白峰天斗(シラミネタカト)とは、『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』の登場人物である。
演:山本匠馬
概要
モンスターハンター組織「3WA」(ワールド・ワイド・ウィング・アソシエーション)の戦士。
劇場版における753の先輩に当たる人物で、人造モンスター「レイキバット」を使って仮面ライダーレイに変身する。爪を鑢で研ぐ癖がある。
一人称は「私」で礼儀正しい性格なのだが、プライドが高く自身が「格下」と扱っている人物に対しては見下すような態度を取っている。3WAから脱退した753に対しては完全に見下しており、青空の会のメンバーの前に現れた際に過去の黒歴史(特にネット版の鉄オタ趣味とか…)をバラして屈辱を味わわせていた。その反面、紅親子に対しては尊敬の念を抱いていて、特に音也のことは「伝説の男」と称するほどであったが、音也の素性が女好きということを知ると幻滅してしまった。
太古の時代より復活したレジェンドルガ族と交戦していた渡と753の前に突如現れては窮地を救い、その後は共にレジェンドルガを討伐するため渡や753と協力して戦う。
しかし、物語中盤で紅親子へ不意打ちを仕掛けた挙句、麻生親子を気絶させた上でどこかへ連れ去ってしまう…
以下ネタバレ
実は彼はレジェンドルガと結託していた。
3WAが秘密裏に開発していたレイシステムは装着者の肉体に過度の負荷がかかるという規格外の代物。だが、目的を選ばない性格の彼はレイへの変身能力の取得と引き換えに、天斗自らがレジェンドルガと化していた。
彼の本性も文字通り氷のように冷たく仲間意識も極めて低い性格であり、誤射を受けたことで抗議してきたガーゴイルレジェンドルガを何の躊躇いもなく破壊している。
魔界城の森で恵が変身したイクサを強襲し、部下であったはずのガーゴイルもろとも殺害しようとするが、753の介入によって失敗。それからは753と恵の連携攻撃に圧倒され、753のイクサ・ジャッジメントを喰らい爆死した。
なお、彼の死亡により3WAの実態や彼がアークに協力する理由などは全く明かされることがなくなってしまった。
仮面ライダーレイ
身長:205cm
体重:87kg
パンチ力:17t
キック力:8t
ジャンプ力:ひと跳び30m
走力:100mを5秒
3WAがキバの特性を研究して秘密裏に開発していたライダー。モチーフはイエティ。
人造のキバット族であるレイキバット(CV:若本則夫)が白峰の腰に出現したベルトにブルルァ!装着されることによって変身する。
イクサ同様の人造ライダーでメカニカルスーツを装着した上での変身だが、レイキバットがエネルギーを循環・管理していて、各部のパワージェネレーターと人造魔法石で増幅するという、実質キバの鎧同様のシステムを備えていると言える。
モチーフが寒冷地方のUMAであるイエティらしく、零下200℃の冷気を掌から発射することができる。ベルトのレイキバットがウェイクアップフエッスルを吹くことによって、両腕の封印鎖(カテナ)が開放され巨大な魔皇石が仕込まれた巨大な鉤爪「ギガンティック・クロー」が出現。ギガンディッククローはレイキバットによる冷気ブレス「ブリザードミスト」との連携による必殺技「ブリザードクロー・エクスキュージョン」を放つ際に用いられる。
ちなみに、肩の爪「ブロウニングショルダー」を槍のように変化させることによって、近づいてきた相手に刺突攻撃することも可能だが、劇中未使用に終わった。
外部出演作における仮面ライダーレイ
平成ライダーの次回作にあたる『仮面ライダーディケイド』では井上敏樹繋がりなのか「ファイズの世界」を舞台にした第10話で早くも客演出演した。ただ、ディケイドにおけるレイは仮面ライダーディエンドが召喚した個体としての登場で、劇場版で似た描写がなされた仮面ライダー歌舞鬼と共にラッキークローバーに襲い掛かった。
『仮面ライダージオウ』ではEP44にてアナザーディケイドと化したスウォルツが召喚する個体としても登場。同じく劇場版を初出とするダークライダー(G4、ダークゴースト、風魔)と共にグランドジオウとゲイツリバイブに襲い掛かった。
余談
彼を演じた山本匠馬氏は後にテレビ本編に登場した現代キングこと登太牙/仮面ライダーサガも演じている。
関連動画
関連項目
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