『異種族レビュアーズ』とは、原作:天原氏、作画:masha氏による漫画作品である。ニコニコ漫画「ドラドラしゃーぷ#」にて不定期連載中。
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概要
pixivにてファンタジー世界の性風俗やサキュバスの生態などを(若干メタギャグ的に)扱った漫画作品を継続的に発表している「天原」氏の作品『異種風俗クロスレビュー』を、非R-18作品として再構成した作品である。
人間、エルフ、妖精、獣人などさまざまな種族が共存して暮らすとある異世界。人間族の冒険者スタンクは色街巡りを趣味としていたが、"サキュ嬢"の趣味について冒険仲間であるエルフのゼルと意見が衝突する。感性や選択基準など議論は平行線を辿り、ついには他の冒険者仲間まで巻き込んでクロスレビューで決着を付けることになるが、このレビューが宿酒場の人気記事になり……
上記の通り原作は『異種風俗クロスレビュー』であり、表現こそ緩和されているが扱っている題材はモロに性風俗のままである。しかしながら配信そのものは一般作品枠であり、性風俗を扱った作品でありながら性風俗関連のキーワードは作中にはほぼ登場しない。作品発表当初、天原氏は「何故こんな作品を描かせようと思ったんだ」と自作宣伝マンガ内でセルフ突っ込みを入れていた。
なお、実際には(『貞操逆転世界』などの明らかに世界観が違う作品を除いた)天原作品のスターシステムになっており、『異種風俗クロスレビュー』の他にも天原作品のネタがいろいろと登場する(例えば第1話の元ネタは『色街旅館のエルフ』という単発作品)。
単行本はドラゴンコミックスエイジレーベル、2024年6月時点で既刊10巻。また、小説版『えくすたしー・でいず』『まりおねっと・くらいしす』が刊行中(葉原鉄・作、W18・挿絵)。こちらはエロ描写もしっかり行われている。
アンソロジーも『ダークネス』の2巻が発行済み。「モンスター娘のいる日常」作者のオカヤド氏をはじめ、この手の種族のこの手の作品が好きな人なら耳にしたことがありそうな作者が勢揃いしている豪華執筆陣となっている。
なお、海外でも『Interspecies Reviewers』として刊行されている。えぇ…
アニメ化
作品内容から映像を伴うメディアミックスについてはほぼ不可能と考えられていたが、2019年6月、まさかのアニメ化が発表され、2020年冬クールで放映された。
アニメ化発表の際には喜びよりむしろ困惑を隠せない声が広がり、性風俗を描いた本作がどのように受け入れられるのか注目の的となった。
アニメ化に際して、原作中で殆ど描いていなかった行為の描写もガッツリ入るようになった。もちろん肝心の部分はエフェクトやキープアウト線、音声のピー音で隠されているのだが、テーマがテーマであるため毎回のように規制が入り、挙句の果てには「音声だけでお楽しみください」とだけ表示されて画像すら表示されなくなる。また、配信版のみ隠しが少ない「裏オプver」が1週間遅れで配信されるほか、AT-Xのみ「無修正ver」が放映されている。
最終的には北米での通常版配信停止や「編成上の都合」によってTOKYO MXやサンテレビでの放映中止を受けるなど、波紋起こしまくりの問題作として注目された。
一時は地上波での放映が京都テレビ1局になり、視聴者から存続を危ぶまれる事態にまで陥ったが、今度は岐阜放送、びわ湖放送、奈良テレビで放送が開始され、トータルで放送局が増える事態に視聴者は更に困惑。最終的には全12話を放映し終わり、視聴者からは「おめでとう」と称賛されるのであった。…何かがおかしい。
ネット流行語100_2020
このアニメ化により「異種族レビュアーズ」は爆発的人気となり、国内外のアニメファンの間で話題となった。現在でも「スケベが大好きー!」とSNSでは異種族のサキュ嬢を論評するレビュアーが後を絶たず、またアニメの話題も絶えない。
またアニメ化の相乗効果で原作コミックもさらに大人気となり、ニコニコ静画では常にコメント数が2,000を超える大人気作品へと押し上げた。こちらも本記事の掲示板やSNSでもコミックの最新話についてよく話題になっている。
このように2020年は「異種族レビュアーズ」がファンたちの話題を席巻したことから2020年11月26日にネット流行語100_2020のノミネート100単語に選ばれた。
そして12月15日の表彰式で発表されたランキングでは見事44位にランクインした。
主な登場人物
レビュアー達
スタンク
本作の主人公1。人間族、男性で見た目からしてガタイの良いおっさん。色街巡りを趣味とする冒険者。
人間族はマナを感じ取ることが出来ないため、完全に容姿だけで嬢を選ぶ傾向がある。性欲を満たすためには危険も顧みないバカであるが、一方で冒険者としての腕は悪くなく、作中では大型モンスターを一撃必殺する雄姿も見せている。…というかどうやら英雄クラスでめちゃくちゃ強いらしく、後述のゼル・カンチャルと3人で世界崩壊の危機を救っているほどである。彼らが(勘違いで)教会から命を狙われた時には半神の勇者と教会軍大将軍という世界最高峰の戦力がやってきたほど(そして食酒亭の面々がビビってる中スタンクはフランクに勇者達に話しかけていた)。「異種風俗クロスレビュー」では顔が描かれていなかった。なお「異種風俗クロスレビュー」の設定通りであれば29歳である。
ゼル
本作の主人公2。エルフ族、男性。見た目こそ若い青年だが年齢は200歳くらい。スタンクと並ぶメインレビュアーの一人。
スタンクとは対照的に相手が持つマナの状態を重視する傾向があり、このためか人間族の中高年のサキュ嬢をよく選ぶ(曰く「内包している生命力が芳醇」)。戦闘では弓使い+魔法によるサポートの模様。
エルフ族であるためか意外と博識であり、魔術などに対する造詣も深い。もっとも、スタンクともども、(マナ基準もあるが)可愛い子であればなおよしな積極性は同じ。巨乳好きでもある(作中の男性は大体そうだが)。
クリムヴェール
本作の主人公3。通称クリム。天使族であるが、天使の輪が欠けてしまっており、天界に帰るなど本来の能力を出せなくなっている。
モンスターに襲われていた所をスタンクとゼルに助けられ、「天界にあるエロい店に連れて行ってもらう」ことを条件に身元を引き受けてもらっている。現在はスタンク達の紹介により、「食酒亭」で働かせて貰っている。
当初は天使らしく「そういうのは好きな人と…」などと渋っていたものの、一度ヤってしまった後は若干躊躇しつつも店巡りについていくようになった。そして話をすすめるうちにすっかりサキュ嬢遊びにハマってしまい店の仕事を放り出してスタンクたちについていったり1人で店に行ったりするなどかなり穢れてしまっている。(なお店の仕事はいつでも放り出せる冒険者用の契約なので問題ない…らしい)
中性的な容姿に素直な性格と、天使族故かのハイスペックな身体(ナニがについては、お察し下さい)のギャップが人気のレビュアーでクリムがいないと売上が下がるらしい。なお、正確には「両性具有」。要するに性別的にも中性(両性)であるが、そのことを明かす前にスタンク達が性風俗店の話をし始めたため、身の危険を感じて言い出せなくなっている(最もスタンク達は「レディ相手にとんでもないことを言ってしまったか」と心配していた)。
受け気質であり積極的な女性にリードされるのを好む。そのためか「ケモノ」系の嬢がお相手のパターンが多い。また中性であるため男性との行為も興味がある模様。
カンチャル
ハーフリング族、男性。準レギュラー的に3~4枠レビュアーに入る。
ハーフリング(いわゆる「ホビット」)であるため、やや丸っこく小柄で少年のような容貌だが、中身はしっかり成人男性。ただし見た目通りアレは小さい。
種族の特性として非常に器用で、普段はシーフとして身を立てる。その才覚はエロ方面にも存分に発揮され、サキュバス嬢をドSに攻め立てるなど「反応の良い相手」を好む(逆にほとんど反応がなかったり、小さいからと相手に好き放題されるのは苦手)。ゴーレム店ではリクエスト通りの人物の容姿をほぼ完ぺきなレベルで再現してメイドリーに半殺しに遭い見せた。職人気質にクオリティの高いエロを求めるため、相手のサキュ嬢にも高いレベルを求める気質がありレビューでは辛口評価なことが多い。嬢の演技が下手くそだったりすると怒って演技指導を行ったりするのでニコニコではすっかり「監督」の愛称が定着している。また職業柄か種族柄か機転も効き、輸送隊ギルドとの契約などレビューの効率化やフォロワーからの収益化を成し遂げた。
小柄で頭脳と工作担当…に見えるが、スタンク達とつるんでるだけあってカンチャルもめちゃくちゃ強く、自身の何倍もあるドラゴンを双剣で両断するシーンがある。
ブルーズ
獣人族(犬系)、男性。カンチャルと同様、準レギュラー的に3~4枠レビュアーに入る。
大柄で強面だが、本作の画風もあってどこか愛嬌のある容姿をしている。一人称はワシ。犬系だけに嗅覚が鋭敏で水気にも弱いため、サキュバス店では難儀させられることも多い。スタンクらと同様、冒険者としての腕はかなり高いらしく、原作33話では「犬獣人でありながらライオン獣人並みの戦闘力と精力」と評されている。ちなみに一番にお気に入りのサキュ嬢は白熊獣人のアイス(CV:榎吉麻弥)である。
サムターン
ゼルと同程度の若干小柄な悪魔族。アニメでは第2話で登場。[1]原作では青肌との描写があるが(第3話・小説第2巻4話など)、アニメでは人間やエルフとほぼ同じ肌の色をしている。
ナルガミ
初登場は原作2話・アニメ1話の有翼人回。この時は残念ながら種族としてNGとのことで入店できなかった。後に産卵ショー(第14話、アニメ第7話)、猛禽類店(小説2巻第2話)では前向きな意味でも後ろ向きな意味でもスタンクたちを引っ張って来店することになる。
デリベル公爵
ヴァンパイア、男性。原作18話、アニメ9話で一度だけレビュアーに入った。
スタンクたちのいる街から往復1週間ほどかかる郊外に城を建てて住んでいる。十年単位で眠りについており、数十年に一度、自分の眠る棺桶の新調と新しい美術品のコレクション補充をゼルにやってもらっている。数多くのアンデッドたちを保護しており、戯れにサキュバス店として営業しているものの、実態は開店休業である。スタンクたちがレビューを書くにあたって、自らは眷属のヴァンパイア、ソーフ(CV:榎吉麻弥)を抱いてレビューに参加していた。…が、彼女含む店のヴァンパイア達は公爵に忠誠を誓っており客の相手はしないためただの愛人自慢であった。
その他、妖精、アシュラなど3~4枠には様々なメンバーがレビューに参加している。
「食酒亭」関係者達
メイドリー
有翼人、女性。スタンク達が拠点としている宿酒場「食酒亭」のウェイトレス。
掲示板の管理もしており、掲示板の人気記事(性風俗店のレビュー)の作者であるスタンク達との交流も多い。メイド服姿でも気にせず飛んで給仕作業をしていて胸も大きく可愛いのでスタンク達にちょいちょい狙われているが、性におおらかなこの世界な中では常識人で身が固く、セクハラや下ネタトークには鉄拳制裁をお見舞いしている。
諸事情により読者もしくは視聴者の皆さんにお見せできない場面があった場合、彼女のサービスシーンが差し替えで流れる場合がある。アニメオリジナルと思われがちだが、原作漫画から使われている。
ツタ
アルラウネ、女性。スタンク達が拠点としている宿酒場「食酒亭」の店主(女将)。アニメだと「おかみ(ツタ)」表記もある。
初登場は原作8話、アニメ4話。調理担当のため表に出てくる姿は稀。クリムのサキュバス店巡りには寛容だが、欠勤すればその分給料を引いたり[2]レビュアーズたちの輸送隊ギルドがランクアップしていくのを知ると輸送費節約のためにむしろサキュ店回りを後押したり、など店主らしく財務面はシビア。なお、養分は店の周りの土から"吸っている"そうなので、店の回りには怪しい物を埋めないように。
第38話にてなんと、ゼルがスタンクの前に組んでいた相棒と食酒亭先代のおかみとのあいだに生まれた娘ということが判明した。
レギュラーモブA・B・C・DT
CV:石谷春貴(A)、山本祥太(B)、小林大紀(C)、興津和幸(DT)
「食酒亭」の常連客たち。スタンクらのレビューの愛読者でもある赤髪の鬼(A)、髭のドワーフ(B)、狐獣人(C)、リザードマン(DT)の男性。食酒亭はいわゆる冒険者の酒場のためレビュアーズ以外にも多数の来客者がいるが、半固定の彼らたちの存在はアニメオリジナル。詳細はレギュラーモブDTの記事へ。
サキュ嬢達
エルマ
エルフ、女性。原作1話、アニメ1話に登場。スタンク行きつけのサキュバス店「エルフのおやど」のサキュバス嬢。
見た目はエルフらしい整った顔にグラビアアイドル顔負けのプロモーションな上、紐水着のまま店外にも出るサービスのいいサキュ嬢。しかし500歳前後の(この作品では)かなり高齢のエルフである。実年齢よりも見た目を重視するスタンクを上客にしている…が、他のレビュアーからは「マナが腐ってる」「腐葉土のような臭い」などと言われ評判が悪い。
なお、本作品のエルフは、人間以外の種族ではマナや嗅覚から年相応に見られるものの人間はそれが分からないので何歳でも需要がある、という状態。そのため、他種族からは「おばさんエルフの需要を増やすのやめて」と言われる一方、彼女よりもさらに上、御年659歳この道300年のローナ(CV: 田中貴子)という存在もいる。
ニコニコ静画およびアニメ第7話での人気投票では885票で2位を獲得。これは投票者が必然的に人間ばかりだからの結果であり、本人も「やっぱり人間って大好き!!」とコメントしている。
彼女がアリかナシかレビューで白黒つけようというのが事の始まりであるため、ある意味ではこの漫画の影の立役者かもしれない。
ミツエ
年齢は50歳くらい。人間の感覚からすればサキュバス店の嬢としては主流とは言えない年齢な上、最近の日本では50歳だとあまり見ないような顔(80歳レベル)でスタイルも悪い(一応胸は大きい)。しかし「マナ」「芳醇な生命力」を重視するゼルにとっては魅力的に映るようだ。また獣人のブルーズからは「オークとしてみれば可愛い方で柔らかさは段違い」と評されている 褒められているのだろうがひどい言い草である。なお、人間種のスタンクいわく『芸歴長いからうまいし、出るには出る』。
本人としては、いい女とは年齢関係なく常に枯れず花びら満開(前述でいえば生命力イキイキ)とのこと。アニメでは1話Cパート、2話Bパート冒頭など、出番とゼルとの絡みが増えている(満開だから濃厚だけど)。サービスシーンも多いが視聴者は人間種族なので…お察しください。原則奇数回のCパートコーナー「ミツエの部屋」では自分より高齢のサキュ嬢を相手にレクチャーやアドバイスをするなど、サキュ嬢仲間からも一目置かれている様子。
彼女がアリかナシかレビューで白黒つけようというのが事の始まりであるため、ある意味ではエルマと並んでこの漫画の影の立役者かもしれない。原作の出番は1話のみだったが、第38話で久しぶりに登場した。
みー
獣人(猫系)、女性。ネコ娘専門店「ニャンニャン天国」所属のサキュバス嬢。
原作第3話・アニメ第1話で登場。スタンクたちに助けられ、そのままサキュバス店に連れてこられたクリムヴェールを相手した嬢。彼女によってクリムはめでたく"ありとあらゆること"をやり、サキュ店通いの世界へ踏み出すこととなる。
なお、クリムが卒業したのは両方である。詳細は小説第1巻を読んでみよう。
ニコニコ静画およびアニメ第7話での人気投票では585票で3位を獲得した。ただ人気投票発表時に若干性格が悪いことが判明した
オクパ
原作2話・アニメ1話で登場。タコの吸盤で吸い付かれまくるプレイを楽しめるが、結構好みが分かれるところ。特に相手に好きにされるのが嫌いなカンチャルには不評だった。
エルドリー
有翼人、女性。スタンクたちのいる街から往復2週間ほどかかる場所のサキュバス店に所属のサキュバス嬢。
原作2話・アニメ1話で登場。有翼人は首筋の後ろが性感帯で、そこを刺激すると「チュピッ」という鳴き声をあげる。(つまり、メイドリーちゃんもおなじ場所が性感帯で…おや、誰か来たようだ)
スタンクたちからは高評価を受けたが、サキュ嬢としてはやや受け身な動きなどが問題でまだまだ修行中。
アロエ
妖精、女性。フェアリー専門のサキュバス店「花蜜」の店長かつ受付嬢。
刺青、ピアス、ボロボロの羽、クマだらけの澱んだ瞳、喫煙パイプとかなりスレた外見の持ち主。フェアリーという種族のサイズ上、初回登録時に彼女にモノのサイズ測定をされることとなる。完全に1話限りのゲスト…なのだが、単行本1巻発売記念にニコニコ静画上で人気投票が行われた際、受付にもかかわらず1422票で1位を獲得した。この展開はアニメ第7話Cパートでも紹介されている。その後は姫はじめのエピソードで再登場し、レビューのおかげで客が増えたことのお礼に紹介制の夢魔店を斡旋している。
ギニー
ミノタウロス(乳牛系)、女性。乳牛系ミノタウロス専門サキュバス店「乳牛牧場」所属のサキュバス嬢。
原作5話、アニメ2話で登場。まさに男ならガン見必至の爆乳娘。スタンク曰く「男は乳の重力に逆らえないのだ」。乳飲みプレイが楽しめるが、乳も身体も意外に筋肉質で硬め。「ぱふぱふ」的楽しみを期待すると肩透かしを食うことに。
エルザ
獣人(ハイエナ系)、女性。性転換の宿屋でクリムヴェールが指名したサキュバス嬢。
原作6話と27話(厳密には本人でない)、アニメ3話と9話(アニメオリジナル場面)、12話で登場。一人称はオレで高身長でイケメンワイルドなハイエナ娘。[3]男性的な部分が強いこと、実質初めて自分で選んだ嬢であることからクリムのお気に入りとなるも、巡りあわせが悪く再度の邂逅は実現していない(夢魔店の仮想現実ならアリ)。なお、ネタバレに付き詳細は伏せるが、彼女もまたハイエナの身体的特徴をしっかり所持している。どういうものかはニコニコ大百科やwikipediaなどでハイエナを検索してみよう。
ピルティア
ハーフリング、女性。性転換の宿屋でカンチャルが指名したサキュバス嬢。
原作6話、アニメ3話と9話(アニメオリジナル場面)で登場。小型種ゆえのちっこくて可愛い容姿を活かし、ロリ趣味系の客を主に取る。性格は意外にSな面があり、カンチャルをイジって楽しんでいた。そんな彼女もサキュバスムービーではエルザのおっぱいのついたイケメンぶりにメロメロにされていた。
データー
獣魔(悪魔系のケモノ娘、豹系)、女性。低級淫魔店「淫魔の狂喜乱舞」の受付。
原作9話、アニメ4話、11話で登場。低級淫魔の詰め合わせである同店で、「入ったら終わるまで出られない」「死んでも当店は責任を持たない」などの説明を行い、客に誓約書を書かせる役目。アニメでは、スタンクが「あんたともヤれるのか?」と目をつけていたが、彼女は「淫魔たちを全員満足させられれば相手しないこともない」と挑発して返していた。かくしてスタンクたちは半死半生の目に合うことになった。
だが、そんな彼女も下記のインキュバスの前には敵わず、性的に完全敗北して足腰立てなくされてしまった。
ティアプレート
サラマンダー、女性。火山地帯のサキュバス店「女体焼肉 火竜」のサキュバス嬢。
原作8話、アニメ4話で登場。彼女を鉄板代わりにした焼肉の女体盛りコースを食べた後、アフターで彼女を抱いて楽しめる。ただし、火属性の耐性がなければ当然焼け死ぬため、クリムのような特殊能力者でないとムリ。しかも、焼肉の匂いとタレが全身についちゃってたりする…。
また彼女の身体で焼いた肉には魔力がこもっていて天使やエルフには美味らしい。
アイシャ
単眼種、女性。単眼専門サキュバス店「単眼倶楽部」のサキュバス嬢。
原作10話、アニメ5話で登場。単眼種の中では瞳が小さい方であり、スタンクの許容範囲に入ったので選ばれた。巨乳ながら自分の眼が小さい(貧眼と呼ばれる)ことにコンプレックスを感じていたが、スタンクに励まされて自信を持ち、普通に人気の嬢となっている。ちなみに最も巨眼の嬢メガロ(CV:水間友美)を選んでしまったカンチャルは…お察しください。
レイシ
マイコニド(霊芝)、女性。マイコニドの森のサキュバス店「男のキノコを天国へ…」の店長かつ受付。
原作12話、アニメ5話で登場。片メカクレ、クマだらけの三白眼、かなりタレ気味の乳と、上記のアロエに似た雰囲気も持つ高齢女性。いきなり入店してきた客にオヤジギャグ的エロトークを仕掛けてくる。スタンク曰く「秘宝館にいるような、下ネタトークおばちゃん」。なお脚がない訳でなく高齢につき木や地面に埋まっていないとつらいとのこと。
何百種類ものキノコっ娘から客に合わせた娘を見繕う鑑定眼の持ち主。だが、さすがに天使であるクリムだけは判断がつかず、完全にカンで選んだ娘をあてがった。その娘、ホーシィ(ホコリタケ、CV:奥野香耶)が相性がバッチリあっていたことに安堵していた。
ルクス
ウィルオーウィスプ、女性。ウィルオーウィスプ専門店「はなぞの光」の受付兼サキュバス嬢。
原作11話、アニメ6話で登場。他にもルーメン(CV:桑原由気)・カンデラ(CV:深川芹亜)・ニト(CV:仲田ありさ)・ランベルト(CV:本泉莉奈)といったサキュ嬢たちがいる。彼女たちはいきなり素っ裸で登場してくるが、局部は謎の光で隠れている。彼女自身が解説するに、謎の光は世界線によって点いたり消えたりするらしい。つまり、地上波の世界線では当然点いたまま。AT-Xの世界線でも消えなかった。ひょっとすると、BDの世界線では消える可能性が微粒子レベルで存在する…?と思ったが、BD/DVDの世界線でも消えなかった。ただし、セルBD/DVD2巻でのみ、特典映像として胸部の謎の光が消えた世界線が収録されている。つまり、その世界線に達するにはセルBD/DVDを買うしかないのである。さすがに股間の謎の光が消えるのはNGだった模様。
ミミロ
有翼人(ハーピー、ミミズク系)、女性。産卵ショー店「ホカホカナマタマゴ」の受付兼MC兼用心棒。
原作14話、アニメ7話で登場。フクロウ系ゆえのギョロリとした眼と、柔らかい首の関節を動かしてグルグル頭を回転させてくるので驚かされること請け合い。ショーには人魚などの海棲系種族も来るため、そちらには別に人魚の受付タマテヒメ(CV: 渡谷美帆)がいる。
ショーが始まると、MCを務めることになり、興奮してオイタをする観客が現れた場合は排除する用心棒でもある。観客は蛇系のラミアが大半なので、猛禽の彼女は絶対的に優位である。
サキュ嬢ではないのだが、コミックアンソロジー「ダークネス」では産卵ショーに参加する姿が描かれている。また、双子の妹ミミルがおり、小説版2巻2話で猛禽類店のサキュ嬢として登場している。
デリー
有翼人(ペンギン系)、女性。産卵ショー店「ホカホカナマタマゴ」のサキュバス嬢。
原作15話、アニメ7話で登場。水中のアイドルと呼ばれるペンギン娘。だが、スタンクはあまりにもペンギンすぎる超寸胴体型がお気に召さなかった模様。一方でゼルやクリム、ナルガミはそのあたり気にならないようだ。
今回の産卵ショーでは3個めの卵を生んだため、会場は興奮の坩堝と化していた。有翼人が3個めの卵を生むことはめったになく、性的欲求を処理せずに溜め込んでいる証拠だからである。(なお、同じ頃メイドリーちゃんも3個めの卵を生んでいた。つまり、彼女はいつもその火照った身体を持て余して…おや、また誰か来たようだ)
プリッツ
種族不詳(恐らく人間) 女性。イメージプレイ店「おかしらのアジト」のサキュバス嬢。
原作16話、アニメ8話で登場。気の強そうなツリ目の女の子。イメージプレイ(紹介時は囚われの女騎士シチュエーション)の演技力が所属する嬢の中でも高く、堂に入った「くっころ」ぶりであった。
それというのも、彼女は元・女優志望で、役者としてうだつが上がらないうちにこの店に流れ着いたという、いささか生々しい経歴の持ち主。サキュバスムービー(こっちでいうAV)に出演したことがあり、「買ってね」とスタンクたちへダイレクトマーケティングしていた。
スタンクに選ばれたが、彼が村娘・シスターといった別シチュエーションの想像をこの娘で描いていたあたり、結構気に入られた模様。
トーギュ
ミノタウロス(乳牛系)、女性。イメージプレイ店「おかしらのアジト」のサキュバス嬢。
原作16話、アニメ8話で登場。乳牛系ミノタウロスの名に違わぬ巨大なおっぱいと、登場した嬢の中でも抜きんでた演技力の無さを持つ。その程度たるや、囚われの女騎士イメージプレイが全く成立しないレベルで全てがダメダメで、拘りが強いカンチャルを激昂させるに至っている。なお、その後の個室での本番では何かが琴線に触れたのかカンチャルが指名し、縄、ロウソク、三角木馬のSM三点セットを駆使した熱い演技指導により、ようやく「もお~!」に合格を貰う事が出来た。 また、本編とは直接関係はないがアンソロジーで意図せぬ形で全く関係ない巨大な才能を開花させる事に。
エルシャ
エルフ女性。イメージプレイ店「おかしらのアジト」のサキュバス嬢。
原作16話、アニメ8話で登場。当作品ではマナが腐ってるだの腐葉土の香りがするだのさんざん高齢ネタで不遇な目に合っているエルフ族サキュ嬢だが、彼女は同族のゼルも大満足の適齢エルフである。
ミグ
獣人(犬系)イメージプレイ店「おかしらのアジト」のサキュバス嬢。
原作16話、アニメ8話で登場。灰色の毛並みに赤い髪の犬系獣人。女騎士イメージプレイでは特に激しい抵抗とキレのある罵声で、純粋(堕天済)なクリムを速攻で謝らせてしまう。順当にクリムに指名され、馬車型個室でのロールプレイを続行。再度、騎士らしく拒否をして見せるも、引いてしまったクリムを今度はクリムのアレに目がくらんだためか逆に素で襲ってしまうという、騎士と言う役割とサキュ嬢と言う役割を読み替えれば、ある意味とても正しいチンポ堕ちムーヴを決めてしまった。
ウリゴ
褐色肌のエルフ(ダークエルフかどうかは不明)女性。イメージプレイ店「おかしらのアジト」の店長。
原作16話、アニメ8話で登場。鍛えた身体とスカーフェイスが特徴。なお右目は本当に潰れてる訳ではなく普通に見えている。山賊などのおかしらに扮し、イメージプレイを兼ねたサキュ嬢選びタイム(15分間)がすぎると現れ、「その○○共はお前らにくれてやる!」の決め台詞で客に個別プレイタイムに移ることを促す役目。原作40話で再登場。おかしらのイメージを保つために休みの日はサキュ嬢御用達の訓練所「肉体言語」でトレーニングに勤しんでいることが明らかになる。
イメージプレイのテーマについては、サキュ嬢たちと話し合ってノリで決めているという。
マヨスペル
サキュバス(純粋)女性。純粋サキュバス店「サキュバスタワー」のサキュバス嬢。
原作17話、アニメ8話で登場。ピンクの髪、ハートの入った瞳と典型的淫乱サキュバスなルックスの嬢。クリムに選ばれ、彼の精力を極限まで絞り尽くした。その様子はマヨネーズのボトルで比喩して描かれ、まさにスッカラカンになるまで吸い尽くされるありさまが、なんと原作でも4ページに渡って描写されていた。
クリムは完全に賢者モードになってしまい、事故でメイドリーの胸に衝突したときも超淡白な反応を返していた。なお、その時なぜかメイドリーは軽くイラッとしていた(クリムくんのウブな反応を見たかったんだろうか、やはりこの有翼人、根はスケベな…おや、またまた誰か来たようだ)。
フランパー
ゾンビ(フランケンシュタイン系)、女性。アンデッド店「ネクロワイフ」の受付。
原作18話、アニメ9話で登場。受付担当だが、店に客が数十年単位で来ないこともザラなため、いつもは脳みそを外してダラダラと本能だけで動く状態になっている。本来は受付なので客はとらないが、「ぶっちゃけこの子なら(アンデッドの中では)悪くない」とスタンクから指名され、意外とちょろカワイイ反応の末に承諾した。
ドローン
種族不詳(魔法使い)、女性。マジカルローション店「マジカルローション」のサキュバス嬢。
原作18話、アニメ9話で登場。魔法を駆使したローションでお客の身体をまさぐったり、自身が身にまとってズリプレイをするなど、スライムによるエロ行為を応用したようなテクニックを使い、クリムを昇天させた。
バイナバナナン
アニメ9話。原作にはないアニメオリジナルキャラ。サキュ嬢を絡ませてのムービーを撮影し、それをレビューとして紹介している。ペンネーム通りバイセクシュアルな守備範囲の持ち主で、今回はピルティアとエルザの二人が出演するガチ百合ムービーとなっており、撮影しながら本人も自慰行為にふけってイッてしまっていた。
ケンタウロス輸送隊
原作22話、アニメ10話で登場。「魔法都市」へ向かうスタンクたちの乗り物として活躍。人間の体温調節機能と馬の脚力を併せ持ち、通常の馬の3倍に近い移動力を持つという特性を生かして「輸送隊ギルド」を組んで人員や郵便物の輸送活動をしている。
原作では、サキュバス嬢ではないものの男を乗せての長距離走行で発情してしまったので、日雇いサキュ嬢としてスタンクたちの相手をすることになり、レビューもちゃんと書かれた。残念ながらこの場面はアニメではカットされてしまった。
なお、輸送隊メンバーはもう一人登場しているが、こちらはアニメではセリフ無しとなっており名前もない[5]完全なモブである。
クルーラホーン嬢
クルーラホーン(酒飲みの妖精)、女性。クルーラホーン店「みんな酒の精」のサキュバス嬢。
原作25話、アニメ11話で登場。お客と一緒に酒を飲みまくり、酒に酔った上で行為が可能。ゼル曰く「堕落のよくばりセット」。料金システムは行為の回数で加算されるタイプで調子に乗ってヤりまくっていると大金を取られてしまう…が客は完全に理性も記憶も飛ぶほど酔わされているので歯止めが効かないという恐ろしい店。いわゆるボッタクリ店ではギリギリないが、システム的にはかなり悪質。これらの店をハシゴした結果、スタンクたちは持ち金が素寒貧となり、真面目に冒険に取り組まざるを得なくなった。
なお、嬢たちの名前は明かされていないが、原作者のツイートによると緑髪の子が「ハナヨリ」、ピンクのモコモコ髪の子が「タンゴ」、茶髪の会計・受付兼任の子が「グレーゾン」とのこと。
その他サブキャラクター
デスアビス
原作5話、アニメ2話で登場。頭に角を生やし、貧乳でスレンダーな身体をマイクロビキニに包む可愛らしい外見の悪魔だが、問題はそのサイズ。身長が8メートルにも達する巨体なのである。この世界において魔導科学の発展が著しく遅れ、旧態依然な技術レベルに留まっていることを憂い、「発展よりも安定」を選ぶ現政権に対抗しようとしている。異世界(おそらく地球)の機械技術にも興味津々。部下で広報担当のデモンツー(CV:伊丸岡篤)と共に選挙活動に奔走するが、今回の選挙は落選してしまった。悪魔娘関係の一発キャラかと思いきや、原作3巻以降は出番が増えている。
デミア
初登場は原作20話、アニメ10話だが、それ以前にもたびたび言及がある大魔導師デミアその人。
「魔法都市」というところでサキュバス店を開いており、レビュアー3グループがオール40点をつけていたことからスタンクたちの目に留まる(正確にはデコイを超高性能な○ブドールという扱いで登録している魔道具店であり、サキュバス店にかかる税金をすり抜けている。どこまで頭回るんだこの人……)。自身の店以外にも「性転換の宿屋」や「マジカルローション」のプロデュースを行っていたり、ウィルオーウィスプたちからも言及されるなど、大物感を漂わせながらも謎多き人物。
魔導士であることからやはり研究者気質らしく、天使であるクリムヴェールに興味津々で、魔法都市で接点を持って以降は度々追っかけている。また、魔王デスアビスとはかなり親交があるようで、これらの理由から原作3巻以降は頻度高くスタンクたちが動く裏での活動が描かれている。最新話の37話ではついに……。
インキュバス[6]
原作23話、アニメ11話で登場。耽美的なイケメンで、生卵1個の注文で「食酒亭」に毎日居座り、メイドリーにモーションを掛け続けていた。
「女性とは(種族を問わず)すべて魅力的」という信念と天井知らずの精力の持ち主で、スタンクたちが1と0しか付けなかった低級淫魔店に行き、すべての低級淫魔ばかりか受付のデーターまで性的に喰らいつくしてしまう。そして、「丸1日至福の時間を過ごせた」と満点を付けた。他の低評価だった種族に関してもすべて満点を付け、ある意味まったく参考にならないレビューを書いてみせる。
だが、現彼女である鬼女(CV:内村史子)に浮気を咎められて背中から心臓を包丁で刺され入院。鬼女もお互いの愛を確かめあった上で官憲に逮捕された。(原作者のツイートによると彼女の名前は「ヒルドラ」だそう。)
ちなみに通常の位置にある心臓を刺されても腰の部分に性行為専用の強靭な心臓を持つため、死ななかった。…が、腰の方を刺されると即死するらしい。
オーキナ博士
アニメオリジナルキャラクター。スタンクたちのいる街に「オーキナ博士のおもちゃ屋さん」という怪しげな店を開いている。原則偶数回のCパート、「オーキナ博士のサキュ嬢講座」にて、ゲストのサキュ嬢の身体の一部をいじって一見卑猥な行為をしているかと思いきや、実は…というネタを繰り広げる。
アニメ版は本編がエロを敬遠・敵視する方々にケンカを売っているような作品なわけだが、この博士の場合名前からして任○堂法○部にケンカを売っているとしか思えない。ナレーションを兼任しているが、第6話では「やっていいことと悪い事の区別はつけたほうがいい」という盛大なブーメラン発言を確信犯的にカマしている。
ユガミエル
天使、両性具有。
初登場は原作では28話、アニメでは未登場。異種族レビュアーズの元ネタである「異種風俗クロスレビュー」に登場するレビュアーのエンジェルがモデルになっていると思われる。
フラスパ大聖堂の近くでサキュ嬢と初夜(意味深)を楽しんでいたクリムと偶然遭遇。天使の輪が欠けて自由に物が食べられたりサキュ嬢と楽しんだりできるクリムに興味を持ち、自身も天使の輪を割る方法を探るべく魔女デミアと手を組み暗躍する。
クラエル
天使、両性具有。
初登場は原作では43話、アニメでは未登場。ユガミエルの後輩天使。
用語
- サキュバス嬢
- この世界における風俗嬢のこと。通称「サキュ嬢」。"そういう仕事"をしている嬢はみんなサキュバスとのハーフ「サキュ嬢」とされているためエロい仕事をしててもセーフという扱いになっている。そういう大人の建前になっているとのことだが、ゼルによると「この世界では10世代ほど遡ればサキュバスが混ざっていないやつなんてまずいない」としている(第1話より)。建前ではない純粋なサキュバスによる店もちゃんと別で存在しており、そちらは「基本にして原点」と呼ばれている。
サキュ嬢たちによると、「取り繕わなくてもどっかの種族が気に入ってくれる」ということで、パネマジ(写真詐欺)は無いのだとか(1巻おまけページより)。だからといってあえて可愛くない娘が出てくることはほぼないが。
無論、サキュ嬢の男性版としてインキュバスとのハーフとされている業種もあり、こちらはインキュバスボーイ、略してインボーと呼ばれている。 - サキュバス店・サキュバス街
- サキュバス店はサキュ嬢の在籍している店(いわゆる風俗店)で、複数件ある場所はサキュバス街と呼ばれる。基本的にはそれぞれの種族ごとに店が構えられ(エルフのサキュバス店、有翼人のサキュバス店など)、店のコンセプトやプレイ方法などもその種族の特性に合わせたものになっている。なおハーフリングなどは、小柄な体格にコスチューム指定ありのメニューが大人気で、それを好むお客が多いという。 [7]
なお、店側には妊娠及び性病カットの魔法陣を施すことが義務付けられており、こっちの世界で言う避妊具を使わなくてもサキュ嬢たちの健康的安全は保証されている。役所への登録・営業許可の義務がある(悪質な場合は行政処分、無許可店は違法営業)、課税対象であるなど、外見やサービスとは裏腹にかなりしっかりした運用がなされていたりする。[8] - 種族
- 人間以外の知的種族が存在するのはファンタジー世界のお約束だが、本作はその中でもかなり種族数が多い。「あらゆる種族が混在する世界」というイントロは伊達ではなく、人間、エルフ、フェアリー、悪魔、精霊といったメジャーなものは当然存在し、獣人や有翼人に至っては元となる動物の数だけあり、さらにケモノ分の比率もバラバラ(さらに爬虫類人・両生類人・虫人なども存在する)。それだけ細分化されていて種が絶えないのは、結婚して教会が祝福を付与すると異種族間でも体質や体格差の問題を解消して交わることが出来ることと、それが教会の権威づけとなっているため種族間共生を全力で後押ししているため。街を歩いていると月に1、2回は初めて見る種族がいるくらいの超多様化社会となっている。なお機械文明はまったく発達していないが「アンドロイド娘」は存在するらしい(今の所スタンクの妄想で登場しただけだが)。
- 魔王
- ファンタジー世界らしく居るには居るが、この世界はあらゆる種族が混在していて民主的に選挙制になっているため、魔王による世界征服宣言は自身の勢力への投票を呼びかけるただの政治演説になっている。ゼル曰く、数千年前までは結構政権を取っていたそうだがここ最近はさっぱりとのこと[9]。現在の魔王については上記登場人物欄の「デスアビス」を参照のこと。
関連静画
関連動画
テレビアニメ
2020年1月よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始。一部を除き同年3月まで放送された。全12話。アニメーション制作はパッショーネ。
監督は「劇場版フリクリ-プログレ-」「みるタイツ」の小川優樹。シリーズ構成には「ブラッククローバー」など数多くのアニメ脚本を手掛ける筆安一幸で、キャラクターデザインには「聖痕のクェイサー」で同職を務めたうのまことが担当する。
漫画版においては隠し味程度だったエロ要素がかなり濃厚になっており、スタンクたちレビュアーズの「お楽しみ」シーンがしっかり描かれている。というのも、漫画では文字のレビューが多かったので、映像化するにおいて描写映えのためレビューの過程もしっかり描いたことによる。また、小説版などで描かれた要素も部分的に取り入れている。
地上波版では、規制シール・謎の光による局部隠しや、映像そのもののブラックアウト、一部過激なセリフのピー音による隠しなどの修正が施されている。AT-Xでは無修正版が放送。インターネット配信に関しては、一部個別にやや修正の緩い「裏オプver」が後日配信される。対応サイトは放送局を参照。予習してコメントすべし。
なお、本作のテレビアニメ放送と同時に配信されている「食酒亭ラジオ」によると、メインキャストの間島淳司・小林裕介・富田美憂の3人ともちゃんとしたオーディション無しで起用が決まったということである。というより、メインキャラはほぼオファー形式での起用(いわゆる直指名、一本釣り)だったそうだ。なお、富田氏に関してはマネージャーがボイスサンプルをスタッフに渡したおり、小林氏では他のアニメのオーディションの帰りに制作スタッフから直でオファーの話が来たそうだが、間島氏はマネージャーから仕事の確認についての話もなく決まってから話を知ったそうだ。あの事務所のなせる業である……。
迫り来る地上波放送中止との戦い
TOKYO MXでの放送中止
2020年2月7日、編成上の都合によりTOKYO MXでの放送中止を発表(TOKYO MXでの放送中止について)。このMXの放送中止に関して視聴者の間では「名誉の戦死」「むしろ何故放送までこぎつけられたのか、今まで放送出来たのかがわからない」などと言われていた。なお翌週以降は「洋上の楽園クルーズ」なる映像番組の放送が開始された。なんというNice boat.。
それ以前にも北米地域での配信中止や1、2話を18歳以上視聴者限定の完全無修正[10]で配信していた台湾版が外部圧力によるAT-X版への差し替えがあったりと、元々性風俗という際どいジャンルを取り扱っているだけに、常にBPOやその他諸々の外部団体、この手に厳しい視聴者との紙一重の攻防を繰り広げているのである。
なお、アニメ本編ではTOKYO MXでの放送打ち切り回となった第4話の冒頭で打ち切りエンドのパロディ、同じ第4話の後半パートでも湖に浮かぶ手漕ぎボートが沈む描写をやっており、皮肉にも打ち切りやnice boat.が一部地域で現実のものになってしまうという奇跡が起こった。
サンテレビでの放送中止
2020年2月18日、今度はサンテレビでも編成上の都合により放送中止が発表される(サンテレビでの放送中止について)。このサンテレビでの放送中止でも波紋を起こすことになる。サンテレビでは1980年代より深夜にエロ番組を放送し続けているので関西の視聴者に有名な局であり、その比較的エロに寛容な局ですら放送中止に追い込まれるという異常事態に衝撃が走った。
この時点で国内地上波での放送が継続されたのはKBS京都のみ。同局では「異種族レビュアーズ」の前に件のサンテレビが幹事局で製作されているエロ番組「ケンコバのバコバコテレビ」が放送されているエロエロアワーであるものの、サンテレビが陥落した現在となってはその続行が不安視された。
ぎふチャン・びわ湖放送・奈良テレビでまさかのネット開始
ネット局や配信サイトが減るばかりのものと思われていた中、ここでまさかの展開が起こる。
2020年2月28日よりぎふチャンにて突如放送を開始(ぎふチャンでの放送開始について)。他のネット局では第7話の放送が終わった段階でのネット開始となったため、第2話~第7話までを同じ週の深夜に2話分ずつ連日放送して遅れを取り戻すという力技まで用いてこの地上波チキンレースに参戦することとなった。
この展開に「チャレンジャーすぎる」「消すと増えます」「火中の栗を拾いにいくスタイル」と称され、この果敢なる挑戦が完走できるのかにも新たに期待が集まっている。
このぎふチャンでのネット開始の報の直後、なんとKBS京都のエリアの隣であるびわ湖放送もネット開始の名乗りを挙げた(びわ湖放送での放送開始について)。京都人への滋賀県民の対抗心、というわけでは決してあるまいが…。
びわ湖放送では2020年3月7日放送開始という、すでに2020年冬アニメクールが大詰めになる日程での放映開始となるため、毎週2話一挙放送という力技をまたも使い、地上波チキンレースに参戦である。
この新規チャレンジャー2局目登場の報に「新たな挑戦者キタ━(゜∀゜)━!」「いいゾ!」「新たな勇者(放送局)が誕生するとは驚きです」「逆に増えてきてるし.........................」「バカじゃねぇの!?(爆笑)」というような反応がネット上で現れた。
この地上波チキンレースの参加局拡大の勢いは止まらず、奈良テレビでも放送開始が発表された(奈良テレビでの放送開始について)。奈良テレビでは2020年3月9日放送開始だが、わずか1ヶ月足らずで全話を放送するために週3回放送や2話連続放送を駆使したかなり不規則な放送形態となり番組編成の隙間に「異種族レビュアーズ」を放送する力技を見せつけた。ネット上では「勇者(犠牲者)がまた増えたぞw」「ドンドン増えるじゃん。何これ(笑)」「失った分を取り戻すどころか、むしろ増えていることが偉業(異形) 伝説過ぎる(笑)」というような反応が今回もまた見られた。
2020年3月初旬での時点で国内地上波での放送が行われているのはぎふチャンとKBS京都、びわ湖放送、奈良テレビの4局。放送開始当初の2局ネット中止のあとに3局が新規ネットしむしろネット局数が以前より増えたという前代未聞の展開を見せた地上波放送チキンレース、果たして全12話1クールを無事に地上波で完走出来るのか、という視点でも注目されている作品だ。結果は……上記の通り、地上波放送を継続した4局は全12話を放送し終えたのであった。
スタッフ
- 原作:天原・作画:masha(ドラゴンコミックスエイジ「異種族レビュアーズ」/KADOKAWA刊)
- 監督:小川優樹
- 助監督:間島崇寛
- シリーズ構成:筆安一幸
- キャラクターデザイン:うのまこと
- 美術監督:関野剛嗣(合同会社DIG)
- 色彩設計:歌川律子
- 撮影監督:世良隆光(トライパッド)
- 編集:三嶋章紀
- 音楽:内東琴音
- 音響監督:ひらさわひさよし
- 音響効果:猪俣泰史
- アニメーション制作:パッショーネ
- 製作:異種族レビュアーズ製作委員会
キャスト
放送局・配信サイト
放送局 | 放送日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
AT-X | 2020年1月11日 | 土曜 | 23時00分~ | リピート放送あり 視聴年齢制限あり |
TOKYO MX | 25時30分~ | 第1~4話まで放送 | ||
BS11 | ||||
KBS京都 | 2020年1月12日 | 日曜 | 26時10分~ | |
サンテレビ | 2020年1月15日 | 水曜 | 26時00分~ | 第1~5話まで放送 |
ぎふチャン | 2020年2月28日 | 金曜 | 26時30分~ | 他ネット局との遅れを取り戻すため 第2話~7話は集中放送 |
びわ湖放送 | 2020年3月7日 | 土曜 | 26時55分~ | 毎週2話ずつ放送 4月11日まで放送予定 |
奈良テレビ | 2020年3月9日 | 26時30分~ | 集中放送や2話連続放送を 組み合わせた放送形態のため 詳細はこちらを参照 |
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
dアニメストア | 2020年1月4日 | 土曜 | 23時00分~ | 会員限定先着500名 |
ニコニコチャンネル | 2020年1月5日 | 日曜 | 24時00分~ | タイムシフトなし |
AbemaTV | 2020年1月6日 | 月曜 |
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
dアニメストア | 2020年1月11日 | 土曜 | 23時30分~ | 先行配信(通常 ver.) |
ニコニコ生放送 | ||||
ニコニコチャンネル | 第1話常設無料 最新話1週間無料配信 先行配信(通常 ver.) |
|||
dアニメストア | 2020年1月17日 | 金曜 | 先行配信(裏オプ ver.) | |
ニコニコチャンネル | 第1話常設無料 最新話1週間無料配信 先行配信(裏オプ ver.) |
|||
ニコニコ生放送 | 2020年1月18日 | 土曜 | 23時00分~ | 先行配信(裏オプ ver.) |
Amazonプライム・ビデオ バンダイチャネル U-NEXT アニメ放題 ビデオパス J:COMオンデマンド ひかりTV AbemaTV GYAO! FOD Rakuten TV ビデオマーケット DMM動画 HAPPY!動画 MOVIEFULL クランクイン!ビデオ |
以降順次配信 | 通常 ver. | ||
U-NEXT アニメ放題 ビデオパス J:COMオンデマンド ひかりTV AbemaTV |
2020年1月24日 | 金曜 | 以降順次配信 | 裏オプ ver. |
主題歌
- 第6話特殊エンディング「エレクトしてル・パレード」
- 詳細は、エレクトしてル・パレードの記事へ。
Webラジオ
配信リスト
話数 | サブタイトル | 配信日 | 動画 | 裏オプVer. |
---|---|---|---|---|
第1話 | エルフの熟女と人間の熟女についての議論が沸騰し、天使はニャンニャン天国で昇天し、有翼人は総排泄孔で感度も抜群! | 2020 1/11 |
||
第2話 | フェアリーは受け挿れられるサイズに制限があり、悪魔族はあまり人気がなく、乳牛系のミノタウロスはでかくて揺れてすごい出る! | 1/18 | ||
第3話 | 女体化してのプレイは選べる嬢が少ないし、結構痛いが、女の子の気持ちがわかるようになるから、一度ぐらいは経験しておくのはいいかもしれないぞ! | 1/25 | ||
第4話 | 低級淫魔は、もう出ないといっているのにもかかわらず、さらに搾り取ろうとしてきてもはや拷問の域。サラマンダーちゃんは身も心もサラもマンもダーも、とてもホットだがホットすぎてホットんど逝っちゃいそうになる! | 2/1 | ||
第5話 | 単眼娘の輝く瞳に溺れたいけどハードル高すぎで、同じくハードル高すぎるキノコ嬢選びはこの道数百年のプロに任せてヌルヌルねっとりふかふか! | 2/8 | ||
第6話 | ゴーレムは、理想の女の子さえ作れればすごく楽しめるけどセンスが問われるし、モデルにバレたら大変なことになるかもしれない。ウィルオーウィスプの店は幻想的な光のパレードがイク、まさに夢の園 | 2/15 | ||
第7話 | 産卵ショーでおっさんたちの目がらんらん!出します見せますメイドリーちゃんのひみつ!そしてついに発表!サキュバス嬢人気投票! | 2/22 | ||
第8話 | イメサキュのエロスの夢は夜開き、天使のランスは聖槍ならぬ性槍で、サキュバスタワーは永遠にガチマヨ! | 2/29 | ||
第9話 | 肢体と死体の間には深くて暗いナニがあり、若き天使はローション大爆発で、野生で野性のレビュアーたちはエロのライバル! | 3/7 | ||
第10話 | ついに明かされるオール40点満点の謎!新妻で淫乱家庭教師で雌豚で恋人気分!出ます出します引き取ります!無限解放!大満足の3日間!お汁もたっぷり!みんなお幸せになっちゃええええっ! | 3/14 | ||
第11話 | 片っ端から淫魔をイかせまくる恐るべき絶倫は博愛主義者で、あぶく銭が入った酔っ払いの末路はお察しの通りで、ミツエの部屋は本日完結! | 3/21 | ||
第12話 | レビュアーズを愛してくださったみなさん、さようなら……。サキュバス嬢がいる限り、 レビュアーズも永遠に生き続けるでしょう。あなたがレビュアーズを想うとき、いつもこれだけは思い出すでしょう。ひとは他人をイカした時、初めて自分もイケるということを…… | 3/28 |
関連チャンネル
関連生放送
関連リンク
- 異種族レビュアーズ | ドラゴンエイジ公式サイト
- 天原 (@amaharateikoku) - Twitter
- masha (@masha_aq) - Twitter
- TVアニメ「異種族レビュアーズ」公式サイト
- TVアニメ「異種族レビュアーズ」公式 (@isyuzoku)さん | Twitter
関連項目
- 漫画作品一覧
- 天原
- masha
- ドラゴンエイジ
- 人外 / モンスター娘
- サキュバス
- メイドリー人形
- レギュラーモブDT
- デミア・デュオデクテット
- 性風俗
- ソープランド
- レズ風俗(レズっ娘クラブ 他)
- 母乳プレイ
- TS物(TSF:性転換)
- 女体盛り
- オリエント工業
- 産卵プレイ
- イメージクラブ
- ファッションヘルス
- ネクロフィリア
- アダルトビデオ
- クロスレビュー
- アニメ作品一覧
- 2020年冬アニメ
- ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧
脚注
- *原作2話(アニメ1話)のダゴンのレビュー4枠が本当の初登場場面なのだが、アニメではレビュー文のチラ見えに留まっている。
- *本世界には休業・欠勤が自由な冒険者用の雇用形態というものがあり、天界に帰る予定のクリムはそのような契約をしている。
- *本作の獣人はブルーズ、みー、エルザを見ての通り男女問わず獣成分は0.1~99.9%まで個体差がある。
- *なぜか放映時の7話エンディングでは名前がクレジットされていない。公式ツイッターにて担当声優が明かされている。
- *原作者のツイートによると「エルフジャベリン」とのこと。
- *原作者のツイートによると、本名は「レビト・シアリグラ」とのこと。
- *1巻おまけページより
- *小説版1巻ほかより。
- *原作5話・アニメ2話では魔王が選挙に落選してしまっている始末。なお、作中期間の現政権は魔王とは正反対の方針(生物的欲求の充足を重視し、技術発展を軽視)を掲げるオーク党である。
- *オープニングで一瞬流れるサキュバス嬢の集合絵で局部がシール隠しもモザイクもない状態だったという。後の放映回でもAT-X版でシール隠しや謎の光が残っている場面が現れており、それも無修正の配信を狙っていたと思われる。
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