真島吾朗(真島の兄さん)とは、みんなの兄さんである。
概要
蛇柄のジャケットにテクノカット、左目の眼帯がトレードマーク。両肩に白蛇、背中に般若の刺青を彫っている。
関西弁を喋るが、実は関西出身ではない。そのため独特のイントネーションで喋り、スタッフからは『真島弁』と呼ばれている。冴島大河とは代紋違いの兄弟分だった。
桐生のことを
「桐生チャ〜ン」
と呼んで大層気に入り、更にライバル視もしているため、彼を自分の手で倒すことにこだわっている。
強烈なキャラクター性からシリーズでも屈指の人気を誇り、『龍が如く 維新!』発表前の「龍が如くシリーズ キャラクター総選挙」では主人公の桐生一馬を抑えて堂々の1位に輝いた。
どや?カッコええやろ?
経歴
『龍が如く0 誓いの場所』では大阪・蒼天堀のキャバレー「グランド」の支配人を勤める。
上野誠和会襲撃失敗を経て、親父分の嶋野太によって道を踏み外した極道として穴倉に落とされ、拷問を1年受けて耐え抜く。その後はカタギとなり、嶋野の代紋違いの兄弟分・近江連合の佐川司に預けられて大阪・蒼天堀のキャバレー「グランド」の支配人になり、倒産寸前の店をNo.1にしたことで「夜の帝王」と呼ばれるようになるが、一方で蒼天堀から一歩でも外に出たら殺されるという事実上の監獄生活を送ることになる。そんな兄さんは極道に復帰する条件としてカラの一坪に絡んでいる女性、マキムラマコトの殺害という任務を受けることになるが、彼女との出会いを経て、「嶋野の狂犬」に変わっていく。マキムラマコトを誘導していくシーンでは「嶋野の盲導犬」と呼ばれる事も。
当時は(一部を除いて)狂気的な性格は見られない常識人であり、あまりのギャップにニコニコでは「真面目悟朗」なるタグまでついた。
そして歌う。
第1作目『龍が如く』では東城会直系嶋野組若頭、嶋野組内真島組組長「嶋野の狂犬」として登場する。
当時は些細な理由で部下に暴力を振るったり、ソープランドにダンプで突入する等、狂犬の名に見劣りしない狂気じみたキャラだった。しかしソープランドの「桃源郷」襲撃時、人質に取った女にちょっかいを出すも相手持ちと判った時に残念そうな顔をしながらもその素直さを褒めて逃がすなど、憎めない点はこの時から出ていた。この時の出来事が後の龍が如く7の話に繋がっていく。
『ONLINE』では桐生と戦いたいために嶋野組が攫った澤村遥を奪い、西田に依頼してバッティングセンターに連れて行かせる。親父分の嶋野太から電話で遥を連れてくるように言われるが、桐生と戦いたいからできない相談だと断った。結果的に嶋野に謀反を起こした形になった。
『1』のリメイク作『龍が如く 極』では本編の関連イベント追加のみならず、「どこでも真島」システムによって出番が大幅増加。10年の獄中生活で鈍った桐生の本来の力を呼び覚ますため、いつでもどこでも襲いかかってくる。そして誇張抜きで何でもやる。そのシザーマンも真っ青の神出鬼没ぶりは流石兄さんとしか言いようが無い。
その反面、ストーリー修正はされていないので少し前に会って殴り合ったばかりなのに「久しぶり」「堂島の龍と喧嘩ができるのを待っていた」と言われたり、重症を負った直後に神室町を普通にうろついていたり、逆に桐生が「まだ生きていたのか」と言い出したりと言動に矛盾が出てしまっているが。(遥をさらう理由が大分薄くなってる気がする・・・。)
『ONLINE』の西田のストーリーで、西田が桐生の行動範囲を載せた地図を誕生日プレゼントとして渡されて西田を称賛していたことで「どこでも真島作戦」で桐生を追うことができるようになっていたことが明らかになった。
そこの桐生ちゃん、止まりなさい。
どーも、ゴロ美です~♪
『龍が如く2』では42歳。ある理由から東城会に反発して組ごと抜け、建設会社「真島建設」社長として登場。黄色い安全ヘルメットを被っている。西公園(通称賽の河原)に神室町ヒルズの建設を行っているが、地下施設取得が本来の目的。錦山組(旧嶋野組、堂島組と合体)が東城会から抜けると東城会の戦力が半減するため、 真島組を率いて東城会に戻るよう桐生に要請されるが一度断り、 トーナメント(対戦者はロブソン・カエタノ・ダ・シウバ、ゲイリー・バスター・ホームズ、真島)で優勝すれば戻ると約束する。
前作の頃の粗野で凶暴な面は影を潜め、頼れる兄貴分として描写される。 桐生が留守にしている間、敵勢力の一つ・千石組が神室町に侵入したが、瀕死になりつつもたった一人でその全員を撃退。そして数日後、何事もなかったように完治していた。終盤、敵勢力が神室町に爆弾を仕掛けた際、爆弾の一つの解体を行うが……(ネタバレ)複雑な配線の爆弾だったにも関わらず、勘だけで解体に成功した。西田もお疲れ様です。
『2』のリメイク作『龍が如く 2極』では東城会を抜けた真相のエピソードが追加される。また真島建設の新・クランクリエイターが追加される。
『龍が如く3』では42歳。沖縄に帰る桐生との対決を経て東城会に復帰し、直系・真島組組長、東城会若頭補佐となる。真島組の事務所にある電話から真島を呼び出すシーンは圧巻、黒いスーツに身を包む姿は0や1と違った印象を抱かせる、44歳になり、桐生を助けるためにダンプカーで国会議事堂に突っ込む(しかも隻眼で運転)など、相変わらずの豪快さを見せた。
『龍が如く4 伝説を継ぐもの』では45歳。若頭補佐を降りて舎弟に降格し、神室町ヒルズの建設を進める。
若い頃は兄弟分である冴島大河と共に上野誠和会を襲撃しようとしたが、上野誠和会と繋がっていた柴田組に拉致され監禁。抵抗したために柴田組の構成員によって左目をドスで刺されて隻眼となった事が明かされる(その経緯は『0』でも明かされる)。冴島靖子(リリ)が秋山駿の店で働いてると知り訪問したことで秋山と初対面したが、靖子は店を辞めた後で、25年前の出来事もあって「彼女を守らなければならんのや」と秋山に真剣に話している。冴島とは25年ぶりに再会し、バッティングセンターで喧嘩した後25年前の出来事を腹を割って話す。その際は桐生の時にも見せなかった意外な一面を見ることができる。
その後は警視庁副総監の宗像征四郎に屈した堂島大吾が警察に差し出したことで逮捕されるが、事件が解決した後は東城会に復帰し、冴島組襲名披露を大吾と共に見届けた。
『龍が如く5 夢、叶えし者』では46歳。刑務所に入る前の冴島を見送ることになるが、バットが球に当たらなくなったり、自ら冴島と喧嘩するほどの体力はないなどと哀愁を漂わせていた。札幌の極道組織との杯交渉に向かうが、そこで抗争に巻き込まれて死亡と報道される。だが兄さんがそう簡単に死ぬタマな訳がなく、実は黒幕の黒澤翼に拉致され、終盤になって再登場を果たす。実は冴島に破門状を出したのは兄さん本人で、弱くなった冴島を近江連合及び黒澤との抗争に巻き込むつもりじゃなかったが、18人殺しという伝説がそうはさせなかったとのこと。黒澤の脅迫、澤村遥を人質にとられたことで冴島と本気で対決することになるが、序盤の哀愁はどこへやら、その強さは加齢による衰えなど全く感じさせない。変態スウェイを始めとする俊敏な動きは更に磨きが掛かっており、あろう事か質量を持った分身まで会得してしまい、どんどん人間をやめていく兄さんであった。対する冴島も路上の配電盤を引き抜いたり生身で巨大な熊倒すとか十分人間やめているけど
冴島とはお互い若くなったと喜びあいながら喧嘩し、黒澤による澤村遥を人質にとる作戦も品田辰雄によって失敗。黒澤は兄さんと冴島を殺そうとするが、そこに現れた大吾と勝矢直樹に救われた。
実は大阪芸能の社長(裏の顔は近江連合逢坂興業会長)の勝矢の友人、さらにダイナチェアの社長で当時アイドルだった朴美麗の元旦那だった。
『龍が如く6 命の詩。』では冴島が脱獄の容疑で逮捕されることに不満を漏らした。物語開始前にある事件の原因として逮捕されるため、出番はあまりなかった。物語終盤には刑務所から釈放された堂島、冴島と合流し、桐生が死亡したことを知り、東城会本部に戻った。
クランクリエイターではパスワードを入力することで利用できる。
『龍が如く7 光と闇の行方』では53歳。神室町3K作戦で東城会が崩壊し、堂島、冴島と共に行方をくらませていた。2年後(55歳)に近江連合本部で春日一番と初対面し冴島と共に手合わせしたが、分身を使って翻弄させる他、冴島にジャイアントスイングで投げさせて二人で春日を攻撃という連携技も使用した。後に近江連合の幹部を蹴散らすための味方であることが判明し、荒川真澄に喧嘩を止められた。後日近江連合本部で近江連合・東城会の解散が宣言され、反発する幹部を蹴散らした。この際ドスで幹部たちのネクタイを切る技を見せた。『龍が如く7外伝 名を消した男』では桐生一馬と再会を果たしたが、立場が立場だったため初対面だと称された。獅子堂康生の襲撃を受け、渡瀬を庇ってドスで獅子堂の右手を刺したが、怯まずに反撃を受ける。桐生がドスを兄さんに向かって投げて、ドスをキャッチして幹部を攻撃するという離れ業をやってのけた。獅子堂との決着は桐生に譲った。
荒川親子のお別れ会では春日に「親父のやり残した手伝いをやったらええ」と生真面目に接し、春日に「嶋野の狂犬も真っ当なことを言うんすね」と返された。
蒼天堀で撃破した後にデリバリーヘルプで召喚できるようになる。高層ビルから駆け、電撃を纏った大量のドスを敵に展開し、電気属性のダメージ、確率で麻痺状態とするというもの。初回で使って以降は100万円かかる。あくまで春日のイメージだが、兄さんなら本当にやりかねないだろう。
『龍が如く8』では59歳。多々良ひそかの暴露によって警備会社が倒産し、粉雪が舞う人気がない地域で大吾、冴島と共に暮らしていた。桐生の挑発を受けたことで桐生と最後の戦闘を繰り広げる。そしてやっぱり分身を使用してくる。場を後にする桐生に「行くな!」と止めるが聞き入れてもらえなかった。ミレニアムタワーに駆け付けた際は「桐生ちゃんと喧嘩して以来、喧嘩したくて体が疼いてしゃーない!」と嬉々として語り、元近江連合の幹部と戦闘した。
『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』では60歳。桐生とのミレニアムタワーでの共闘から半年後、真島は難破した船の残骸と共にハワイ近辺のリッチ島に打ち上げられていた。記憶を失った真島はその手掛かりを求めて命を救った少年・ノアと共に広大な海へ旅立つ。
その傍らで何処かで見たような事があるクルーを引き連れてゴロー海賊団を結成、世界最強の海賊を目指したり、ハワイでトンデモトリックをかましながらデリバリーの仕事を行ったりと記憶喪失の最中でも兄さんは兄さんである。
外伝
『龍が如く 見参!』では、人斬り「真島五六八」として登場。 主人公・桐生一馬之介と初対面の後、多少の諍いを経て、気を許せる友人となる。 初登場時は両眼健在だったが、ある事件により本編同様片目を失う。
その後桐生と別れることとなるが、本編での得意武器が金属バットや短刀だったことを逆手にとった、意外な役回りで再登場する。
『龍が如く OF THE END』では、プレイアブルキャラクターとして登場。武器はショットガン。
ゾンビやクリーチャーが神室町に溢れるという絶望的状況においても全くペースを崩さず、ゾンビ狩りを楽しむ。そして歌う。
あと色々あって大吾さんにとんでもない恰好をさせる。大丈夫か東城会。
『龍が如く 維新!』では新撰組一番隊隊長「沖田総司」として登場。美少年とは一体……返り血で染まった羽織を纏い、人斬りを楽しむ狂気的な人物として描かれる一方、頼れる兄貴分としての側面も健在。主人公・坂本龍馬(桐生がモデル)とは幾度か剣を交え、共に戦ううちに強い信頼関係を築いていく。江戸城の城門に大砲を放つなど無茶ぶりも相変わらずで、時代と設定が変わってもやはり兄さんは兄さんであった。そしてまたも歌う。
『PROJECT X ZONE 2』では桐生ちゃんと共に参戦。なんと本作では「逆転裁判シリーズ」の弁護士、成歩堂龍一にかつて弁護を依頼した経緯があることが明らかになる。そして自身もドスや火炎放射器、ショットガンを手に戦う。とある必殺技の顔芸は必見。
戦闘前・後の掛け合いではなにかとぶっ飛んだ格好をした女性キャラをキャバ嬢か何かと勘違いしている節が見受けられる。兄さん、マーベルランドは店の名前じゃないです。
劇場版
岸谷五朗が演じた。金属バット、散弾銃を用いる。役者の利き目の関係でゲームとは眼帯が逆。ベースが『1』なので兄貴分としての面はほぼ皆無で、狂気的な人物として描かれている。
登場作
ナンバリングタイトル
- 2005年12月8日発売:『龍が如く』[PS2]
- 2006年12月7日発売:『龍が如く2』[PS2]
- 2008年3月6日発売:『龍が如く 見参!』[PS3] ※スピンオフ作品
- 2009年2月26日発売:『龍が如く3』[PS3]
- 2010年3月18日発売:『龍が如く4 伝説を継ぐもの』[PS3]
- 2011年6月9日発売:『龍が如く OF THE END』[PS3]※スピンオフ作品
- 2012年12月6日発売:『龍が如く5 夢、叶えし者』[PS3]
- 2014年2月22日発売:『龍が如く 維新!』[PS3][PS4]※スピンオフ作品
- 2015年3月12日発売:『龍が如く0 誓いの場所』[PS3][PS4]
- 2016年1月21日発売:『龍が如く 極』[PS3][PS4]※第1作のリメイク作品
- 2016年12月8日発売:『龍が如く6 命の詩。』[PS4]
- 2017年12月7日発売:『龍が如く 極2』[PS4]※第2作のリメイク作品
- 2020年1月16日発売:『龍が如く7 光と闇の行方』[PS4]
- 2023年11月9日発売:『龍が如く7外伝 名を消した男』[PS5][PS4]
- 2024年1月26日発売:『龍が如く8』[PS5][PS4]
- 2025年2月28日発売:『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』[PS5][PS4]
実写ドラマ・映画
外部出演
- 2015年11月12日発売:『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』
(参戦名義は「OF THE END」)
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