昭和以降の大相撲の力士としては、通算勝利数や幕内優勝回数などの大半の記録で歴代1位を記録しており、紛れもなく大横綱の一人である。
本名:ムンフバト・ダヴァジャルガル。ちなみにダヴァジャルガルは「月曜日の幸福」という意味で、実際に生まれた日である1985年3月11日は月曜日である。
概要
得意手は右四つ、寄り、左上手投げ。身長193cm、体重151kg(平成25年9月場所現在の日本相撲協会公式発表による)。好物は焼肉と納豆、嫌いなものはあんこ、趣味は読書、チェス、テレビゲーム。愛称は「ダヴァ」、血液型はA型。父ジグジドゥ・ムンフバトはブフ(モンゴル相撲)で、5年連続6度の優勝をした元アヴァルガ(大相撲の横綱に相当)。メキシコ五輪のレスリング重量級銀メダリスト(モンゴル初の五輪メダリスト)となったモンゴル国の国民的英雄。母は元外科医。義父は実業家で、元朝青龍全国後援会長の和田友良。(Wikipedia)
2chでは「白い子」、「恐ろしい子(持ち)」、「ぬる鵬」と呼ばれている。「ぬる鵬」の由来は時間一杯の際、顔以外の汗を拭かないためで、雅山や日馬富士に「汗で滑った」と、負けた言い訳にされたり、武蔵川親方(元横綱武蔵丸)や、相撲ジャーナリストの中澤潔からは「わざと拭いていないのではないか」と疑惑までかけられている。
自称「双葉山の生まれ変わり」で、双葉山のDVDを毎日のように見て立ち合いなどを研究している。
第54代横綱輪島大士とは親子のような間柄であり、毎年1月に一緒にトークショーを行うほか、白鵬が輪島に並ぶ14回の優勝を決めた後には、彼の現役時代と同じ黄金の締め込みを着用していたが、野球賭博騒動以降は「目立った色はよくない」と、以前に着用していたえび茶(画像)を着用しており、黄金の締め込みは最近では花相撲でしか着用していない。
力士の中でも人一倍相撲に情熱をかけており、野球賭博騒動の影響で表彰式で天皇賜杯を含むすべての賞を辞退したことに対し「国技を潰す気か」と発言し波紋呼んだ。また騒動直後の22年名古屋場所中も「賜杯だけはどうにかならないのか」と再三訴え、表彰式では天皇賜杯がない悔しさに涙を流した。それに同情したのか、場所後に天皇から異例となるねぎらいの書簡が送られた。またNHKが22年秋場所の大相撲中継再開に難所を示していたころには「中継をやらなければこの国が終わる」という発言もしている。
20回以上の優勝を達成した者には「一代年寄」が授与される事があるが、2011年9月場所で20回目の優勝を達成。また日本国籍取得に前向きである事から一代年寄授与は確実と見られている。
ちなみに、東京都江東区の富岡八幡宮にある「超五十連勝力士碑」には50を超す連勝を達成した力士の名前として谷風、梅ヶ谷(初代)、太刀山、双葉山、千代の富士の名が刻まれており、白鵬も今後刻まれる事になる。
また、大分県宇佐市の双葉の里では白鵬が双葉山以来60連勝を超えたことをうけ、2011年12月3日に「超六十連勝碑」が建立され双葉山、谷風とともに白鵬の名と手形が刻まれている。翌日の12月4日に双葉山生誕100周年を記念して大分県宇佐市で開かれた奉納相撲では双葉山に敬意を表し、雲竜型での土俵入りを披露した。雲竜、不知火両方の土俵入りを行った横綱は、1971年8月の巡業で玉の海の急病により代役を務めた北の富士以来40年ぶりである。
主な記録
通算成績:1050勝219敗58休(98場所)(歴代単独1位)
幕内成績:956勝171敗58休(79場所)(歴代単独1位)
横綱成績:762勝101敗37休(60場所)(歴代単独1位)
連勝:63(歴代2位。その後も43連勝をしており、40連勝以上を2回も記録したのは昭和以降では白鵬だけである。ちなみに止めた力士はどちらも稀勢の里。他にも30連勝以上6回、20連勝以上9回を記録しており、それぞれ昭和以降では歴代単独1位、歴代1位タイ記録である)
年間最多勝:9回(歴代単独1位。07-15年にかけての9年連続での獲得も単独1位)
年間最多勝利(年度):86勝(歴代単独1位。09年、10年)
年間最多勝利(6場所):88勝(歴代単独1位。10年3月-11年1月)
超会議場所トーナメント戦の成績
ニコニコ超会議で行われた大相撲春巡業のワンデイトーナメント大会の結果をここに記す。
大相撲超会議場所
ニコニコ超会議3で開催された。土俵入りの太刀持ちは豊ノ島、露払いは臥牙丸。
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | シード | ||
2回戦 | ● | 寄り切り | 西前頭4枚目 勢 |
3回戦 | |||
準々決勝 | |||
準決勝 | |||
決勝 |
大相撲超会議場所2015
ニコニコ超会議2015で開催された。太刀持ちは魁聖、露払いは旭天鵬。豪栄道休場の影響で出場人数が31人となったため、唯一1回戦シードでの登場となったが、2回戦で早速敗れた。
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | シード | ||
2回戦 | ● | 寄り切り | 東関脇 照ノ富士 |
準々決勝 | |||
準決勝 | |||
決勝 |
大相撲超会議場所2017
ニコニコ超会議2017で開催された。太刀持ちは大栄翔、露払いは石浦。超大相撲トーナメントでは内弟子第2号の石浦と対戦したが敗れた。これで超会議場所のトーナメントは3回連続の初戦敗退である。
取組 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
DAY1 幕内取組 | ○ | 突き落とし | 西横綱 鶴竜 |
DAY2 幕内取組 | 超大相撲トーナメント出場(下表参照) |
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | ● | 寄り倒し | 西前頭11枚目 石浦 |
2回戦 | |||
準決勝 | |||
決勝 |
関連動画
ヒールな朝青龍に対して品格方正の優等生タイプなためか、ニコ動での人気はあまりなく、動画も取組ダイジェストなどしかない。
このため温厚に見えがちだが、案外キレやすく、「土俵の上でなければ始まってるね」by北の富士勝昭↓
また、初音ミクが彼の土俵入り(’07年名古屋場所初日と思われる)をまねしていて、「横綱ミク鵬」と呼ばれている。
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関連項目
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