真空投げとは、
概要
ガイルのリバーススピンキック(通称「逆さ蹴り」:近距離レバー入れ立ち強キック)が出る間合いであれば、相手が何をしていようが問答無用にジュードースルー(中パンチ投げ)で投げてしまうという、チート級のバグ技である。
やり方
まず、初期バージョン(910214)または(910306)であることが前提条件。日付は電源投入時に表示される。
ソニックブームを溜め、リバーススピンキックが出る間合いで溜めを開放して前後どちらかにレバーを入れながら強キックと中パンチまたは強パンチをほぼ同時(強キックが僅かに先)に押す。ボタンを押すタイミングは僅かに遅めでシビア。具体的には、「押すボタン(中または強)のソニックブームの受付時間は過ぎているが、弱のソニックブームはまだ受付時間内」というタイミングでボタン入力を行う(ソニックブームが出た場合はボタンの入力が早いということになる)。強のソニックブームは受付時間が最も短いので、強キック+中パンチで入力するよりも、強キック+強パンチで入力する方が猶予フレームが長いのでやりやすい。
成功すると、相手がどんな状態でもジュードースルーのモーションで相手を投げてしまう。
上昇中は完全無敵の昇龍拳、金網に張り付いているバルログ、ダウン中の相手でさえ無敵状態を完全無視して通る『無敵貫通』となっているため投げてしまうことが可能で、連続で実行することも可能。
熟練者が実行すると一度投げられたら死ぬまで連続で投げられてしまうという、何とも極悪な技である。
現在は初期バージョンの筐体が稼働しているゲーセンなどないとは思うが、対戦で使用するのはダメ。ゼッタイ。
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MUGENにおける真空投げ
原作ゲームにおける知名度の高さからか、ガイルといえばコレという程でわざわざ仕様として実装されている。
ただし原作のように出せば必ず成立するというわけではない。
理由としては以下の通り。(以降「真空投げをやる(攻め)側を『甲』」、「真空投げをやられる(受け)側を『乙』」とする。)
・乙が無敵(もしくは喰らい判定が無い)状態で回避が可能。
・ただし乙が無敵状態であっても当身技に対しては一切無効であるため、甲が真空投げの動作と同時に当身を仕込んでいることが殆どである。よって乙側は攻撃を出さない無敵技(移動、テレポート系)でなければいけない。
・しかし最近ではMUGENの仕様バグのひとつである「永続ターゲット」を使うことで上記の状態であっても原作さながらに投げ飛ばせるようになっており、元々バグ技である真空投げをMUGENのバグを利用することで驚異の原作再現ぶりを発揮している。
ただし再現度は非常に高いとはいえ「永続ターゲット」を使うためには予め相手本体のターゲットを事前に確保しておく必要があり、狂上位(神)以上のキャラにはステート抜けが実装されているのと、攻撃手段に"HitDef"を一切使わない"Projectile"のみを使用するキャラが殆どで、そのため当身"ReversalDef"が効かずターゲット確保が困難である故100%必ずしも成立せず原作のような脅威さはそれほどには無いといえよう。
関連項目
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