白の皇帝とは、DMMのブラウザゲーム『千年戦争アイギス』『千年戦争アイギスR』に登場するキャラクター。
レアリティは白の皇帝なのにブラックで、クラスは皇帝。イラスト担当はヤスダスズヒト氏。
概要
王子軍のライバルとして想定された勢力である『白の帝国』の皇帝。本名は不明。
元々は貧民街の出身だったが、戦士として武功を立て続けることで今の地位を築いたとされる。
王子と同じく口数は少ないが、信頼度の段階ごとにちゃんと台詞が用意されているし、各種イベントでの出番も多いので、何だかんだ言って王子よりはよく喋る。
ユニットとしては2016年のエイプリルフールイベント『白の帝国 始動』にて、「主人公交代のお知らせ」という形での初登場であった。もちろんエイプリルフールなので実際に主人公が王子から交代することはなかったが、後に彼が主人公を務めるスピンオフ小説が出たので、ある意味有言実行した形になる。
ユニットとしての本実装は2016年秋のイベント『女神の封印』。その後もNPCとして配置されているミッションが何度かあった。
敵として出てきたときの方が遥かに強いという、ライバルキャラクターのお約束も踏襲している。
ユニットとして
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | ブロック | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | ブラック | 皇帝 | 31 | 26 | 3 | アダマスの神器 | 帝国の勇者 |
レアリティブラックの男性ユニットとしては暗黒騎士団長に続く二人目。
初実装が試練型のミッションということで、最初から下限コスト&スキルレベルMAXの強力な状態で手に入った王子も多かった。2017年3月9日から交換所にて刻水晶200個(所持しているなら100個)と交換可能のキャラクターとして常設されている。
公式側がライバルキャラとしての立ち位置を想定しているためか、全体的に覚醒王子を意識したステータスになっている。下限コストも覚醒王子と同値で、レベル99の皇帝から信頼度補正と覚醒王子の称号補正を引くと、丁度レベル99の王子と同値になる。そんな能力でどうやって武力でのし上がったのかは不明
防御寄りの3ブロックの近接ユニットだが、専業のアーマーほどタフではない点や、覚醒王子と違って魔法耐性を持たない点には注意。
皇帝のクラス特性として、配置中は全ての味方ユニットの魔界での能力低下を無効化することができる。これはアダマスの神器の力によるもので、やはりアイギスの神器を身に纏った覚醒王子も同じ能力を持つが、まだ王子覚醒までストーリーミッションを進めていない王子にとっては貴重な能力である。
スキル「アダマスの神器」は、効果時間中は攻撃力2倍で防御力・魔法耐性無視の遠距離攻撃を行うようになるという攻撃的なもの。スキルレベルの上昇で上がるのは効果時間だけだが、このスキルは再使用不可という重い制約があるため、余裕があれば上げていきたいところだが、最低35秒、上限でも53秒と伸び幅はさほどでもないので、そこまで急ぐ必要はないかもしれない。ブラック故に配置して即座に使用可能なのも魅力。
スキルリレーが想定されるためか、複数入手しても編成には一人しか入れられない点も注意。
ちなみに敵で出てきたときは一切制約がなく、ミッションによっては常にアダマスの神器による貫通遠距離攻撃をしてくる。ずるい。
また、アビリティ「帝国の勇者」もスキル効果に絡んだもので、スキル効果時間中は全ての帝国所属のキャラクターに+30%という強力な倍率のバフをかけるというもの。自身も帝国属性なので倍率は乗る。
スキルが本体とも言える性能に加え、スキルの再使用が不可能であるという性質上、麻痺によって中断させられると致命的である。麻痺持ちのヴァンパイアが多いミッションや、長期戦が想定される大討伐などで使うのは厳しいかもしれない。
…と、長らくそう言う評価であったのだが、幾度かの上方修正の末、2020年11月26日の調整でスキル回数の使用制限がついに撤廃された。再使用までは70秒とかなり時間が掛かるが、それでも対応できる状況は大幅に増えるだろう。また通常時から遠距離攻撃を行うようになり、スキルに射程増加効果が追加された。
彼だけに見られる珍しい特徴として、CCや覚醒が未実装ながら、覚醒済のブラックユニットと同じくレベル上限が99であることが挙げられる。覚醒未実装の現在では、ブラックユニットらしからぬ早熟のユニットである。あくまで未覚醒扱いであるため、覚醒後のキャラクターしか出撃できない「強者の集う戦場」では出撃できない。
また、レアリティブラックの男性キャラクターであるため、合成時の経験値がプラチナアーマー2体分以上と高レートなのも特徴で、皇帝バケツなどと揶揄されることもある。コスト下げやスキルレベル上げを狙っての同キャラ合成はもちろん、他のキャラクターにとってもそこそこ有用な経験値餌になるので、刻水晶が余っているなら、皇帝バケツとしての使用も視野に入る。
ブラックの男性ユニットということで、特に男性しか出撃できないマップでは切り札となりうる。
小説での活躍
こちらでも本名不明。
皇帝に即位することになった経緯や、病弱な妹の存在、アダマスの神器の使用に制限がある理由などが言及されている。
なお、筆者のむらさきゆきや氏によれば、小説新シリーズのトップバッターの寝室がいきなり寝取りプレイなのもどうよという観点からか小説版はパラレルワールドとのことである。
評価
ヤスダスズヒト氏が描いたイケメンということで、女性プレイヤーを中心にファンアートを描く人が一定数居るようである。
他方、元々ハーレムもののエロゲーとしての側面の強い千年戦争アイギスにあって、「もう一人の主人公」的な立ち位置のライバルキャラという存在は劇物であるためか、蛇蝎の如く嫌う王子も居る模様。
また、小説版においては多くの女性から好意を寄せられている姿が描かれたが、一方でゲーム中では帝国出身の女性キャラクターが登場する度に王子に寝取られる形になるため、その姿にどことなく哀愁が漂っているとか言われることも。
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関連項目
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