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相澤消太(あいざわ しょうた)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物である。
概要
『生徒の如何は先生(おれたち)の”自由”。ようこそこれが 雄英高校ヒーロー科だ』
年齢：30歳 誕生日：１１月８日 身長：183cm 出身：東京都 好きなもの：猫
ヒーロー名：イレイザー・ヘッド 個性：抹消
デク達のクラス、1-Aの担任。「イレイザー・ヘッド」の名で活躍するプロのヒーローで、CODE NAME「抹消ヒーロー」。「仕事に差し支える」という理由でメディアへの露出を嫌っているため、一般の知名度は低い。
ぼさぼさの長髪に無精ひげという小汚い恰好をしており、前述の知名度の低さと合わせてマスコミ連中には正体に気づかれないまま散々小汚いと連呼された。
雄英教師陣の大半は学内でもヒーローネームで呼ばれることが多いが、上記の通り露出の少なさからヒーロー名を耳にしにくいうえ、初対面の相手にも本名しか名乗らないことが多いためか、生徒・教師からはもっぱら「相澤先生」と呼ばれている。関係の深いヒーローからは「イレイザー」と略して呼ばれることが多い。
「合理的」が口癖の合理性主義者。合理性を求めすぎたせいか食事はゼリー飲料ですまし、普段から寝袋を持ち歩き隙あらば即入り込むなど怠惰な人物のような印象を受ける。ヒーローの見込みゼロと判断したものは即切り捨てる冷酷さをもち、通算除籍指導数は154回、昨年度は1クラス全員除籍処分にしたほど。その性格ゆえ、人情的なオールマイトとはウマが合わないらしい。
だが逆に見込みが「ゼロではない」と判断したならば前言を撤回してでも除籍はしないという一面も。前述の除籍の多さも、「見込みのない者に半端に夢を追わせることほど残酷なことはない」という彼なりの優しさからくるものである。
導方針の違いにより、オールマイトとはウマが合わないが、生徒のことは関係性や心理状態に至るまで良く見ており、面倒見が良い。リカバリーガールからはなんだかんだ甘いと言われているが、生徒のためなら命懸けで戦う姿は生徒からも慕われており、ヒーロー嫌いな死柄木がかっこいいと認めるほど。
プレゼント・マイクはタメの同期であり、彼のことはマイクと呼んでいる。
寡黙な相澤とハイテンションなマイクはまさに凸凹コンビといった感じで、相澤は体育祭の解説に無理やり引っ張ってこられたりと振り回されている様子。
ちなみにヒーロー名「イレイザー・ヘッド」は、学生時クラスメイトだったマイクから提案されたものをそのまま採用している。メディアに出る気もなく、特にこだわりがなかったからとはいえ、相当適当な付け方である。
救出後の壊理の監督役を引き受けており、身寄りのない彼女にとって事実上の保護者となっている。後に彼女の個性訓練を指導する。
実は彼を雄英の教師という職へと誘ったのは高校時代の先輩でもあるミッドナイト。教育に対して意見があるならと彼女が雄英に勝手に推薦したのがきっかけだった。
個性
個性は「抹消」。視たものの「個性」を抹消するというもの。瞬きをすると解ける。
すごい個性ではあるが、相澤自身がドライアイなのがもったいない。また、個性を消せるのは短期的に効果が発動する「発動型」「変形型」のようなものだけで、常時見た目に影響のある「異形型」のような個性は消せない模様。
個性の性質上一対一が得意分野と思われがちだが、ゴーグルを着用することで誰の個性を消しているのかをわからなくし、相手の連携を遅らせるという対多数戦も得意としている。
しかしやはり真骨頂は奇襲からの短期決戦であり、長期戦になると抹消時間がどんどん減少していくことを死柄木に指摘されている。
ちなみに名前の由来は目(アイ)で消すことから。個性発動時にはザワ…っとして髪が逆立つ。
現在はUSJ編での負傷により、インターバルの増加等の後遺症が発生している。
本人曰く「基本となる人体に、特別な仕組みが+αされた物が"個性で、その+αを一括りにして"個性因子"と呼ばれていて、あくまでその"個性因子"を一時停止させてるだけ」とのこと。
必殺技
ヒーローコスチューム
コスチューム(普段着？)は全身真っ黒な服に灰色の包帯のような布を首に巻いたものと非常にシンプルで合理的な格好。布で隠れて見えないが常にゴーグルも首にかけている。ドライアイ対策の目薬も常備。
首に巻いた布は炭素繊維に特殊合金の鋼線を編みこんだ「捕縛武器」。戦闘時はこれを自在に操り戦う。 また「一芸だけじゃヒーローは務まらん」という彼の言葉通り、異形型の敵を一撃で殴り倒したり、布で拘束した敵をまとめて投げ飛ばして見せたりできるほどの高い身体能力を誇る。
高校時代
スピンオフ作品の「ヴィジランテ」では、雄英校生時代の過去が明かされており、当時は自身の“個性”を、どのようにヒーロー活動に活かすか迷う、根暗な少年だった。白雲朧、山田ひざし（プレゼント・マイク）とは雄英高校の同級生で、1学年先輩に香山睡（ミッドナイト）がいる。
白雲、山田の3人でよくつるんでいた。2年A組に在籍していた当時は「A組の3バカ」と呼ばれていた。実際3人だけがインターン先が決まらない問題児となっていた。やや暗めで悩みがちな相澤に、明るくお節介な山田と白雲が絡んでいく構図が基本だが、楽観的な2人が独自の視点で思いついたことを口にしていき、相澤が現実的な視点で苦言を呈し、うするうちになんだかんだ良い感じで進んでいくような、バランスの取れた3人組だった。当時は白雲の掲げた「3人で事務所を作って独立」という計画を、それぞれが思い思いの形で夢見ていた。
THE・補足
上記のように合理性をモットーに動くキャラ。世間体に拘らずに合理性を突き詰めていくと人間こうなるだろう、という考えからこんな風貌になったようだ。合理性を突き詰めた結果なのか、部屋には何もなさそうとのこと。
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