白丁(백정)とは、朝鮮における身分の一つである。
概要
高麗時代までは平等で身分差別もなかったが、李氏朝鮮時代からは賎民の中でも最下位に位置する被差別民となった。人間として扱ってなかったのか、税金をかからなかったり、徴兵されなかったという。
実際に受けていた身分差別は以下のようなものである(一部)。
また、常民との結婚も許されなかったほか、他の身分の人に敬語以外の言葉を使ったり、胸を張って歩いたりすると、懲罰を受け、時には殺害された(殺害犯は全く罰を受けなかったという。)。
身分解放から現在まで
1910年、日韓併合時に身分解放が行われ、姓を名乗ったり、学校に行けるようになったが、出身地など白丁かどうかが分かってしまったため、差別がなくなったとは言えなかったという。現在でも、白丁が多かった済州島出身者などに対する差別意識は強いという。なお、外国人観光客に対しても、顔で判断しているのか、指さして「白丁」と呼ばれることも少なくないという。
関連動画
関連項目
- 身分差別
- 穢多
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