神聖紀オデッセリアとは、スーパーファミコン専用RPGである。
概要
特色としては現実の地名をベースにした世界観、世界各地の神話を独自の解釈で統合した重厚なストーリー、「黄金水」やポロリに代表される任天堂チェックどう見てもアウトなネタの数々が挙げられる。
ゲームシステム
フィールド画面
フィールド画面はオーソドックスなRPGと同じく、トップビュー。ただし、キャラクターグラフィックは頭身が高めで、ハリセンによるツッコミやひざまずきなどのアクションが多彩に用意されている。
戦闘
戦闘システムは、ドラクエ形式のコマンド選択式であるが、ユニークな仕様も多く盛り込まれている。
移動中ではキャラクターのパラメータの成長率を指定することができ、戦士系能力重視、魔法使い系能力重視と言った具合でカスタマイズできる。また、武具の合成もできる。一例として、短刀と盾を掛け合わせて攻撃と防御を同時に行える武器を作ることができる。
戦闘中では術の強さを指定できたり、攻撃と同時にキャラクターの掛け声が入ったりといった点が独特である。また、(絵柄にクセはあるものの)敵グラフィックのレベルが当時としては非常に高く、女性モンスターのあられもない姿やおどろおどろしい怪物を緻密に描き上げている。
ストーリー
かつて、天界の神たる天帝と、地上の神たる阿修羅が、
世界を二つに割っての死闘を繰り広げた。
長き戦いの末、阿修羅は敗れ、封印された。
地上を守った守護神(ガーディアン)たちもまた、贖罪のために姿を変えられ、
とりどりの重い業(カルマ)を負わされることとなったという。
悠久の時を経て、やがて世界は再び動き始める。
神々の秘密を握る、謎めいた少女「エリアス」を中心として……。
知恵を持った竜たちが小さな村を成し、その外では暗愚なる人猿の跋扈する原始の世界。
──ここは一体どこなのだろう。
──自分はなぜ、ここにいるのだろう。
やがて竜たちは宿命づけられた滅びを迎える。
心通わせた友との別れ、一つの世界の終わりを見つめながら、
少女は神々の意思によって、
時を翔ける。
竜の神は言った。
少女は自らの「報い」に立ち向かわなければならない。
時空を隔てた先に、少女と運命を共にする仲間がいるのだ、と。
かくして、散り散りなったかつてのガーディアンたちを訪ねて、
時のうねりに呑まれ、世界を股にかける、
少女の冒険が始まった。
「きえぇぇぇぇーーいっ!」
バグ
多彩な試みの弊害なのか、とにかくバグが多いことで知られる。一部を紹介すると、海の上でエンカウントするだけでバグる、武具を合成するだけでバグる、というものがあり、プレイヤーたちのトラウマになっている。
その他
製作者によるアートワーク・設定資料集:http://www1.parkcity.ne.jp/galland/
関連動画
関連項目
- 神聖紀オデッセリア2
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