留萌本線単語

ルモイホンセン
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留萌本線(るもいほんせん)とは、北海道の深から留萌留萌駅までを結ぶ北海道旅客鉄道JR北海道)の鉄道路線である。

後述の通り、2026年3月で全線が止となる予定である。

概要

留萌本線
基本情報
運行事業者 北海道旅客鉄道
総路線距離 14.4km
5
軌間 1067mm
最高速 95km/h

留萌本線とは、その名の通り留萌地方と他の地方を結ぶために作られた鉄道路線である。
1997年まではの字が旧字体の「」で表記されていた。

1910年に深-留間が開業したのが始まりで、1921年に増毛まで延伸され現在の形となった。

札幌留萌間を最短距離で行こうとするなら、日本海沿を通れば最短だが、この沿ただものではなく、沿の崖の区間が長かったり、複雑に入り組んでいたりとしている。よって鉄道建設当時の技術ではとてもじゃないが最短区間では鉄道を引くことはできなかった(ちなみに、日本海沿経由で直接留萌札幌を行き来できる道路ができあがったのは1980年代に入ってからである)。
だが、留萌港でとれる豊富な産物を素く輸送するにはやはり鉄道が必要。だが、当時の技術でも山の中にトンネルを作ることは可だ。そこで建設されたのがこの留萌本線である。
そのため、この留萌本線は札幌産物を輸送するために建設されたのに、留萌~深間を結んでいる。
そして、日本海沿でも較的地が多い留萌~増毛間に路線を延伸し留萌本線は完成した。

留萌本線と名乗っているが、現在支線は存在しない。かつては羽線という支線が存在したのだが、この支線ただものではなかった。留萌本線の66.8km(当時)という長さに対し、羽線は留萌駅から宗谷本線まで141.1kmもあり、とても支線とは思えない規模であった。
その後留萌本線は利用者減により段階的に路線が縮小し、2023年3月の部分止により総路線距離が14.4kmとJR北海道JRグループ本線の中では一番短い路線となった(それ以前は日高本線の30.5kmに次ぐ2番に短い路線だった)。

留萌本線には特急快速などのいわゆる優等列車は設定されていない。それどころか、普通列車は全てワンマン列車となっている。なお普通列車各駅停車は違うため、当然普通列車しか運行されてなくても止まらないはある。ダイヤをよく確認したうえで乗していただきたい。
なお、臨時列車としてゴールデンウィーク近辺には「増毛ノロッコ号」というトロッコ列車が運行されていた。かつては「SLすずらん号」という蒸気機関車が運行されていたが、現在は運行されていない。

2015年6月27日留萌~増毛間が2018年度までの止が検討されていることが報道された。その後、2016年にもする方針で検討していることが報道され、2015年8月10日JR北海道から2016年度の留萌本線部分止のプレスリリース表された(詳細exit)。2016年4月28日JR北海道は"2017年4月29日止"予定とする届出を国土交通省に申請することで、止が確定。その後同省北海道運輸局によるヒアリングの結果を受けて、廃止日の繰り上げが認められたexitことから、2016年12月5日を以て留萌~増毛間が止となった。

しかし同じように末端区間が止された札沼線と違い、残された区間が安泰というわけでもない。札沼線の存続区間は北海道随一の大都市である札幌に通じているが、こちらは旭川にすら乗り入れていないのである。留萌に関しては留萌本線を使うより高速バスに乗った方が札幌までく着く。そんな留萌本線存続区間も2018年6月17日JR北海道から2020年度を処に全線止の方針である事が表明された。
存続区間については恵留萌駅間は止が確定的となったが、残る深〜恵間は深沼田町が反対していることもあり方針が決まっていなかった。なおJR北海道止方針を示した他の路線は2022年までに止済みまたは止で合意したと言う状況であり、方針が決まっていないのは留萌本線だけであった。

だが結局現実は厳しく、石狩沼田留萌駅間は2023年3月とし、深石狩沼田間は3年程度JRが運行した上で、最終的に全線バス転換する方針2022年7月17日報道された。そして8月30日JR北海道と沿線自治体石狩沼田留萌駅間は報道の通り2023年3月止、石狩沼田間は2026年3月することで合意した。
これにより、留萌本線は開業から115年で全区間が止されることになる。

これに伴い、2022年9月9日に、石狩沼田留萌駅間の鉄道事業止届出書(止日:2023年9月30日)が提出された。なお、11月11日に意見聴取を北海道運輸局催で行い、止を繰り上げしたい旨の陳述を行い、12月1日に認めらたため、12月9日に繰上げ申請を行ったため、2023年4月1日付での止(最終運行日は前日の3月31日)になった。部分止後は深構内を除き全区間1閉塞となる。

現在使用中の車両

駅一覧

すべての列車普通列車。ただし、深石狩沼田のうち全列車が止まるは両端の深石狩沼田のみで、その他のは一部列車が通過することがある。

読み 接続路線・備考 所在
ふかがわ JR北海道函館本線に接続。
かつてはJR北海道深名線と接続していた(1995年止)。
北一已駅 きたいちやん 有数の難読駅名
秩父 ちっぷべつ 2007年高校生列車に乗れずホームに置き去りにされる事件が発生し、全放送のワイドショーでこのが取り上げられる。
秩父別町
秩父 きたちっぷべつ 民営化の時に仮乗降場から昇格。
一日に上り4本、下り2本しか停しない。
石狩沼田 いしかりぬまた かつては国鉄札沼線(現:JR北海道札沼線)と接続していた(1972年止)。
沼田
以下、2023年4月1日
布駅 まっぷ 民営化の時に仮乗降場から昇格。
一日に上り6本、下り5本しか停しない。
えびしま を訪れると「明日」と書かれた駅名標が掲げられているが、連続テレビ小説すずらん」のロケ地跡のセットである。本物の舎はそのセットの横にある倉庫みたいなもの。
かつては留鉄道が接続していた(1971年止)。
とうげした いわゆる秘境駅。交換可のため、周りに民家が一軒しかなくとも全ての列車がこので止まる。 留萌
ほろぬか 映画ロケ地となったことがある。
藤山 ふじやま
大和田駅 おおわだ
留萌駅 るもい 留萌本線の運行ダイヤの起点。映画ロケ地となったことがある。かつては国鉄:羽線、天塩炭砿鉄道が接続していた。
(羽線は1987年天塩炭砿鉄道1967年止、留萌-増毛間は2016年12月5日止)
以下、2016年12月5日
瀬越 せごし 国鉄時に仮乗降場から臨時駅へ昇格する。その後、民営化の際にへ昇格。
礼受 れうけ
あふん 民営化の時に仮乗降場から昇格。 増毛
増毛町
信砂 のぶしゃ 民営化の時に仮乗降場から昇格。
しゃぐま
朱文別 しゅもんべつ 民営化の時に仮乗降場から昇格。ホームの長さは約1両分しかない。
はしべつ 民営化の時に仮乗降場から昇格。ホームの長さは約1両分しかない。
増毛駅 ましけ 映画ロケ地となったことがある。

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1 ななしのよっしん
2013/08/20(火) 19:20:14 ID: au1RuJEtqx
JRで一番の赤字鉄道
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2 大容量ゴミ袋という名のななし
2016/12/06(火) 19:24:44 ID: njn2+myCEJ
留萌増毛間止されちゃいましたねー
日本一短い本線を名乗る路線らしい)
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3 ななしのよっしん
2022/08/31(水) 08:23:31 ID: AUsX9Ozv0B
残る区間もついに止確定したのでこれで終わりってことね
まあ実態が合ってなかったししゃあないね
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4 ななしのよっしん
2023/06/05(月) 19:25:19 ID: 5uzK1WJjO/
最終日に乗ったけど、恵から下はかつて夕張鉄道にもあったオメガカーブの線形だったことを初めて知った
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