盆栽マスターとは、T.M.Revolutionの西川貴教に与えられた名誉ある称号である。
盆栽マスターへの軌跡
2014年1月1日放送、毎年正月の恒例番組である、『芸能人格付けチェック』での出来事である。
この番組は、一流芸能人として呼ばれたゲストチーム達に、各方面での一流品を二者択一してもらい、
不正解になる毎に、ゲストの称号やおもてなし等が、貧相になってしまうという企画である。
本来ならば、不正解になっていく大物タレントや俳優の待遇が貧相になっていく様を楽しむ番組なのだが、
ここ数年、一流芸能人の座をキープし続ける男がいた……。
それがGACKT様である。
GACKT様はその一流の感性で、過去四回の出演中、全ての回で全問正解を達成していた。
しかもGACKT様は出演の度にペア(※注)となるゲストを変えており、
その全員がGACKT様の期待に応えるように、全問正解しているのである。
(※注 この番組はペアでのチーム戦であるため、GACKTが単独で正解し続けても、相方となるペアが単独の際に正解しないと、一流芸能人を維持できない。)
かくしてGACKT様は、2014年の同番組開始時点で、4回連続一流芸能人、24問連続正解という前人未到の記録を樹立していた。
そして、五回目の出演となった今回のペアに選ばれたのが西川貴教だったのである……。
盆栽マスター、誕生
西川が挑んだのは、『A、Bの二つ用意された盆栽の内、どちらが一億円の盆栽かを当てる』というもの。
GACKTを一流から落としてはいけないという重圧の中、Aを選択した西川だったが、他のチームの代表者は次々とBを選んでいく。その結果、西川以外の代表者は全て、反対のBを選択してしまった。
多人数の中安心しきる他の代表者を余所に、不正解とGACKTの一流陥落を覚悟した西川。
たった一人のAの控室で勝利した西川は渾身のガッツポーズののち、「2014年、最高!」と喜びを露わにした。
そして、メインセットで再会したGACKTから熱い抱擁と共に、「さすが盆栽マスター」と褒め称えられた。
かくして2014年1月1日…西川貴教は盆栽マスターとなったのである……
2度目の奇跡、マグロマスター
時は流れて7年後の2021年3月30日の『芸能人格付けチェック BASIC』に再び出演することになった西川。
DA PUMPのISSAと共に最初のワインチェックで一流にランクアップし、続く四重奏も正解して臨んだ3問目。
西川が挑んだのは、『3つの選択肢の中からどれが最高級のマグロかを当てる』というもの。しかも絶対アカンのはんぺんを選ぶと2ランクダウンしてしまう。
ここでCを選択した西川だったが、他のチームの代表者は次々とAやBを選んでいく。そして前回同様、Cの部屋には西川一人だけに。
こうして彼は新たな伝説…マグロマスターとなったのである……
余談
2019年1月1日の回でも一流芸能人を維持し続けているGACKT様であるが、この回の盆栽チェックに備えて勉強していたらしい。更にそれを知った盆栽協会から大量の資料を貰っており、本チェックに臨むにあたり万全の対策を整えていた。しかしこのチェックはラスト前に控えている都合上、GACKT様が単独で挑む機会はあまりない(ラストは恒例の牛肉チェックであり、肉博士を自認するGACKT様がこちらに挑まないわけにはいかない)。実際2019年もこのチェックに挑んだのは相方のYOSHIKIであり、GACKT様はメインスタジオで見守ることになった。
結果としてYOSHIKIが正解の盆栽を選択し一流を維持、最後の牛肉チェックも正解しめでたく一流キープとなったのだが、盆栽チェックを終えて最終チェック前のスタジオトークで、
と宣言、公式記録ではこの誤答はカウントされないため連勝記録は更新中であるがGACKT様が本番組で初めて誤答を認めた瞬間である。これを聞いた格付けマスターの浜田雅功は悔しがっていた。
盆栽マスターの眼力の凄まじさを再認識する一コマであった。
歴代盆栽マスター
2015年盆栽マスター:鬼龍院翔 |
2016年盆栽マスター:GACKT(メンタルリセットの項目も参照) |
2017年盆栽マスター:堀江貴文 |
2018年盆栽マスター:GACKT |
2019年盆栽マスター:YOSHIKI |
関連項目
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