石田和雄(いしだ かずお)とは、将棋も強かったボヤキの講談師である。愛知県岡崎市出身。板谷四郎九段門下。棋士番号97。九段(1992年に勝数規定により昇段)。2006年にフリークラス宣言をし、2012年に引退。
現在は千葉県の柏将棋センターで将棋教室を開いており、プロ棋士も多く輩出している。勝又清和、佐々木勇気、門倉啓太、高見泰地、渡辺大夢、加藤結李愛のほか、元奨励会三段の故・天野貴元や、AWAKE開発者の巨瀬亮一などがいた。また、柏将棋センターで育った三枚堂達也も事実上の弟子として扱っている。
概要
愛知県の出身であるが、関西奨励会の出である。そこではわずか4年でプロに昇段するなど、岡崎の天才児と持て囃された。若い頃から堅実な将棋を指し、生粋の居飛車党。若い頃は安定した勝率を誇り、A級通算4期の実績を誇る。ただ、棋戦は4回優勝しているものの、挑戦権も含め、タイトル戦には縁がなかった。
また、信じられないポカも多く、特に負けた時のボヤキは、彼の代名詞となっていた。石頭としても知られ、自前の扇子で頭を何度も叩く仕草が見られている。だが、そんなキャラクターも含め、NHK杯解説時の講談師さながらの口上など、アマチュアから非常に愛されたキャラクターであった。
2008年6月22日、実に何年ぶりかのNHK杯戦本戦出場となり、そこで北浜健介と対局することになる。その時に彼を初めて見て衝撃を覚えた若い視聴者も少なくないだろうが……
昔と何も変わってない。
ああいう御方なんですよ、元々。
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関連項目
外部リンク
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