『知欠』とは、過去に漫画家・矢吹健太朗の蔑称とされていた言葉である。
現在、良い意味でもエロい意味でも男をあげまくった矢吹健太朗に対して使われることは無い。
知欠と呼ばれた経緯
18歳で赤マルジャンプに読み切りの「邪馬台幻想記」が掲載されて漫画デビューした矢吹健太朗。
彼が20代前半時に手がけたヒット作でアニメ化も果たした作品「BLACK CAT」にて、主人公が編み出した「レールガン」がどうみてもレーザーにしか見えなかった点などツッコミどころの多い設定や作画に厨二病的なストーリーが目についた。そしてトレース疑惑が起きてしまい、結果”知性に欠ける”として、
矢吹 → 矢 口 欠 → 知欠
と呼ばれるようになり、「知欠先生」とも呼ばれて皮肉られてかなりの数のアンチが発生していた。
しかし状況は一変した。
知欠と呼ばれなくなった経緯
2006年より週刊少年ジャンプに「To LOVEる」の連載を開始した。
今作は原作者がおり、矢吹健太朗は作画に専念するようになった為か、一般的な萌え絵の範疇にとどまらない絵柄を活かした内容が高い評価を得、ほとんど休載せず、単行本では乳首券を発行していた為、良い意味でもエロい意味でも評価が急上昇し、知欠と呼ぶ者は少なくなっていった。
そしてトドメの出来事が起きた。
「To LOVEる」の連載中に、演奏してみたで(当時)活動していた中村イネの喫煙騒動を発端にした元嫁の柏木志保と中村イネによる「中村イネ/柏木志保騒動」が発生した。
元嫁に離婚した事を一方的に暴露され、明らかに元嫁が悪いのに娘の親権の為に億単位の慰謝料を払う事になるなど、男としても父親としても大きなダメージを受けてやむなしな状況であった中で、プライベートを一切語らず、連載を休載せず、読者に悟らせず、単行本では乳首券を発行し続けるという矢吹健太朗の姿勢が、知欠という印象を完全に吹き飛ばしたのだった。
そんな矢吹健太朗だが、ジャンプスクエアに移籍後は本誌でも乳首券を発行するようになった・・・あんた男の中の男だよ。
関連項目
- そんな時代もあったね
- 矢吹健太朗
- 中村イネ/柏木志保騒動
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