直火とは、直接火にあてること、またはその火のことである。
概要
料理において、フライパンや鍋などを用いて間接的に素材を焼く方法を「間接焼き」というが、
一方、素材を直接火にかざして焼く方法を「直火焼き」という。
食材を串に刺して焼く「串焼き」と、食材を網の上に乗せて焼く「網焼き」がある。
主に炭火・ガス・電気を熱源として用いるが、炙り寿司などのようにガスバーナーを用いて食材を炙ることも。
肉類や魚介類は直火で焼くことで余分な脂が抜け、旨味が中に閉じ込められ、
外はこんがり、中はふっくらな仕上がりになるため、直火焼きを利用した料理が多い。
(焼き鳥・焼き魚・焼肉は直火焼きを利用した代表的な料理だといえる)
しかし、直火焼きにはリスクもある。
直火で肉を焼くと、「ヘテロサイクリックアミン」や「多環芳香族炭化水素(PAH)」と呼ばれる物質が形成される。
これらはがんの発症リスクを高めるともいわれており、直火で焼いた肉をとりすぎると、
大腸がん・すい臓がん・前立腺がんの発症に関与するとの調査報告も。
こうしたリスクを減らすためには、肉を焼く前に黒ビールやワインに漬け込むのが効果的だといわれている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt