異議あり!
あなたのその発言には、大きなムジュンがあります!
概要
「異議あり!」とは、裁判中に弁護士や検事が異議を唱えて自分に発言権を求める時に使われる言葉である。相手の発言権の中に何かおかしな部分があるよということ。裁判以外では国会中継とかでもよく聞く。
またゲーム「逆転裁判」シリーズの法廷パートにおいて相手のムジュンを発見した時に、主人公が声高らかに叫ぶ台詞としても有名。なおこの記事では逆転裁判の「異議あり!」について解説する。
異議あり!その発言にはムジュンがあります!
赤く強調されたフォントで画面から飛び出すように描かれる様はプレイヤーに大きな印象を与え、人差し指を相手に「つきつける」動作とともに、逆転裁判の代名詞ともされる。
現実の法定では裁判中にいちいち指を突き刺したりすると怒られるが、このゲームでは何度も何度も「異議あり!」と大声で指を突き出す。一回一回「異議あり!」と異議を唱えないとゲームが進まない設定であるため。
また主人公の成歩堂も指を突きつける動作とともに体に染みついているようで、2では記憶を失った成歩堂がこの台詞を「無意識に」「腹の底から」「大声で」叫ぶシーンもある。
4の王泥喜は、初めての裁判の前に発声練習と称してこの台詞をずっと練習していたようである。スピンオフ作品の逆転検事では法廷パートがないために、主人公の御剣は事件現場でも異議ありを連発することになる。だがそれがいい。
GBA版ではボタンを押すことで「つきつけ」ていたのだが、ハードがDSに移ってからは、内蔵のマイクに対してプレイヤーが叫ぶことでも「つきつけ」られるようになった。みんなも一緒に叫ぼう「異議あり!」。
なお、コメントなどで「意義あり!」という誤字が時折見られるが、こっちは全く意味が異なってくるので注意。逆転裁判プレイヤーならコメントを「つきつける」前に冷静に間違いが無いか見極めよう。
豆知識
「異議」の申し立ては実際の裁判でも行われるが、逆転裁判やその他の法廷物のフィクションのように「異議あり!」と大声で叫ぶことはほとんどない。ましてや指など相手にささない。また、「異議」を申し立てるのは証人の矛盾に対してではなく、誘導や憶測を含んだ弁護人や検察官の質問に対してである。
ただ、逆転裁判4のイメージキャラクターを務めた丸山和也のインタビューによると、たまに異議申し立てが気持ちいいタイミングで決まることがあるという。
裁判官が「異議」を認めた場合、質問者に質問の意図を明らかにすることを求めたり、質問を変えることを求めることがある。
関連動画
証拠を「つきつける」時のBGMのタイトルは「異議あり!○○○○(○にはソフトの発売された西暦が入る)」で統一されている。
「異議あり!」も人によって発し方が変わるのでおもしろい。
関連商品
関連項目
- 9
- 0pt