畷左門(なわて さもん)とは、テレビ時代劇『必殺仕事人』の登場人物である。演じるのは伊吹吾郎。
概要
主家の家老・権藤を諸事情で斬り、脱藩した浪人。
現在は妻・涼、娘・美鈴と共に、飾り職人の秀と同じ長屋(秀の隣の家)に細々と暮らしている。
市中で見かけた南町奉行所同心・中村主水がその家老に瓜二つだったのと、鹿蔵から頼まれたことがきっかけで主水と斬り合いになるが、主水と家老が別人だと分かったことで主水に全てを話す。その後、主水と鹿蔵の話を聞いたことで、鹿蔵の生き方に共感して仕事人となった。
仕置技は愛用の胴田貫で悪党を叩き斬るというものだったが、第29話では第28話で起こった事件が元で侍を廃業しておでん屋を開業したと同時に、仕置技も腰骨を外して人体を二つに折るという荒技に変更している(腰の辺りを親指で押した時、親指に巻いていた赤い糸がブチッとちぎれるのが特徴的)。ただし、スペシャル『恐怖の大仕事』では再び刀を手にしている。
秀と左門は本作が初登場のキャラクターだが、第2話で元仕事人だったことが明かされた秀とは違って左門は第1話で仕事人になるまで裏稼業の経験がない。しかし、秀よりも人生経験が豊富なことと、暴走しがちの秀をいさめたり制裁を加えたりすることもあってか、立場的には主水に次ぐNo.2となっている。
なお、第1話から家族3人で幸せそうに暮らしていた左門だったが、最終回では悪事の証拠になる書類を家族に預けるというミスを犯し、それが元で悪人に家を襲われ、涼は死亡し、美鈴は記憶を失ってしまう。そして、記憶喪失の美鈴を連れて巡礼の旅に行き、二度と江戸の地を踏むことはなかった。それ故、以後の消息は定かではない。
ちなみにファミコンゲーム『必殺仕事人』にも登場しているが、サブキャラとしての登場で「仕事」はしていない。
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