界とは、以下のことを表す。
- 界 - 生物分類のカテゴリの一つ。ラテン語regnumの訳
- 界 - 仏教用語。サンスクリットdhātuの訳。要素、領域といった意味
- 界 - 物理学の用語の場(field)の、工学での呼び方
- 界 - 年代層序学の年代のカテゴリの一つ。
- 界 - ある領域、世界、分野のことをいう接尾辞
漢字として
- 意味
- さかい、辺境、範囲、隔てる、領域、領域の場所、という意味がある。〔説文解字・巻十三〕には「境なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は介。介に区切る意味がある。
- 音訓
- 音読みはカイ(漢音、呉音)、訓読みは、さかい。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 界画・界紙・界尺・界線・界標・界面・界雷・界隈
異体字
畍
- Unicode
- U+754D
- JIS X 0213
- 1-65-24
- 部首
- 田部
- 画数
- 9画
- 畍は、界の異構で〔説文(大徐本)〕や〔集韻〕での本字。JIS X 0213第二水準。一方〔説文小徐本〕の本字は界。
- 堺は〔集韻〕にある俗字。日本では地名に用いる。→堺
- 𠷟は〔集韻〕にある異体字。
- 𨺬は〔集韻〕にある異体字。
- 𠇎は〔集韻〕にある𨺬の異体字。
- 𢌯は〔集韻〕にある異体字。
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