破れ鍋に綴じ蓋とは、破損した鍋にもそれ相応の蓋があるように、どんな人にもそれにふさわしい伴侶があることのたとえである。また、両者が似通った者どうしであること、配偶者は身分相応の者がよいことのたとえともされる。
概要
『割れ鍋』とは割れて壊れた鍋のこと、『綴じ蓋』とは壊れた部分を修理した蓋(「綴じる」は縫い合わせるという意味)のことで、夫婦を鍋と蓋に例えて、壊れた鍋には修理した蓋くらいが釣り合いが取れるという意味。また、似たもの同士が一緒になればうまくいくことのたとえともされている。
綴じ蓋を「閉じ蓋」と書くのは、上記から誤りとなる。
「割れ鍋」は「破れ鍋(破鍋)」とも書く。
なお、謙遜して自分に用いるのは良いが、相手に対して使うと失礼にあたるとする考え方があるため、注意が必要とされる。
古典的なかるたの一つ「江戸いろはかるた」の中で用いられている。今日のかるたでは、上方かるたで用いられている「笑う門には福来る」のほうをよく見かけるかもしれない。
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