「矢島由紀」(やじま ゆき)とは、東映のスーパー戦隊シリーズ第8作「超電子バイオマン」の「小泉ミカ/イエローフォー(初代)」や、「宇宙刑事シャリバン」の「ベル・ヘレン」役で知られる女優である。
概要
東海大学付属精華女子高校を卒業後の1981年に、憧れの「志穂美悦子」が所属する「ジャパンアクションクラブ」に入り、テレビドラマ「柳生十兵衛あばれ旅」や映画「冒険者カミカゼ」「パソコンウォーズISAMI」に出演した。
1983年には、東映のメタルヒーローシリーズ「宇宙刑事シャリバン」にて「ベル・ヘレン」役を演じ、弟ビリーと共に戦うイガの戦士で、シャリバンへの秘めた思いを成就させる事なく散っていく女戦士を好演し、次作の「宇宙刑事シャイダー」にて「アニー」を好演した「森永奈緒美」と共に、ジャパンアクションクラブの先輩「志穂美悦子」の後継者と目された。
1984年には、東映のスーパー戦隊シリーズ「超電子バイオマン」にて「小泉ミカ/イエローフォー」役に抜擢され、「ファラキャット」役の「大島ゆかり」を相手に迫力のアクションシーンを顔出しで演じた。
※5人の「バイオマン」メンバーの中で一番最初にキャスティングされた。
しかし、第7話のアフレコを前に「超電子バイオマン」を突然降板し、イエローフォーも第10話にてバイオキラーガンの攻撃を受け続けた為に戦死し、スーツ姿のまま葬られると言う事態が発生した。
矢島由紀がアフレコしなかった第7話~第10話は「田中真弓」が代役で声を担当し、第11話からは「田中澄子」が二代目「イエローフォー/矢吹ジュン」役を演じる事になった。
あまりに急な降板劇については、2010年に行われたトークショーにて共演した「牧野美千子」から、
- 突然集合の時間にこなかった事
- スタッフが朝から右往左往している間、残りのメンバー4人で喫茶店でコーヒーを飲んでいた事。
- 前日にいっしょに帰った「阪本良介」との別れ際に「「私、明日撮影サボるから」と言った事。
(その際に、理由は当時の社長に対する怨恨だと阪本に告げていたが、当の阪本は冗談だと思い
「いいよー、じゃあサボっちゃえばいいじゃん」と矢島に答えていたという) - 怖いところはあったが、それでも突然いなくなった事がさびしかった事。
等が語られるまで長い間その一部すら語られる事がなく、絶頂期の中での降板ゆえに様々な憶測がネット界隈に流れているが、今もってその理由は公には明かされておらず、共演していた「レッドワン/郷史朗」役の「阪本良介」も、降板以降連絡がまったく無い状態である事を明かしている。
「女戦士炎のちかい」「走れ21599秒」は、もともと「イエロー=小泉ミカ」を想定して書かれた脚本であったが
矢島降板に伴いイエローを「矢吹ジュン」に置き換え、台詞や演出もすべて修正変更された。また「ジュンよ」も本来はミカメインの脚本だった(郷との心の距離が縮まる等、数段ロマンチックな内容となっている)。
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