この記事は原作のネタバレ成分を多く含んでいます。 了承した方のみ読み進めてください。 |
神の右席とは、とある魔術の禁書目録に登場する組織である。
概要
本来はローマ教皇に対する「相談役」であり、ローマ正教社会における非公式的な存在であった。が、時が下るにつれ教皇が彼ら神の右席に頼りきりになると、指導者的な立場が逆転、ローマ教皇をして逆らえぬローマ正教の影の頂点となる。
さて、「神の右席」とあるが、十字教において「右」は対等を意味する。したがって彼らが自称する「神の右席」とは「神の右の座に着く」こと、すなわち神と同等となることを表す。これは彼ら第一の目的であり、神の右席という組織名もここからきている。
彼らの最終的な目的は、神と同等となって得た力で、神をも超える「神上」となることである。これには「天国に行った後、はたして不出来な人間は争わずにいるか」という思想が根底にあるのだが、それは彼らが奉ずるはずの「神」への冒涜ともとれてしまう。
人は生まれながらに原罪という汚れを負うものとし、そこから、その原罪を限りなく薄める、ないし無くすことで、神の右席は人の限界を超越し、神や天使が駆使する術式を使用可能とした。また肉体的にも、天使に限りなく近いという。
ただし、原罪には知恵の実、すなわち魔術の力も含まれる。このため彼らは「人間用」の魔術は一切使用できない(ただし例外も多い)。
構成員
神の右席は神の御前に並ぶとされる「四大天使」を司り、それぞれの天使とその位置を象徴する四人から構成される。
各々の名前は上から順に、それぞれイタリア語で「風」「地」「水」「炎」を意味する。
ヴェントは都市機能の停止を、アックアは対人戦の撃破を、フィアンマはその両方を得意とする。
多分テッラはいらない子政治的に乱すのが得意(?)、また上条当麻の「幻想殺し」についていくらか知っていた模様。
そのほか
ちなみに十字教の元ネタであるキリスト教において、神の右の座とはイエスキリストが座る位置である。このことからも彼ら神の右席が掲げる目標は並々ならぬものといえる。ステイル曰く「とんだ異端」とのこと。
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関連項目
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