祐徳バス(ゆうとくばす)とは、佐賀県に本社を置く交通事業者である。
概要
正式社名を「祐徳自動車株式会社」といい、乗合バス・貸切バス事業やタクシー事業のほか、ホームセンターユートクやユートク食品館などを運営している。
乗合バス事業は2006年に「祐徳バス株式会社」として子会社化されたが、2019年に吸収合併して元に戻っている。一般のお客さんはそんなの気にしないので、分社化されていた時期もどちらも区別することなく祐徳バスと呼ばれていた。
乗合バス事業は鹿島市・武雄市・嬉野市など、佐賀県杵藤(きとう)地区と呼ばれる地域を縄張りとしている。一部路線は佐賀市街へ乗り入れているほか、佐賀駅バスセンターとモラージュ佐賀を結ぶ路線も運行している。
かつては福岡市と武雄市などを結ぶ高速バス路線を有していたが、一度高速バス路線からは撤退。その後ウィラーエクスプレスと提携して佐賀市・福岡市と大阪・広島を結ぶ高速バスの運行を開始している。
貸切バス事業は佐賀県内ではトップクラスの稼働率を誇り、九州各地で祐徳バスの車両を目にすることが可能。タクシー事業は福岡市および福岡県筑紫地区などを縄張りとしており、お膝元の佐賀県内では営業していない。
ちなみに、社名の「祐徳」は鹿島市にある祐徳稲荷神社から。もともと武雄温泉駅と同神社を結ぶ軽便鉄道があり、それを引き継いで発足したのがこの会社だった。
現在でも、初詣客の多いお正月は祐徳バスのかき入れ時となっている。
営業所
関連項目
外部リンク
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