸靖広
『超』の宇宙サバイバル編に登場。第11宇宙の界王神。徳の高いことを言う。
ではキビト、お前は右の関連動画を再生しなさい。
私は左の動画を・・・。
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関連項目
- ドラゴンボール関連項目一覧
- 孫悟飯
- 孫悟空 / ベジータ
- 魔人ブウ / バビディ
- フリーザ
- 破壊神ビルス / ウイス
- 破壊神(ドラゴンボール)
- 天使(ドラゴンボール)
- カリフラ / ケール
- 界王
- ポタラ
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