神羅万象チョコとは、ウエハースチョコ付トレーディングカードトレーディングカード付ウエハースチョコである。
概要
2005年に登場した所謂おまけ付菓子としてバンダイが解き放ったシリーズ。中身はトレーディングカード1枚と長方形のウエハースチョコ1個。原川光博をメインイラストレーターとした各属性にクリティカルヒットするキャラクター達と深いストーリー性が話題となり、人気のシリーズとなった。マスコットのウエハーマンによるトリビアにより、設定厨も楽しめるのもウリ。
2019年に最終弾「界顧録」を持って15年に及ぶシリーズが完結した。
第二章までは一つのシリーズにつき30種類だったが、現在は富嶽伝では全26種、神獄の章以降は全24種と数が減っている。カードは一応レア度でいえば。ホロ>シルバー>ノーマルだが、キャラ人気によってはノーマルやシルバーの方が人気が高いなんて現象がよくあるのがこのシリーズの怖いところ。通常シリーズのほかに、何らかの得点などで手に入るスペシャルカード、通常のカラーリングとは異なるアナザーカード、カートン単位で手に入るかどうかという確率が設定されているレアカード、文字通り販促目的で配布しているプロモーションカードも存在する。コンプリート目的で各地のイベントなどを確認するのもいいかもしれない。
なお、ウェハースチョコの方はおまけみたいに扱われたり、いらないなどと言われているが・・・公式では捨てるなとしっかり言及されているし、冷凍保存すればかなり持つ上に、何かと応用できるので捨てないように。
あらすじ
第一章
神話時代と呼ばれる時代に四方を守護する神々の子孫たちが邪悪な魔物を退けて、人間を守っていた頃が今回の舞台。この世界を治めていた黄龍帝フガクは突如、三途の川へ旅立ってしまう。代わって世界を治めたのはマステリオンと呼ばれる人物である。だが、彼は突如、他国との情報を封鎖を行い、各部族が争うように嘘情報を流し始めた・・・。当初は偽情報のまま争っていた4部族だったが、邪悪な気配に気づいた部族王は・・・。誤解から始まる混乱はひとつの真実へたどり着けるのか。
第二章
第一章から1000年後。第一章で封印した邪悪なる魂が眠る宝玉が突如盗まれた。雷迅のリュウガら選ばれし子供たちは閃光のオウキをリーダーとして魔界へ旅立つのだが・・・。幼さが残る子供たちが大人たちを介して成長するサーガ。
第三章
第二章から3年、第一章で封印した邪悪なる魂は完全に消滅。魔導王メビウスは浮遊島を占拠し、突如地上を攻撃。皇帝テラスはリュウガとオウキを召集し、いち早く危機を察した大魔導ライセンの応援に向かわせるが・・・。神々の争いに巻き込まれた勇者たちの運命は、いかに。
冨嶽伝
時代は遡り、黄龍帝フガクが聖龍太子フガクであった頃を描いた外伝。七支刀を守護するテンザンが突如凶暴化したため、当時、第一王位継承者であったフガクの兄、ウンリュウは父・ゼクウにテンザン討伐の命を下したが、ウンリュウは帰らぬ人に。第二王位継承権を持つフガクは悲しみを振り払いつつ、父に下されたテンザン討伐の命を執行するのであった・・・。
ベストセレクションに付属しているカードのストーリーの為、章には含まれない。あえて言うなれば「第零章」と言ったところ。
神獄の章(第四章)
第三章より800万年後。調和神バランシールにより、神獄の箱に封じられていた108もの羅震鬼が突如、何者かにより封印を解除された。種族存亡を目的とした羅震鬼たちをどうにかするため、バランシールは輝煌士マキシを地上に降臨させた。そこで、封印をといたのがかつての友人である、ゼロであったことがわかる。だが、物語は思わぬ方向へ・・・。
王我羅旋の章(第五章)
神獄の章の続編であり、ストーリーも神獄の章直後である。かつて、羅震獄を治めていた皇帝の娘、サン・モルテが生きていたことがわかり、部下のルキアとオデオンに保護を命じた。だが、サン・モルテはナユタにより無理やりさらわれてしまい、マキシと絆を深めたインドラはオデオンにより深手を負う。傷を癒したばかりのゼロとマキシ、二人の神は地上を救えるのか!? 羅震族のエリート、王我血族との争いはどこでピリオドが打たれるのだろうか。
ゼクスファクター(第六章)
王我羅旋の章から一転、学園モノになったシリーズ。広大な外海(げかい)という未知の世界で、人々が生活圏の拡大を夢見た時代。人類は遺跡に眠る「神具(アーティファクト)」と、神具の適合者「因使(ファクター)」を研究する機関を作り上げた。舞台はそのひとつである鳳凰学園。外海より鳳凰学園がある都市「耶馬都」にやってきた少年、カイ。彼は絶晶石を求めて、学園にやってきたのだ。石をめぐり、学園は波乱の幕開けを迎える。
七天の覇者(第七章)
ゼクスファクターの設定を引き継いで、「魂獣(スピリッツ)」に焦点を当てたシリーズ。ゼクスファクターではパートナーであった魂獣達の 世界が舞台である。魂獣界を治めていた魂獣大帝。彼は老いると共に衰える自らの力を悟り、引退を決め込む。そして、若い世代に後を託すべく、『次期魂獣大帝決定トーナメント』開催を、全魂獣界に伝えるのであった。数百もの参加魂獣の中に、人間と魂獣との間に生まれた少年、サイの姿があった。果たして、魂獣界を治めるのは誰なのか。
大魔王と八つの柱駒(第八章)
ソロモン大陸という魔族と人間が対立するテンプレSSのような世界を舞台にしたシリーズ。主人公の名は「アーク」。魔族側のトップ、いわゆる大魔王だが、平和を愛し人間との共存を望んでいる。しかしある時、人間の大使としてやってきた勇者一行に暗殺されかけて子供の姿になってしまう。アークは魔王の力を封じた八つの柱駒を取り戻し、人間と魔族の共存を目指すため。勇者はアークの本性を暴き、柱駒の力で魔族を根絶するため、世界を巡る旅に出ることになる。
九邪戦乱の章(第九章)
八つの柱駒から数百年後が舞台だが、寿命の違いのせいか魔族側の登場人物はあまり変わっていない。牢屋にぶち込まれていた前章の黒幕が脱獄、命と引き換えに邪神達を異世界から召喚し、20XX年、再びソロモン大陸は核の炎に包まれた。主人公はそれに巻き込まれてどこかから飛ばされてきた少年アポロ。アークはアポロの強さを見出し、世界の未来を託すことを決意する。
過去シリーズのキャラクターが多く登場し半ば総集編のようになっている。このあたりで販売個数が累計1億個突破、現在関連キャンペーンを色々なところで行っている。
天地神明の章(第十章)
九邪戦乱のエピローグから続くストーリー。2度のラスボスを務めたメビウスが主人公となり、邪神群の真相に迫るため天界に向かうストーリー。
10周年を記念したオールスター作品で各作品の人気キャラクターが大集合する。
一鬼火勢の章(第十一章)
今までとは違う全く新たな世界が舞台。戦国時代がモチーフの戦乱の世で鬼人の少年:火牙人が真幻を新世界の王にして平和な世の中を実現する為戦場を火の如く駆け抜ける。
幻双竜の秘宝(第十二章)
一鬼火勢と同じ世界観が舞台。平和になったのでロマンを求める大航海時代が始まった。そんな中見つかった未知の大陸「幻双竜大陸」に挑むのは世界最高峰の冒険野郎ヴァン・クロウ!
前作キャラも一部登場する。
流星の皇子(第十三章)
蓬莱大陸が舞台。滅びた聖竜王家の皇子:ギンガ、世界を侵略する輝輪国の皇子:シグマの戦いが描かれる。
一章と同じ用語や戦いの構図などオマージュ的要素が多いが、裏面デザインの一新や途中で主人公交代など新たな試みも多い。
魔怒暴威都市(第十四章)
最悠歴1999年が舞台。流浪の戦士エンが引き起こす世紀末救世主伝説が幕を明ける。誰が呼んだかマッドマックス西遊記。
ストーリーとしては最終章で、最終弾の界顧録に繋げる為か前後編と短い。
界顧録
十四章からなる壮大な神話の物語は幼き少女に夢とそれを作り出す力を与えるのだった。
15周年記念にして神羅万象チョコシリーズ完結編となる最終弾。各章の主人公+α+「絵本を読む少女」で構成されている。
「絵本を読む少女」が読む本はプレミアムバンダイで商品化されている。
その他
神羅万象CARDGAME
トレーディングカードゲーム。
原作のパッケージイラストなどからもカードになっているが、基本使い回しなのでイラスト目当てに収集する意義は薄め。
神羅万象フロンティア
ブラウザゲーム。領地を奪い合う「神羅大戦」で戦う。
神羅万象エターナル
フューチャーフォンソーシャルゲーム。オリジナルキャラクターと共に新世界「ミディハラ」を中心に様々な世界を巡る旅が始まる。
関連動画
PV
関連チャンネル
関連コミュニティ
関連リンク
関連項目
- 食玩
- ビックリマン
- 超獣戯牙ガオロードチョコ…実質続編
- むしろおまけがメイン
- 原川光博
親記事
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