「さぁ、最後の仕上げだ!」
「ええ…」
「轟き叫ぶ!」
「石!」
「破!」
概要
アニメ『機動武闘伝Gガンダム』の最終回(第49話)
「Gガンダム大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!」にて、
ドモン・カッシュとレイン・ミカムラのペアがデビルガンダムに最後のとどめを刺すべく繰り出した流派東方不敗の必殺技『石破天驚拳』の進化版必殺技が、『石破ラブラブ天驚拳』である。
ガンダムいやアニメ史上でこれ程の熱い感動と情愛に満ち、かつ、とても恥ずかしいネーミングの必殺技はそうそう見当たらないと言える。
このネーミングを考えついたのは何を隠そう今川泰宏監督である。
ふと書き加えられたそのネーミングに、プロデューサーやスタッフは猛反発して取り下げを求めた。(プロデューサーにいたっては「みっともない!」と怒った)しかしこれに同調するものもおり、現場では後にラブラブ論争と呼ばれるほどの議論が起こった。
結果、これを考案した今川は「これを越えるネーミングを考えられたら譲る」と譲歩した。だが、キャラデザの逢坂浩司を初めとするスタッフの誰もがこのネーミングを越える代案を作り出すことが出来ず、降参。
晴れてこの技は世に出ることとなった。
ちなみに声優陣はみんなラブラブ天驚拳賛成派であった。
今川が最終話のアフレコにおける現場の台本修正の際に「俺(私)のこの手が……」だったのを、今川が「二人のこの手が……」に直そうと考え、その旨を伝えようとカットナンバーを言うと、そこはラブラブ天驚拳のカットであったため、声優陣は「えぇーっ!?」と落胆の声をあげた。
ラブラブ論争は声優陣にも伝わっていたため、ついに直されてしまうのだと勘違いしたらしい。しかし実際は前口上の修正であり、声優陣達はホッとしたとのこと。
ある意味Gガンダムを象徴する必殺技(Gガンダムにおけるラストシューティング的な技でもある)為、ゲームなどでは結構再現されることが多い。Gジェネレーションシリーズではドモンとレインで特定の機体、武装で連携を行うと演出がコレを再現したものになったり、ガンダムVSシリーズではEXVS以降ゴッドガンダムのバーストアタック(覚醒技)として最新作まで使用できる。流石に前口上はないものの、技を放つ瞬間に大きなタメが有るため攻撃を阻止されやすいが、初代キングオブハートの形の気弾まで再現されている凝った技となっており、威力もなかなかのもの。所謂ロマン技だが、コレを決めることができれば口上通り、勝利の幸せを掴む事だってできる。
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