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概要・歴史
1917(大正6)年8月1日に「神戸市電気局」が創設され、発電・配電、路面電車(市電)を開始したのが始まり。1930(昭和5)年に9月16日に市バスが創設された。1933年4月に市電の車体を緑色に統一にした。
1942年に配電業務を関西電力に事業譲渡し、「神戸市電気局」から「神戸市交通局」に改称された。
1955年に奥摩耶ロープウェイを開業した。
1967年から財政再建化が行われ、1971年3月には市電を全廃、77年にはロープウェイを神戸市都市整備公社(現神戸すまいまちづくり公社)に譲渡させた
市電に代わる交通事業を発足させる形で、1977年3月に名谷駅~新長田駅、1983年6月に新長田駅~大倉山駅、1985年に大倉山駅~新神戸駅、名谷駅~学園都市駅、1987年には学園都市駅~西神中央駅開業により、地下鉄西神・山手線が全通した。さらに翌年には北神急行電鉄との直通運転を開始した。1984年に交通局経営整理のために、「神戸交通振興」を設立した。
平成に入り、1990年にシティー・ループバス、92年にリフト付きバスを運行開始。
93年にはスルッとKANSAIカードの前身となるストアードフェアシステム(プリペイド式)を導入し、「Uラインカード」の発行を開始した。
しかし、95年1月17日の阪神淡路大震災で施設等が被災し、地下鉄全線が不通となったが、同年2月16日に全線復旧した。
99年にスルッとKANSAIに加入。2000年に定期観光バス事業を神姫バスに譲渡。
2001年7月に地下鉄海岸線を開業。
2004年から市バスの一部路線を阪急バス・神姫バス・神戸交通振興に運行委託を行う。
2006年10月に地下鉄で、2008年9月に市バスでPiTaPaを導入し、併せてICOCAも利用できるようになった。
2013年3月23日には地下鉄に交通系ICカード全国相互利用サービス開始。
2017年4月15日には地下鉄・市バスでICOCA・ICOCA定期、他社線連絡IC定期券も発売。市バスでも交通系ICカード全国相互利用サービスが開始される。
2020年6月1日に、北神急行電鉄から北神線を譲渡される。これによって北神線は新たに神戸市営地下鉄の路線となった。
行っている事業
詳細はそれぞれの記事を参照されたし。
「神戸市バス」という表記は1950年代から正式に統一された。
上記の概要・歴史にあるように、以前は市電(路面電車)、ロープウェイ、定期観光バスを行っていた。
経営状況(平成27年度)
- 地下鉄
西神・山手線に関しては67億円の黒字だが、海岸線の45億円の赤字により、地下鉄全体の累積損失が年々赤字である。乗車人数は年間で西神・山手線が9601万人(1日平均で26万2千人)、海岸線が1627万人(一日平均で4万5千人)であり、海岸線が足を引っ張っている状況。2020年に経営譲渡された北神線の運賃値下げによる活躍が期待される。 - 市バス
市バスは平成19年までは累積損益が赤字続きだったが、20年には黒字に転換し、以後黒字経営が続く。(平成26年度は除く)。乗車人数は年間で6938万人(一日平均19万人)。累積黒字8億である。
乗車券
- NEW Uラインカード(市バス・地下鉄共通)
神戸市交通局のみ利用できる磁気プリペイドカード。 - 市バス専用カード、市バス昼間専用カード
昼間専用カードは降車時が9:30~16:00のみ使用できる。 - 地下鉄1日乗車券、市バス・地下鉄共通1日乗車券
- スルッとKANSAIカード(スルッとKANSAIこうべカード)
近畿圏私鉄で利用できるプリペイドカード。2017年3月31日に共通カード販売終了、翌年1月31日に対応終了する予定である。終了した後はICOCAが引き継ぐ形となる。 - 交通系ICカード(全国10種類)
市バスは現時点ではPiTaPa、ICOCAしか対応していないが、2017年4月15日から対応を開始する予定である。PiTaPaでは利用額に応じて割引できるシステムがある。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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