盆踊り(Bon Dance)とは、日本の踊りの一種である。そして、夏の風物詩である。
概要
日本に古くから定着している、民俗芸能の1つ。地方ごとに独特の踊りや歌が存在している。
四国・徳島県の阿波踊りが特に有名であろうか。また歌では、東京音頭や二十一世紀音頭、福岡県の民謡が由来の炭坑節(『月が~出た出た月が~出た~ ~ヨイヨイ』のフレーズでおなじみ)などがよく知られている。
地域ごとのコミュニティや、学校行事などで夏に祭りが開催される時の定番である。
主に広場などで、参加者達が輪を形成するように並びながら踊る。輪の中心には、櫓が立っている事も多い。
輪の中へ入っていくのは少々抵抗がある事と思われるが、一旦輪の中に入ってしまえば、あとは我を忘れてひたすら踊り続けるのみ。「踊る阿呆に見る阿呆、どうせ阿呆なら踊らにゃ損々」というフレーズがあるように、見ているくらいなら実際に加わった方が格段に楽しいはずである。
また音頭にあたり生演奏に用いられる楽器も様々で、昔ながらのものとしては太鼓や三味線が一般的。もっとも近年ではエレキベースを用意したり、音頭とりや演奏者(囃し方)が少なくなった事情から生演奏の代わりに録音した楽曲を流しているケースもある。
録音した楽曲を使用する際には、アニメソングの「音頭」が使用されることも少なくない。こういった「アニメソングの音頭」は1966年に発売された「オバQ音頭」の超大ヒットに端を発している。その売れ行きにあやかって他の作品も追随したという経緯があり、多数のアニメ作品が「音頭」をリリースしている。
当然の話ではあるが、踊りの輪へ加わる際は着物(浴衣)や甚平などを着ていくのが望ましい。勿論、足元は下駄や草履を履いていくのがベター。特に盆踊りでは、足踏みで音を鳴らして楽しむものもあるので(群上踊りなど)、そういった踊りの場合は注意を。
まあ洋服や靴のまま参加してはならない、というわけではないものの、やはり祭りの空気は大事にしたいところ。
しかし、下駄や草履などは鼻緒が擦れて足が痛む、などというケースもあるので予め履き慣らしておくといい。
他には、団扇を着物の帯(背中側)に挟んで携帯したり、お面を被って踊るのも風情がある。
近年ではリズムアクションゲーム(音ゲー)でも、盆踊りを彷彿させる曲が登場する機会が多くなってきたようである。
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