神保町と呼ばれることもあるが、「神田神保町」が正式である。
概要
東京都千代田区北部に位置する町。書店の町として有名であり、その規模は世界一の古書店街とも言われるほど。古書店の数は100を優に超え、また、古書店だけではなく新刊書店の数も非常に多く、集英社や小学館、岩波書店などの有名な出版社も神田神保町とその近辺に数多く位置する、まさに本のドリームランドであり、日本の古書市場の9割を扱っていたといわれている。
古書店は最近オープンしたばかりの店舗から歴史ある老舗まで幅広く、歴史書専門店、法律書専門店、外国書専門店など様々な分野の専門店が密集しており、近くに明治大学や法政大学、日本大学、専修大学などの大学が多いことから、これら専門店は学生や大学教授などの研究者などに高い需要を誇る。
また、これらのいわゆる「お堅い」専門店以外にも、古いコミック本やミステリー小説、グラビア、アダルト、映画パンフレット、将棋・囲碁、美術書などの趣味の分野を取り扱う専門店も多く見られ、本が好きな人なら一度は行ってみたい場所である。
なお、神田神保町の特色はこれだけではない。他にスポーツ用品の町、カレーの町としても知られ、学生街として発展していたことから、かつては零細規模のゲームセンターも数多く存在した。
カレーの町としてはめぼしい店を挙げても「ボンディ」「ガヴィアル」「エチオピア」「共栄堂」などがあり、東のカレー好きの聖地ともいわれる。
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