石灰とは、生石灰(CaO)あるいは消石灰(Ca(OH)2)のことである。様々な用途に用いられる。
曖昧さ回避
概要
石灰岩を加熱することによって作られる生石灰と、それを水で中和することで作られる消石灰が一般的。
生石灰
石灰岩を加熱処理することによって作られる化合物。酸化カルシウム。
水と反応させると高熱を発生させる。この性質を利用して、火が使えない環境で保温、加熱処理を行なうことができるため、食品を暖めるのに使われる。ときおり創作作品にも応用され、火の気がないところに炎を発生させる時限装置などとして使われることがある。
消石灰
生石灰を水和処理することで得られる化合物。水酸化カルシウム。
もっとも身近な消石灰はグラウンドに引かれる白線である。小学校や中学校で運動場にラインを引いた人は多いと思われるほか、創作世界でも巨大な魔方陣などを描く場合は消石灰が使われる場合が多い(というか、それ以外に選択肢はほとんどない)。
そのほか、漆喰に混ぜられるなどの用途がある。海外では酸性雨により酸化してしまった湖などを中和するためにヘリコプターから投下されるなどの使用法もある。
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関連項目
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