百日草特別とは、JRA(日本中央競馬会)が東京競馬場・芝2000mで施行する、2歳限定1勝クラスの特別競走である。
地方競馬でも各地で同名の競走が開催されているが、本項ではJRAの百日草特別について記述する。
概要
古くは1972年に200万下(現在の1勝クラス)として開催された記録が見つかるが、継続的に開催されるようになったのは1996年から。当初は旧3歳限定500万下、芝1800mのレースとして開催され、2014年から芝2000mに変更となって現在に至る。
1勝クラスの条件戦だが、2歳11月の開催ということもあって早い段階で新馬戦・未勝利戦を勝ち抜けた素質馬が集まることから、2021年までにGⅠ馬4頭、それ以外の勝ち馬からも重賞ホースが多数出ている出世レースのひとつである。
特に芝2000m戦となって以降は、2歳重賞に2000m以上のものがほとんどなく(GⅢ京都2歳ステークスとGⅠホープフルステークスのみ)、東京競馬場・芝2000mで開催される2歳限定・1勝クラス以上の競走は本競走のみであるため、関東の中距離適性の素質馬にとっては重要なレースと言えるだろう。
歴代の勝ち馬からは、マイネルラヴ、コスモバルク、アサクサキングス、エフフォーリアがGⅠを勝利している。複勝圏内を含めるとアカイイト、掲示板内まで広げるとサニーブライアンもいたりする。
重賞ホースとなると、勝ち馬だけでもクリスザブレイヴ(富士S)、マイネルモルゲン(ダービー卿CT・京成杯AH連覇)、ベストディール(京成杯)、ルージュバック(きさらぎ賞・エプソムC・毎日王冠・オールカマー)、アドマイヤミヤビ(クイーンC)、ゴーフォザサミット(青葉賞)、トーラスジェミニ(七夕賞)、オニャンコポン(京成杯)と並ぶ。
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