白鳥星座の氷河とは、車田正美の漫画『聖闘士星矢』の登場人物。
概要
白鳥星座の氷河 | |
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年齢 | 14歳 |
身長・体重 | 173cm・60kg |
誕生日 | 1月23日 |
血液型 | O型 |
出身地 | ロシア |
修行地 | 東シベリア |
守護星座に白鳥星座をもつ青銅聖闘士(ブロンズセイント)。
担当声優は橋本晃一(初代)、三浦祥朗(二代目)、冬馬由美(幼少期)、宮野真守(Ω)
ミュージカルの担当俳優は森且行(91')、阿部直生(11')、福山聖二(二代目)
異母兄弟に星矢、紫龍、瞬、一輝、邪武、那智、市、檄、蛮、星華。
マーマがロシア人の為、金髪碧眼である。
東シベリアで水晶聖闘士黄金聖闘士カミュ下で兄弟子のアイザックと共に修行を受ける。
聖衣継承は聖域からの星矢一味抹殺指令と共に下され、永久凍土の中から白鳥星座の聖衣を取り出し聖闘士の資格を得る。
聖闘士を目指した理由が、海に沈んだマーマの眠る船を引き上げる為であった。
その甘い動機、性格を師のカミュからも兄弟子アイザックからも酷評され、指摘通り、甘さを突かれてピンチに陥ることも多々あった。
実力の足りない時に海の中へ飛び込んでマーマに会いに行き、それが原因で助けに来たアイザックが行方不明になった。
しかしそれ以後も相変わらず海に潜りマーマに会いに行っていた。反省しろ。
日本での戦いは聖闘士の掟に背き私闘を行う星矢達への刺客であったが、一輝の乱入や城戸沙織の真の正体を見て聖域を裏切り、
星矢達と共に行動するようになる。
その闘技は凍気を操る事を主体とし、クールに戦いを運ぶ事を信条としている。
しかし戦闘以外の行動はクールとは言いがたく、富士の洞穴では危機管理のために鈴の音で互いの安全を確認しようと
自分で言い出しておきながら、実際に瀕死の星矢の鈴の音に対してはたいして調べようともせずに「気のせいか」で済まし、
海界では死んだはずのカミュに化けたリュムナデスに倒された後に、死んだはずのアイザックと会って疑いもせずに彼の生存に涙を流し、
冥界では紫龍が嘆きの壁の前で一人残って追っ手の相手をしてるにも関わらず、
壁内部に突入してきた冥界三巨頭ミーノスを食い止めるために、唯一の通路を変形フリージングコフィンで塞いだ。
身に付けた聖衣
作中、幾度も成長進化を遂げた白鳥星座の聖衣であるが、一貫して頭部の可愛らしい白鳥の意匠は健在である。
他の仲間の頭部形状は度々変化してきたが、白鳥星座の頭部は頑固なまでに統一されている。
きっと聖衣の作成者の並々ならぬ魂がこもり、頑なまでに変形を拒んできたのだろう。
必殺技
凍気を扱うが、使用方法は攻撃と補助に分けられる。
- ダイヤモンドダスト
氷河の最も使用頻度の高い必殺技。
自然現象のダイヤモンドダストと見紛う様な美しい現象とは裏腹に、相手を凍結させて戦闘能力を奪う。
ただ、凍気技の中では基本であるらしく、格上の相手には通用しないことも多い。
氷河はその事を自覚しており、牽制に使ったりしていた。
- ホーロドニースメルチ
アニメ版では別の技変更されてしまったが、蠍座ミロ戦までの氷河最強の技。
ロシア語で「冷たい竜巻」を意味するこの技は、アッパーカットから凍気の竜巻を作り出す。
白銀聖闘士の作り出す「炎」すら凍らせる、凄まじい威力を誇る。
オーロラエクスキューションを習得してからは、忘れ去られてしまった。 - オーロラサンダーアタック
アニメ版におけるホーロドニースメルチの代替え的な技、立ち位置はホーロドニースメルチと同じ。
アッパーカットだったホーロドニースメルチとは異なり、握り合わせた両拳から凍気を放つ遠距離技。
使用する前に頭上に凍気を撃ちだし技の使用環境を整えるのが特徴。
アニメではこの技の動きでダイヤモンドダストを放つ、逆にダイヤモンドダストの動きでこの技を放つなど、どうやらスタッフ間の連携が取れてない模様(しかも放つ構えがオーロラエクスキューションにそっくり)。
原作のホーロドニースメルチとは異なりオーロラエクスキューション習得後も多少出番がある。 - カリツォー氷結リング
ロシア語で「輪」の意味のこの技は凍気の輪で相手の動きを封じる。
時間と共に輪は増えていき、ますます頑丈に封じていく。
ただ、その効力が発揮したのは格下のブラックキグナス戦の時だけであり、蠍座ミロはあっさり破った。
氷河もその辺りは承知しているようで、主に時間稼ぎでしか使用していない。
アニメではやけに安直な名前に。なぜ変更した。 - オーロラエクスキューション
師である水瓶座カミュとの戦いの中で習得した、絶対零度の凍気を放出する氷河最強の技。
名前の響きと美しさ、物まねのし易さで全国のちびっ子に人気があった技。
特にカミュと氷河のオーロラエクスキューションの撃ち合いは星矢史上最高との呼び声もある。 - フリージングコフィン
黄金聖闘士数人の力をもってしても破壊不可能な氷の棺を作り出す。
この技にかかり閉じ込められた者は成す術も無く死を迎える事になる。
…が、この技が成功した事は無く、1度目は紫龍と天秤座の剣によって、2度目は氷河自身が内側から破壊、3度目は氷河がミーノスに対し、変則技の壁として使用したが、破壊された。カリツォーよりも信頼性が高そうだが、成功率は0%。
今後に期待の技である。腐女子に人気の技でもある。理由は星矢本編を読んで確認して欲しい。
勝敗
氷河は初期の時点では聖域からの刺客、と言う事で、他を圧倒する強さを誇っていた。
その後も主力として最後まで戦い抜き地上の平和を守ってきた。
そんな氷河の戦績を振り返ってみよう。
内容についての解説。
- 瞬殺:相手をゴミ屑の様に一瞬で倒す。
- 圧勝:横綱相撲。相手を寄せ付けず。
- 優勢:終始有利に闘う。
- 辛勝:何とかギリギリ勝ちを拾う。
- 相打ち:ダブルKO
- 痛み分け:何らかの理由で決着付かず。
- 惨敗:追い詰めるが、逆転負けを喰らう。
- 完敗:手も足も出ず負ける。
- 逆瞬殺:ゴミ同然に倒される。
対戦相手 |
決まり手 |
勝敗 |
内容 |
備考 |
海ヘビ星座の市 | ダイヤモンドダスト | ○ | 瞬殺 | 勝敗は顔で決まる…(´;ω;`) |
ブラックフェニックス | ダイヤモンドダスト | ○ | 瞬殺 | ブラックフェニックスはちょっと弱すぎる。 |
ブラックスワン | ブラックアンドロメダの横槍が入る | △ | 痛み分け | ほぼ勝ちは手中に収めていた。 |
ブラックスワン | ホーロドニースメルチ | ○ | 瞬殺 | ダイヤモンドダストで倒しておけば…。 |
鳳凰星座の一輝 | 鳳凰幻魔拳→右ストレート | ● | 完敗 | 紫龍や瞬が一輝に対し情けない戦いをしていた事に比べればだいぶマシ。 |
鳳凰星座の一輝 | 鳳翼天翔 | ● | 逆瞬殺 | 見開きの鳳翼天翔で吹き飛ばされる。 |
ケンタウルス星座のバベル | ホーロドニースメルチ | ○ | 瞬殺 | 格上の白銀聖闘士を瞬殺。 |
ペルセウス座のアルゴル | メドゥーサの盾 | ● | 逆瞬殺 | 瞬の敗北から何かしら警戒できれば…。 |
牡牛座アルデバラン | 張り手 | ● | 逆瞬殺 | 黄金聖闘士の壁は厚かった。 |
双子座サガ(遠隔) | アナザーディメンション | ● | 逆瞬殺 | 正に手も足も出ず。 |
水瓶座カミュ | オーロラエクスキューション→フリージングコフィン | ● | 逆瞬殺 | カミュの技フルコースを食らった。 |
蠍座ミロ | ダイヤモンドダスト、スカーレッドニードルアンタレス | △ | 相打ち | 勝負に勝って闘いに負けた。 |
水瓶座カミュ | オーロラエクスキューション | △ | 相打ち | 壮絶なオーロラエクスキューションの打ち合い。 |
氷戦士アレクサー | ブルーインパルス | ● | 逆瞬殺 | 生身の体では不利だった。 |
氷戦士アレクサー | オーロラエクスキューション | ○ | 瞬殺 | オーロラエクスキューションが使えて旧型聖衣…??? |
リュムナデスのカーサ | オーロラエクスキューション→首への抜き手 | ● | 逆瞬殺 | クールであれ…。 |
クラーケンのアイザック | オーロラエクスキューション | ○ | 辛勝 | 左目の負傷。失明はしなかったが以後、片目包帯姿に。(NDで完治) |
海王ポセイドン | アテナの壺 | ○ | 辛勝 | 星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝、シャイナ、アテナの7人懸かりでやっと倒せた。 |
牡羊座シオン | うろたえるな小僧―――!! | ● | 瞬殺 | 見開きのちゃぶ台返しで倒される。 |
地奇星フログのゼーロス | オーロラエクスキューション | ○ | 瞬殺 | 我が師カミュへ捧げる。 |
バレンタイン、シルフィード、ゴードン、クィーン | 一斉攻撃 | ● | 瞬殺 | 彼らを従えるラダマンティスの強さはいか程のモノなのか? |
天敗星トロルのイワン | ダイヤモンドダスト | ○ | 瞬殺 | 最高にクールで非情なる氷河の一撃。俺の名は… |
天罪星リュカオンのフレギアス | ハウリングインフェルノ | ● | 逆瞬殺 | フレアギスは三巨頭並の強さ。 |
天貴星グリフォンのミーノス | オーロラエクスキューション→超次元 | ○ | 辛勝 | オーロラエクスキューションで倒されておけば悲惨な死に方はしなかったのに…。 |
タナトス | エネルギー波 | ● | 瞬殺 | 聖衣も木っ端微塵にされてしまった。 |
ヒュプノス | ダイヤモンドダスト廬山昇龍覇 | ○ | 瞬殺 | 聖衣の威力は半端では無かった。 |
冥王ハーデス(真) | アテナ、一輝、瞬、紫龍達との連携技 | ○ | 辛勝 | 神と神聖闘士4人の計5人懸かり。 |
天闘士の斗馬 | 斗馬の逃走 | △ | 痛み分け | 顔見せ程度の戦いではあったが、氷河はせっかく持ってきた聖衣をなぜ装着しなかったのだろう。 |
天闘士の斗馬 | カリツォー | ○ | 圧勝 | 相手をしているヒマがないので黙らせた。しかし今更カリツォーでドシャアとなる斗馬さんェ… |
水瓶座のミストリア | 凍気による氷結 | ● | 逆瞬殺 | 氷河としては戦うわけにはいかなかったのであろうが、フリージングコフィンを脱出できる人間が普通に凍っているのは如何な物かかと。 |
総合戦績
30戦13勝13敗4分
聖域からの刺客に選ばれる実力者は意外と負けていた。
瞬殺、逆瞬殺も非常に多い。
勝つときも負けるときも、凄いあっさりである。
氷河程の実力者があっさり負ける程、相手は強い、と言う事を表現する当て馬の役割が多いのであろうか?
ミロ、カミュ、アイザック、ミーノスと言ったボスを倒してはいるが油断と隙が多いみたいだ。
今一度カミュの教えを胸に刻み、冥王神話で頑張ってもらいたい。
関連項目
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