概要
2006年2月6日、ポートランド南側を新たに埋め立てた人工島上に開港。伊丹空港・関西空港が近くにあり、関西三空港と総称されることがある。運賃計算上は両空港と同一に扱われる。
もともと神戸沖は関西国際空港の建設予定地として名前が上がっていた所ではあるが、それがされた70年代当時は革新勢力の力が強く、成田空港の建設反対運動や伊丹空港の騒音訴訟もあった頃であり否決され、関西空港は泉州沖への建設が決まった。
だが、80年代になると空港に対する民衆の意識が変化し、伊丹では空港の存続を求める声、泉州では新空港の建設推進論、そして神戸では掌を返したように神戸沖への空港誘致の声が高まるようになる。
阪神・淡路大震災後、神戸への新空港建設計画は急速に具体化し、1999年に着工された。
なお、関空や伊丹と競合することから採算性の問題、それに環境問題などを理由に反対する声も無論存在したが、市民らによるそのような声を一本化することは最後まで出来ず、賛成派の市長が2001年に選ばれ、建設は進捗し2006年に空港は開設されたのである。
現状、スカイマークが拠点空港の一つとして各地へ便を飛ばしており、空港は300万人程度の年間利用者がある。一時は格安航空会社(LCC)の台頭に押されていた上、2015年1月にスカイマークが経営破綻したことで先行きが懸念されたが、現在はスカイマークの経営が好転し(民事再生手続も終結)、利用者数も回復している。
2018年4月より、既に伊丹・関空を運営していた関西エアポートに運営が移行され(同社子会社の関西エアポート神戸を設立)、関西三空港が一元的に運営されるようになった。
空港アクセス
- 鉄道 … 神戸新交通『ポートライナー』(新交通システム AGT)が神戸空港駅から三宮駅まで直通。所要18分。年々乗車率が上がっている。
- バス … 三宮駅・新神戸駅、神戸駅、垂水区内の住宅街(三宮発着の一部が延長運転)、徳島県の徳島駅へ向かう便が発着する。片方向では三田市のフラワータウンや香川県高松市から神戸空港へ向かう便が存在する。
- 航路 … 海上アクセスターミナルから関西空港へ向かう高速船(神戸-関空ベイシャトル)が発着する。
余談
開港直前に反対派が空港内に車を乗り入れて騒動になった事がある。
山陽新幹線の全便新神戸駅停車はこの空港開港に対抗するためである。
2030年度に国際空港化する構想があるらしく、ポートライナーで運びきれないので地下鉄を神戸空港から三ノ宮で走らせる計画がある。
関空の着陸ルートとかぶる関係か神戸空港から西側からしか直線で離発着出来ない。(西側から旋回して東側から着陸するのは無問題)
関連動画
関連項目
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