- 神獣鏡(しんじゅうきょう)とは、銅鏡の一種である。
- 神獣鏡(シェンショウジン)とは、アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズに登場する聖遺物、及びこれの一部から造られたシンフォギア。作中では小日向未来が(半ば無理矢理)使用した。
1.の概要
神獣鏡(しんじゅうきょう)とは、銅鏡のカテゴリーの一つで、鏡の裏面に神の像と獣の像を組み合わせて神仙の世界の理想郷をイメージした図文がかたどられていることから、神獣鏡と呼ばれている。
古代中国、後漢~三国時代~六朝時代(1~6世紀頃)に製作された。鏡の縁の断面形状から、平縁神獣鏡と三角縁神獣鏡に大別される。
これらは中国から朝鮮半島・日本に伝わり、日本では後に国産もされていたようだ。(文様の違いから、中国製の舶載鏡と国産の仿製鏡に分類されている。)
日本では、古墳時代前期(3世紀後半~4世紀)の古墳から多数発掘されており、三角縁式のものだけで既に500面以上も見つかっている。実用というよりは祭祀のための道具だったらしい。
2.の概要
神獣鏡(シェンショウジン)とは、戦姫絶唱シンフォギアGに登場する聖遺物。
作中の10年近く前に天羽奏の両親を含む聖遺物発掘チームが発見したものだが、ノイズの襲撃によりチームは壊滅、神獣鏡も行方不明となっていた。(奏はこのときの唯一の生存者であり、この出来事の後、奏はノイズへの復讐に生命を燃やすようになる)
なお、このときのノイズはフィーネがけしかけたものであることが後日判明している。
その後フィーネからF.I.S.に持ち込まれ、シンフォギアに加工されたが、適合者が見つからなかったためF.I.S.の大型ヘリに組み込まれ、特異災害対策機動部二課のレーダー網にも検知できないほどの完璧なステルス性を発揮していた。
その後、アニメ9話にて、F.I.S.に拉致された小日向未来にウェル博士がLiNKERの投与などを施した上でシンフォギア装者に仕立て上げ、フロンティア計画の戦場に投入した。シンフォギアにはダイレクトフィードバックシステムが搭載されており、「響を守りたい」という未来の想いを利用され、半ば洗脳された状態であった。
このときのナスターシャ教授とウェル博士の会話が、
「んっんっんー、ちょっと違うかなぁ。
LiNKER使ってほいほいシンフォギアに適合できれば誰も苦労はしませんよ。
装者量産し放題です」「なら、どうやってあの子を――」
である。
神獣鏡は他の装者達が纏うシンフォギアに比べて、聖遺物としての「格」が劣るため、スペックも同様に低いものとなっている。上記1.にあるように現実世界では多数造られておりレアリティがあまり無いというのも有るのかも知れない。
しかし、他のシンフォギアにはない「聖遺物殺し」の能力を持っており、他のシンフォギアの力を消し去ることができる。月をも穿つカ・ディンギルを押しとどめるクリスのリフレクターですら例外では無く、未来が相手と言うこともあってクリスは苦戦を強いられることになった。戦闘経験皆無の未来に纏わせ、しかも機能のいくつかがオミットされてなお、神獣鏡はシンフォギア装者の天敵たり得たのだ。
故に曰く「最弱にして最凶のシンフォギア」。
未来の放った聖遺物を消し去る光は、マリアが放ったシャトルマーカーにより収束されて海中に眠るフロンティアに向けられ、それを再起動・浮上させることに成功、フロンティア計画は大きく前進。
その際、未来は響に組み付かれた状態でこの光を浴び、響の肉体と融合して生命を蝕んでいたガングニールともども、神獣鏡は消滅した。
しかし、結果的にではあるが、「響を守りたい」と願う未来の愛は、確かに響を死の淵から救ったのである。
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