概要
日本で考案されたローカル役。萬子限定であり、これは索子限定の緑一色、筒子限定の大車輪との格差是正の為に考案されたものであるが、正規役である緑一色はさておき、同じくローカル役である大車輪と比べても採用ケースは稀であり、ゲーム(オンラインでは皆無だが、古い役などを選択可能な麻雀ゲームなら採用されている場合もある)や雀荘などでの採用例はまず無い。更に、少しお年を召した方だと九蓮宝燈を萬子限定の役と勘違いされていることもあるため、今後脚光を浴びることもあまりないだろうと推定される。
この役の由来となった加賀百万石にちなんで加賀百万石と呼ぶこともある。もしくは100ジャストを加賀百万石というときも。
萬子の清一色において、利用している萬子の数字(例:であれば1)の合計が100を越えると成立する。役満扱い。当然、国士無双などの和了の形の例外ではないため、4面子1雀頭の形を作ることが前提である。
14枚の牌で100を越えようとすると、平均で1枚あたりの数字は7.1である必要があることからも分かるように、14枚での達成は難しく、槓子が無い状態で作り上げるのは至難の業といえる。
ただし例4みたいに4枚使いや槓子なしの刻子のみでも成立は可能。
また、成立しているかどうかの判定が面倒臭い役でもある。多分それが大車輪とこの役の採用ケースの多寡を別つ理由だろう。
例1: ロン(待ち だと合計が99なので百万石不成立)
例2: ツモ (待ち どちらでも合計が100を越える)
例3: ロン (待ち この場合合計が130である)
例4: ロン(待ち のみ合計99となり不成立、それ以外は全て成立、の場合ジャスト100&四連刻(門前なら四暗刻も)が成立する。)
類似役として合計が55となったときに成立する紀州五十五万石など、他の藩を由来とするローカル役もある。
ルールの揺れ
ローカル役の例に漏れず、ルールには色々とブレがある。以下に主なものを挙げる。
- 丁度100になった場合のみを役満とする
- 丁度100になった場合には純正百万石(もしくは加賀百万石)としてダブル役満とする
- 清一色でなくても良い(当然萬子以外の数牌や字牌は0扱いである)
- 清一色でなくても良いが混一色である必要はある
関連項目
- 2
- 0pt