硬派厨とは、硬派を気取る余り、自分が気に入らない(硬派とは認めない)動画・キャラ・作品・制作サイド・それらのファン等に対して侮蔑・中傷発言を好んでする者に対する蔑称である。自称硬派とも呼ばれる。
「硬派とされる作品が単に好きなだけ」の者は硬派厨とは呼ばれないので注意。
概要
流行・萌え・腐女子への拒絶反応における発言、コメントによって他者に不快感を与えてしまう者が対象となる。
アニメ・ゲームの分野において顕著だが、最近ではそれ以外の分野(ライフスタイル・ファッション等)にも出没している。以下に各分野ごとでの硬派厨をまとめておく。
アニメにおける硬派厨
「渋い」「地味だけどやる時にはやる」「リアル」「厳しい現実」「硝煙の臭い」「セル画(非CG)」「おっさん」などの要素を好んでおり、流行物や多数派層の支持する作品を見下している。また、萌えを狙った作品、特にハーレムアニメは無価値どころか害悪と認定し、積極的に排除しようとする。
また、ロボットアニメにおいては過剰にリアリティやミリタリー臭を追求しているが第二次大戦からベトナム戦争付近で軍事技術が停止していたりすることが多い。そもそも人型ロボットな時点で……という突っ込みは禁物である。
「違いの分かる自分」をアピールしやすいから声が大きく聞こえるが、それに対する反発の方が現在では多い逆転現象が発生している。
ゲームにおける硬派厨
高い難易度や硬派とされる設定などを好むあまり、誰でもクリアできる難易度や軟派要素が入るだけで毛嫌いする。そこまでならまだいいが、ニコニコ動画に投稿される普通のゲーム紹介動画にまで暴れ回っているという報告が多い。従来のゲームにも当時のオタクに受けるための要素があったにも関わらず「オタクに媚びてこのシリーズはダメになった」などと騒がしくする。
あるいはそのゲーム・ジャンルが流行る以前から愛好している所謂古参層の事を指す場合もあり、新規客層を○○厨と名付けて見下し、排他的な選民思想に凝り固まっている場合が多い。
ファッションにおける硬派厨
特にアイドルや若者に多く見られる、ピアス含めチャラチャラした服装をする者に対し、不快感をあらわにして掲示板などで愚痴る書き込みに対して硬派厨と呼ばれることもある。ただし、個々の問題もあり実際にチャラい対象がDQNの場合もあるため、度を超える叩きでない限り硬派厨側がバカにされる事は少ない。
ニコニコ動画における硬派厨
上記の記述通り流行のモノに噛み付く者が多い。特定ジャンルのランキング浮上におけるアンチコメは大概この硬派厨も含まれる事が多いとされる。
最近では硬派厨に反発して動画が荒れるケースも多く、硬派も軟派どちらもしょーもないマジレスの応酬をくり返すために、それとは関係無しに動画を楽しみたい側にとっては非常に厄介である。
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