白倉伸一郎とは東映所属のテレビドラマ・映画プロデューサー、東映株式会社執行役員、東映テレビプロダクション代表取締役社長である。
概要
1965年8月3日生まれ。
1989年東映に入社。
1991年、『鳥人戦隊ジェットマン』のプロデューサー補として参加し、翌年『恐竜戦隊ジュウレンジャー』でプロデューサーに昇格。『五星戦隊ダイレンジャー』までスーパー戦隊シリーズに参加した。
1996年『超光戦士シャンゼリオン』でチーフプロデューサーに昇格。名実共に白倉の代表作となる。
2000年に『仮面ライダークウガ』の12話より鈴木武幸の助言でプロデューサー補として脚本家の井上敏樹を連れて参加。
2001年、『仮面ライダーアギト』のチーフプロデューサーとなる。
2003年、『仮面ライダー555』のチーフプロデューサーとして製作する傍ら、秋には『美少女戦士セーラームーン』のチーフプロデューサーを兼任。
2005年、『仮面ライダー響鬼』第30話よりチーフプロデューサーとなる。
2008年、『仮面ライダー電王』終了後に東映東京撮影所次長に就任。
2009年、『仮面ライダーディケイド』のチーフプロデューサーとして一時復帰。
2018年、『仮面ライダージオウ』にてチーフプロデューサーに再度復帰し、2021年には『機界戦隊ゼンカイジャー』のチーフプロデューサーを担当。なお、スーパー戦隊でのチーフプロデュース作品は今作で初となる。
2022年に続けて『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のチーフプロデューサーを担当。
作風
はっきり言ってしまえば「勢い任せ」「こまけぇこたぁいいんだよ!!」。
高寺重徳が設定を細かく固めて丁寧に纏める作風であるのに対し、白倉の場合、設定を細かく纏めるよりも勢い任せのライブ感を重視する事に拘っており、一部の脚本家がきれいに纏め上げても話を少しでも面白くする為なら強引なストーリー展開や設定無視など矛盾が出てくるように崩したり、大風呂敷を広げたが最終回までに全ての伏線が回収できない(もしくはしない)ことが多く、最終回がgdgdになる事が多い。
その中でも『仮面ライダーディケイド』ではクリフハンガーとも呼べる手法を使ったことでBPOにまで苦情が殺到する騒ぎとなった。
主人公らを含むヒーロー像に関して従来の善悪二元論や勧善懲悪に懐疑的であり、ヒーローらしいヒーローが活躍する作品を作らないのが特徴。同じように従来のヒーロー像に懐疑的な姿勢を持つ井上敏樹と仕事をすると捻じ曲がった性格のキャラクターが主人公以上に画面狭しと活躍する傾向が目立つ為、昭和のヒーロー番組のような勧善懲悪を求める者から批判を受ける事もある。
映画の宣伝に関しては視聴者が目を引くような演出(煽り文含む)をする事にも定評がある。
例
- 最終回先行放送(仮面ライダー龍騎)
- 1万人のライダー部隊(仮面ライダー555)
- オールライダー集合(仮面ライダーディケイド)
- ライダー映画でキカイダー、キカイダー01、イナズマン、快傑ズバットと言ったライダー作品以外の石ノ森キャラを出す(オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー)
- 仮面ライダーとスーパー戦隊というヒーロー同士を戦わせる・戦隊ライダー怪人戦闘員あわせて約500人を動員する(スーパーヒーロー大戦)
また、平成仮面ライダーシリーズでは白倉、井上敏樹、石田秀範の3人から繰り出されるギャグ回は「カオスすぎる」「公式が病気」と評されている。
このように実績はあるものの、その実績に対する特撮ファンの評価は真っ二つに割れやすく、話題に上ると荒れやすい人物である。
プロデュース作品
サブプロデューサー/プロデューサー補作品
- 鳥人戦隊ジェットマン(30話以降)
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー
- 五星戦隊ダイレンジャー(サブタイトルの殆どは白倉のアイデアによるもの)
- ウルトラマンVS仮面ライダー
- 仮面ライダークウガ(12話から)
チーフプロデューサー作品
- 超光戦士シャンゼリオン
- 仮面ライダーアギト
- 仮面ライダー龍騎
- 仮面ライダー555
- 美少女戦士セーラームーン
- Sh15uya
- 仮面ライダー響鬼(30話から)
- 仮面ライダーカブト
- 仮面ライダー電王
- 仮面ライダーディケイド
- 仮面ライダーG
- 仮面ライダージオウ
- 機界戦隊ゼンカイジャー
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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