福島第一原子力発電所は東京電力が所有する原子力発電所であり、福島県双葉郡大熊町に位置している。通称「福島第一原発」
概要
1号機 | 2号機 | 3号機 |
4号機 | 5号機 | 6号機 |
1964年に東京電力にて原子力発電所建設計画が出され、福島原発調査所が設置された。その後1967年に1号機が着工し、4年後に稼働し始めた。それから2~6号機まで建設されて運転開始した。それから福島第一原発は関東地方の電力供給を支えるようになった。なお、7号機・8号機の建設計画があったが事故による影響で計画中止になった。また、1号機~4号機は2012年4月20日をもって法的に廃止された。
なお、建設当初に原発の建屋は真っ白であったが、後に青空に巻積雲が浮かんでいるような美しいデザインが施された。原発に景観を意識してデザインが施されることは世界でも他に例を見ない。それが事故によって無残な姿になってしまったことはあまりにも皮肉と言える。
福島第一原発事故について
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波(高さ15m超?)が襲来し、外部電源喪失や非常用ディーゼル発電機故障により原子炉内の燃料を冷却できない状況に陥った。その後炉心溶融や圧力容器の損壊、水素爆発などによって日本国において類を見ない規模の原発事故が発生してしまった。その後ポンプ車などによる冷却・建屋にたまった汚染水の移動・廃棄などにより事故の収束を行っている。なお、被災した原発のうち1~4号機までは廃炉が決定している。
この福島第一原発の事故により日本中に放射性物質が飛散することになってしまい、原発の付近の住民は避難や移転を余儀なくされたり、福島県及び隣接する県の農業・漁業や、日本各地の観光業などに被害を与えたりした。
この事故により原子力発電所の信頼度が完全に失落してしまい、全国で反原発デモが開催されてしまっている。それとともに福島県民に対する信頼度も下がっている・・・正直言ってこれはおかしい。
想定外の事故ではなかった
菅内閣の発表では津波による冷却機能の喪失は想定外で防ぐことができなかったとあるが、2006年の経済産業省原子力安全・保安院の勉強会では津波により冷却機能が喪失する可能性が指摘されていた。
4原発でも浸水検討 18年の勉強会(産経新聞)「津波で電源喪失」認識 海外の実例知りつつ放置 06年に保安院と東電 福島第1原発 (47ニュース/共同通信)
平成20年度原子力総合防災訓練(麻生内閣)にて、「福島第一原発の冷却機能が全て喪失した」というという想定のもとで訓練が行われた。
また、平成22年度原子力総合防災訓練(菅内閣)にて、「津波により浜岡原発の冷却機能が全て喪失した」というという想定のもとで訓練が行われている。
菅直人「覚えておりません」 (平成23年04月18日 参院予算委員会集中審議より)
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