白色テロ(仏:Terreur blanche)[1]とは、国家権力を用いた国民弾圧による恐怖政治をいう。18世紀末のジャコバン派による恐怖政治(terreur)後に横行した、白百合を象徴とするフランス王党派による恐怖政治に由る。
この他白色テロとしては、1920年前後のハンガリーや1927年頃の上海(5000人以上失踪の四・一二事件[2]等)、戦中日本(3人獄死の横浜事件[3]等)、1947年頃の韓国(6万人近く虐殺の済州島事件[4]、少なくとも20万人以上虐殺の保導連盟事件[5]等)などの反共施策や、戦後台湾で本省人18000~28000人が虐殺された二・二八事件[6]に始まる中国国民党による40年間戒厳等が挙げられる。
脚注
- *白色テロルとも。松村明・池上秋彦・金田弘・杉崎一雄・鈴木丹士郎・中嶋尚・林巨樹・飛田良文・曽根脩「白色テロ」『デジタル大辞泉』小学館
- *贾熟村. "冯玉祥与蒋介石的恩怨." 浙江学刊 5 (2010): 005.
- *松村明「よこはまじけん【横浜事件】」『大辞林 第三版』三省堂
- *木村貴「国境を越えた韓国 「民主化」」『東アジア研究』13・14合併号 (2012)
- *신승근「최소 60만명, 최대 120만명! : 커버스토리」『한겨레21』364、2001年06月20日
- *1992年行政院公式発表:上水流久彦「第3章 外省人にみる台湾の求心力と遠心力」佐藤幸人『「台湾総合研究III 社会の求心力と遠心力」調査研究報告書』アジア経済研究所、2010、p. 36
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