百合M@Sとは、アイドルマスターの動画に付けられるタグの一種で、百合関係(登場する女の子の仲が深く親密な様子)が描写されたものに用いられる。
これより先、女性同士の恋愛感情や強い親交関係に関する記事があります。
百合に耐性のない方や、二次創作的内容が苦手な方は注意して閲覧してください。
アイドルマスターにおける百合の扱い
原作である「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」には、そのゲームの内容故か男性キャラが少なく、好みのキャラでユニットを組んでステージに立たせるというシステムからか、二次創作ではニコニコ動画以前から登場キャラ同士でカップリングを作る流れがあった。
また、ドラマCDや音楽CDのボーナストラック、ラジオ内ミニドラマ等でも深い関係を想像させる描写が見られており、MADやSS、漫画などを二次創作するファンへのよき燃料となっている。
しかし、ゲーム本編(DLCである「アイドラ」シリーズは除く)ではキャラ間の交友は殆ど見られず、活動終了のコンサートの舞台袖で僅かに声をかけるだけとなっている。
また、ゲーム本編のベストエンディングではプロデューサー(プレイヤーであるあなた自身)と担当アイドルが親密な関係になる結末が多いため、ここに上記の百合設定を持ち込むと様々な問題が生じてしまう。また、百合に抵抗がある人の不快感を煽ることになるため、過剰に反応することは好ましくないとされている。
そのため、公式では百合設定は存在せず、あくまで二次創作上の設定と解釈するのが一般的である。
(※ドラマCD等は原作と食い違う設定が多いために公式と扱うのは難しく、準公式にとどめるのが望ましい。)
カップリングの成り立ち
ゲーム内に登場するアイドル候補生11名の組み合わせでカップリングが作られる。
765プロ事務員の音無小鳥や別事務所のアイドル、女性プロデューサーとのカップリングも少数ではあるが見受けられる。
(アイドルマスターの登場人物の一覧を参照)
ボーイッシュな出で立ちで女性ファンの多い設定の菊地真が絡むカップリングは非常に多い。真が関わってくる百合(あるいはそれに準ずる)動画ではたびたび動画コメント上で「××まこ」ランキングが勃発する。
逆に双海亜美・真美が関わるカップリングは少ない、 これは単純に年齢が若すぎて、恋愛(あるいはそれ以上の関係)を想像しにくいのが原因。
頻出のカップリング等
菊地真が関与する組み合わせ
- ゆきまこ
萩原雪歩とのカップリング。
パッと見が「王子様とお姫さま」とされるため、取っつきやすい組み合わせとされている。
この2人の絡みは公式でも多い(MASTERWORK03、ドラマCD01など)また、両者共にまんざらでもない様子が見てとれるため、半ば公式カップリングとして定着している感がある。
それ故か「ゆきまこは正義」という言葉が生まれることになったが、この発言は百合嫌いな人、ならびに他カップリングを好む人から少なからず反発を買っている。使用の際は注意されたし。 - みきまこ
星井美希とのカップリング。
美希が真を呼ぶ際は「真くん」と男の子扱いしている。また、MASTERARTIST03、04では互いにトークゲストとして参加しており、その際の美希の数々の発言が「真を狙っているのでは?」という節が見られる。
また、ゆきまこの最大の天敵とされている。修羅場トリオの項を参照。 - 修羅場トリオ
菊地真を間にはさんで、萩原雪歩と星井美希が対立する組み合わせ
公式サイトの誕生日バナー絵で「美希が真に抱きつき、その光景を見た雪歩が驚いている」1シーンがあり、そこから発展したトリオとされる。
この三角関係に決着が付く日がくるのかは不明だが、たまにあずさや律子あたりが意図せず漁夫の利(真)を得てしまう事もある。 - ちはまこ
如月千早とのカップリング。
MASTERPIECE02では「フェロモン」に関わる件で言い争いをしたり、真の誕生日CDでは一緒に入浴するなど、歳不相応に未発達な体型の事で悩み合う組み合わせとなっている。 - あずまこ
三浦あずさとのカップリング。
あずさの女らしさに憧れる真、という組み合わせ。アイマスのカップリングとしては歴史が古い。また、β時代に投稿された2人が歌う「9:02pm」はニコマス初期の名作である。 - いおまこ
水瀬伊織とのカップリング。
見た目はゆきまこと同じ「王子と姫」だが、伊織がツンデレキャラであるため激しい言い争いになってしまう(そしてその後デレる)組み合わせ。とあるPが熱烈にプッシュしている組み合わせでもある。 - りつまこ
秋月律子とのカップリング。
この2人は中の人(若林直美・平田宏美)同士が非常に仲が良く、公録イベント「結納~you-i know~」では夫婦発言まで飛び出している。
そういう背景もあってか、他の「××まこ」カップリングとは違って真が男の子役をしていない、一風変わった組み合わせとなっている。 - なおひろ
上記の「りつまこ」の中の人バージョン。若林直美×平田宏美。 - ひびまこ/魂の兄弟
我那覇響とのカップリング。
二人のタイプが似ているだけに、百合というよりは「男の友情」に近い描写が多い。
「友情・努力・勝利」なジャンプ漫画にありがちな、戦いの末の友情、といった雰囲気が強い。 - ぴよまこ
音無小鳥とのカップリング。
小鳥さんの頭の中では真を中心とした百合妄想がうずまいているようだが、時々小鳥さんの言動には真を意識したものもあり、脳内にとどまらず真に対して直接被害を与えることもあるようである。
菊地真が関与しない組み合わせ
- はるちは
天海春香と如月千早のカップリング。ちははる、ちはるか、ちっはるなどの呼び方もある。
共通して「歌」に拘る姿勢がある。また、親友として設定されることが多い(ドラマCDNewStage03など) また、中の人(中村繪里子・今井麻美)同士はとても仲がよく、たびたびユニットで顔を合わせることがある(TORICO、Engage、Prestarなど) - やよいおり
高槻やよいと水瀬伊織のカップリング。
貧乏で素直なやよいと、お嬢様でツンデレな伊織という対比が目立つ取り合わせ。ドラマCDNewStage02は一聴の価値有り。
お互いの年齢が幼いこともあってディープな関係に発展するケースはあまり多くない。 - ちはやよい
如月千早と高槻やよいのカップリング。
お互いのバストサイズが同じ72cm、持ち歌を交換したらカオス(メカご飯とやよい鳥)、もじぴったん、ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)など、何気に共通項の多い2人と言える。ドラマCD02では同期入社という設定だった(作品ごとに設定が違うのだが)。
また、千早の中の人(今井麻美)はやよいを溺愛していることを宣言している。 - 新・修羅場トリオ
上記のやよいおりとちはやよいの複合・・・つまり、高槻やよいを間に挟んで如月千早(アサミンゴスP)と水瀬伊織が対立する構図。本家修羅場トリオよりも根が深く、大惨事に発展する事も多い。しかし、上のカップリングの掛け算を見れば判るとおり千早→やよい→伊織というつながりなので、それなりに丸く収まる場合もある。 - あずちは
三浦あずさと如月千早のカップリング。又の名を「格差社会デュオ」。
生真面目な千早を天然なあずさがつつく取り合わせで、バストサイズが最大と最小の2人でもある。
THE IDOLM@STER RADIO(アイマスレディオ)のパーソナリティでもある。掛け合いだけではなく、歌姫楽園のコーナーではアイマス声優陣トップクラスの歌唱力を披露してくれる。
ちなみに、アイドルマスターXENOGLOSSIAでは血が繋がってる姉妹という設定だった。
(三浦あずさの本名は如月あずさであった) - ちはみき
星井美希と如月千早のカップリング。
MASTERWORK02では美希が千早を尊敬している様子がみられる、また漫画「アイドルマスター relations」ではこの2人が中心となってストーリーが展開された。漫画「アイドルマスター -Your Mess@ge-」では2人がデュオを組んでおり、千早も美希の事を大事に思っており、美希からは「千早さん大好き!」という台詞が聞ける。
また、公式のトレーラーなどではこの2人+春香の3人が中心となることが多く(GO MY WAY!トレーラー、神様のBirthday、shiny smileトレーラーなど)、「THE IDOLM@STER Live For You!」の限定版に同梱されたOVAでも、美希・千早・春香の3人がメインキャラクターとなった。
ちなみにこの2人は「思い出をありがとう」が共通の持ち歌なのだが、relationsが目立ちすぎてしまってすっかり忘れられている節がある。 - りつみき
秋月律子と星井美希のカップリング。順番が入れ替わることもある。
厳しい先輩の律子と、怠け者の後輩美希というパッと見は不仲とされる2人だが、MASTERWORKS02では美希が改心する一幕がみられる。また、美希が「さん」を付けて呼ぶ数少ないキャラでもある(厳密には「律子……さん」ではあるが) - はるゆき
天海春香と萩原雪歩のカップリング。順番が入れ替わってゆきはるとなることもある。
共に16歳と言うこともあり(学年は一つ違うが)ほのぼのとした相思相愛ものになることが多い。
公式での絡み自体は少ないが、im@s架空戦記シリーズをはじめ二次創作では人気のカップリングである。
元気でポジティブな春香と引っ込み思案な雪歩との対比がよく見受けられる。 - たかゆき
四条貴音と萩原雪歩のカップリング
女王に相応しい気高さと魅力を持ち合わせる貴音と、それに憧れる雪歩と言う組み合わせなのだが、
公式で雪歩が重度の貴音好き好き病を発症しており、公式で度々雪歩が暴走するので
「むしろゆきたかじゃね?」「まさかのフヒ歩公式化」等と言われたりもしているが、
もちろん綺麗なたかゆきも存在する…はず。 - おざえり
尾崎玲子プロデューサーと水谷絵理のカップリング。
一人では見れない夢を二人で見ようと誘い、ネットの住人であった絵理を現実に引っ張りだした尾崎Pだったが
最終的には絵理が感情を爆発させて自分の元から消えようとする尾崎Pを引き止め、
二人は再び共に歩き出す、一人では見れない夢を二人で見るために…
と、絵理シナリオがこんな感じのストーリーなので、公式でガチの組み合わせだと評されている。
既存の組み合わせで例えるならば、千早とそのプロデューサーの組み合わせが近いのだが、
千早に相当するのが絵理ではなく尾崎Pなのがミソである。 - すずえり/サイえり
ネットアイドル・鈴木彩音(サイネリア)と水谷絵理のカップリング。
一方的に絵理を「センパイ」と慕い、液晶の外に飛び出した絵理をネット世界という名の楽園に引き戻そうとする。
その性質上、絵理が彩音を選ぶ結末となるシナリオは絵理シナリオの中では挫折ルートとはなるのだが、
アイドルとしての大成を諦めた絵理が今度はPとして彩音をデビューさせるという結末はやはり
公式カップリングと呼ぶに相応しい側面がある。 - 修羅場トリオDS
上記の複合・・・水谷絵理を間に挟んで尾崎玲子と鈴木彩音が対立する組み合わせ。
これまでの修羅場トリオと異なり、同僚同士の対立ではなく、互いに絵理以外の接点のない二人の対立である。
それだけに互いに敵意と嫌悪感をむき出しにし、言葉を飾ろうという配慮すら見られないガチンコ対決である。
公式に設定された三角関係であるだけに、絵理シナリオはこの三角関係の決着という側面も持っている。
ただし、二次創作では「第四の男」が現れてあっさりと漁夫の利を攫われる、なんて展開もありがち。
秋月涼が関与する組み合わせ
アイドルマスターディアリースターズに登場する秋月涼は、男性なので誰と組んでも百合になる事は無い。
ただし、涼を男として認識していない女性が女装した涼に好意を持つシチュエーションには、「疑似百合M@S」のタグが付く場合がある。
関連コミュニティ
- 「はるちは」は俺のジャスティス
- はるちは@アイドルマスター
- やよいおり は 正義!
- アイドルマスター みきちは⇔ちはみき
- ちはまこは勇気!
- ゆきまこ
- いおまこ
- ちはやよい
- みきまこ
- ぴよまこ
- はるゆきは優しさ!
関連項目
- 4
- 0pt