神崎士郎(かんざき しろう)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー龍騎』における黒幕である。
演:菊地謙三郎 / 平野勇樹(幼少期の士郎) / 砂川政人(幼い士郎)
概要
25歳。ヒロインである神崎優衣の実兄。ミラーワールドの存在であるため、通常の人間とは異なり現実世界での活動に制限があり、どの鏡面からもミラーワールドから現実世界に出ることが出来る。ライダーシステムの開発者であり、ライダーバトルの主催者といえる存在。12人のライダーにカードデッキを与え、自身もオーディンを通じてライダーバトルに参加している。(オーディンについては浮浪者を洗脳?してライダーに仕立てる描写がある)
優衣とはかつて両親を失った際に別々の家に引き取られたきり、劇中に再会するまでまともに会っていなかった。過去にアメリカに移り、そこで死亡したことになっている。しかしその後に日本の大学のとある研究室に所属し、ミラーモンスターやカードデッキを開発した。このころの同僚がオルタナティブこと仲村創や、秋山蓮の恋人小川恵里である。
優衣のことを最優先した行動をとり、彼女のためなら他の人間がどうなろうと意に介さない。モンスターの犠牲者や脱落していくライダーが増え続けてもなお、"ある日"までにライダーバトルの決着をつけさせようとするが、その真意は…
(こっからネタバレ)幼少期に優衣を喪うが、直後にミラーワールドとその中の優衣が出現、鏡像の命によって優衣は一時的に蘇る。自身はアメリカでミラーワールドの存在になることを選びつつも、優衣だけは現実で存命するための方法を探り、何らかの形でライダーバトルという方法にたどり着く。江島研究室でミラーモンスターやそれをコントロールする手段、カードデッキのシステムを開発して、13人の命を元に優衣の蘇生に乗り出した。
しかし城戸真司や手塚海之といった戦いに消極的なライダーの出現で思うようにライダーバトルは進まず、タイムリミットである優衣の20歳の誕生日が近づいてしまう。真相を知ってしまった優衣自身が蘇生を拒否したこともあり、最後はオーディンを消滅させて蓮に新しき命を与えた。
ここまでがTV版ラスト直前の展開であり、この後の描写(兄妹が絵を描きはじめた後、ライダーだったものたちが生存している日常)が何を表しているかについて明確な説明はない(筆者が知らないだけかもしれないのであったなら修正求む)。 「タイムベント」のカードの存在から、「神崎は幾度も一定の時間を繰り返して優衣の蘇生を試み、最後はそれを諦めたことでミラーワールドのない世界が実現した」という説が有力。
余談
モチーフや名前の由来は「仮面ライダーV3」の風見志郎の初期案として存在していた真崎四郎や隼四郎が由来と思われ特に前者は名前の語感が似ているためその可能性が高い。なお彼が変身するライダーであるオーディンのモチーフは隼ではなくフェニックスだが鳥繋がりという意味ではしっくり来るため恐らくはモチーフとして「隼四郎」を取り入れていると推測される。つまり事実上、彼は風見志郎が元ネタなのである。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 仮面ライダー龍騎
- 神崎優衣(妹)
- 平成ライダーの登場人物一覧
- 仮面ライダーオーディン
- 菊地謙三郎
- 風見志郎-実質的にモチーフとなったキャラ
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