秋サンドとは、東方シリーズ人気投票のキャラ部門で、1キャラが秋姉妹の順位に挟まれる現象のこと。類語にスカーレットサンド、ゆかゆゆサンドなどがある。
これまでにかなりの高確率で発生しており、東方シリーズ人気投票の風物詩となっている。
秋サンドの具となったキャラは次の回に順位を上げる傾向にあるため、秋カタパルトとも呼ばれている。
概要
秋サンドが発生しやすい背景として、秋姉妹が第5回で参戦してからずっと近い順位を保っていることが挙げられる。これは、秋姉妹に投票する人達の大半が姉妹両方に投票するからではないかと考えられる。秋サンドが一般的に認知されたのは第7回の時だが、実際には秋サンドは第5回から存在している。
第5回(2008年)
順位 | 52 | 53 | 54 |
名前 | |||
ポイント数 | 120 | 99 | 97 |
秋姉妹が初参戦した回。実は初めて秋サンドが発生したのはこの回である。しかし、当時は秋姉妹の知名度がとても低く、Windows版キャラの中で逆ワンツーフィニッシュを決めてしまったことが大きくネタにされる有様だった。そのため、秋サンドという現象に目を向けたりネタとして取り上げたりする者は少なかった。要するに「秋姉妹に挟まれた?だから何?」状態である。
第6回(2009年)
秋サンド:具無し
順位 | 49 | 50 |
名前 | 秋穣子 秋静葉 | |
ポイント数 | 712 | 706 |
秋姉妹の支持者による草の根活動によって秋姉妹の知名度は大きく向上し、第6回では参戦キャラが増えたにもかかわらず、順位を上げるという快挙を成し遂げた(関連:俺たちの秋はこれからだ!)。ただ、この回は姉妹のポイント差が6ポイントしか無く、さすがに秋サンドが発生する余地は無かった。
第7回(2010年)
順位 | 46 | 46 ※ | 48 |
名前 | |||
ポイント数 | 1523 | 1523 | 1480 |
一押し | 217 | 131 | 186 |
※ 秋穣子と火焔猫燐は同順位だが、一押し数で穣子が勝っている。
「秋サンド」という現象が広く認知されるようになった回である。
秋姉妹の躍進は第7回でも止まらず、第6回に引き続き着実に順位を上げていった。そんな秋姉妹の間に挟まれてしまった者が居た。そう、お燐こと火焔猫燐である。
火焔猫燐は、他の地霊殿メンバーが大きく順位を伸ばしたにもかかわらず、順位を大きく下げてしまった。その結果、かつて不人気の代名詞であった秋姉妹に挟まれるという事態に陥ってしまい、不人気ネタをより加速させることになってしまった(関連:お燐は犠牲になったのだ・・・)。
余談だが、火焔猫燐は第8回で40位に返り咲いた。不人気ネタで弄られたのが功を奏したのだろうか。
第8回(2011年)
順位 | 46 | 47 | 48 |
名前 | |||
ポイント数 | 1615 | 1613 | 1576 |
秋姉妹の人気上昇もひと段落したのか、第8回では順位の変動は無かった。逆に言えば、キャラの増加により相対順位は上がっているとも取れる。今回は、前回(52位)から順位を上げた大妖精が秋サンドの具になるという前回とは逆のケースが発生。第7回で秋サンドの具になった火焔猫燐が順位を上げたこともあり、大妖精支持者からはむしろ「美味しいネタを確保した」と好意的に受け止められている。
第9回(2012年)
秋サンド:具無し
順位 | 51 | 52 |
名前 | 秋静葉 秋穣子 | |
ポイント数 | 1684 | 1647 |
今年は4年ぶりに静葉が穣子よりも上位にランクインする快挙を成し遂げたが、秋姉妹としては大きな順位変動は見られなかった。姉妹のポイント差は37という相変わらずの仲良しぶりで、3年連続の秋サンドは発生しなかった。参考までに、橙が穣子と10ポイント差で53位に、八意永琳が静葉と41ポイント差で50位につけていたことを書き添えておく。
第8回で秋サンドの具になった大妖精は、第7回の火焔猫燐と同様に順位を上げていた。また、第5回で秋サンドの具になった岡崎夢美は、今回投票では東方旧作登場キャラトップの65位に付けていた。
やはり秋サンドは吉兆なのだろうか。
第10回(2014年)
順位 | 64 | 65 | 66 |
名前 | |||
ポイント数 | 899 | 891 | 881 |
前回に続き、静葉が穣子より上位にランクインしたが、肝心の順位は大きく下がってしまう。しかし、秋サンドは第8回から約3年の月日を経て復活。その具材はまさかの男性である霖之助であった。静葉と霖之助のポイント差は8、霖之助と穣子のポイント差は10とこれまでにない接戦であり、その接戦が生んでしまったのが今回の結果である。というのも霖之助と秋姉妹は第7回の頃から小競り合いを続けていた仲(?)なので、「こうなることは予測はしていた」という声もある。しかし何よりも異性に挟まれ、文字通りハーレム状態になった霖之助の心境はいかがな物なのだろうか。「両手に花」ならぬ「両手に秋」というべきであろうか…。
第11回(2015年)
順位 | 71 | 72 | 73 |
名前 | |||
ポイント数 | 738 | 715 | 678 |
姉妹間の順位は今年も静葉が上位だったが、その票差は過去最大の60ポイント。もしかすると姉妹間の均衡が崩れつつあるのかもしれない。姉妹の間に何人入ってきてもおかしくない状況ではあったが、秋サンドは去年に引き続き今年も成立。70位の小悪魔が静葉と7ポイント差しかないという紙一重の成立であった。
今年の秋サンドの具はなんと苺サンドの岡崎夢美!初参戦時の第5回から実に7年ぶりの苺サンドである。
第10回で秋サンドの具になった森近霖之助は65位から64位に浮上。しかしポイント数は891から868に減っており、秋カタパルトが発動したというには少し苦しい結果となった。
第12回(2016年)
順位 | 78 | 79 | 80 |
名前 | |||
ポイント数 | 1077 | 1048 | 983 |
獲得票数は持ち直したが投票者数の増加もあってか順位は下がってしまった。今年も静葉が上位となり、票差は92に拡大。穣子の人気復興が求められる。
そして秋サンドの具材は、二度あることは三度あるとばかりに2年連続3回目の岡崎夢美。秋姉妹がよほど苺好きなのか、教授が秋姉妹に挟まれることを気に入ったのか……
余談だが秋サンドの直上77位には、何故か鈴奈庵から易者がランクイン。
第13回(2017年)
秋サンド:有り (対象:ルナサ・プリズムリバー)
順位 | 76 | 77 | 78 |
名前 | |||
ポイント数 | 1041 | 988 | 942 |
順位も僅かながら持ち直した第13回でも秋サンドは成立。しかし票差は99に拡大。なんとか100票差を回避したものの、2人の心はゆっくりと、しかし確実に離れていっている……嗚呼。
今回の秋サンドの具材は、プリズムリバー三姉妹(四姉妹)の中では突出した順位にあるルナサが入った。もっともルナサは概ね秋サンドより僅かに上に位置していた為、この結果はどちらかと言えば不名誉か。
当記事の掲示板では、ルナサをサンド→ルナサンド→月見バーガーという名称が早くも提唱されている。まさに中秋の名月である。
第14回(2018年)
秋サンド:具だくさん(4名)
順位 | 79 | 80 | 82 | 83 | 84 | |
名前 |
(No Image) |
|||||
ポイント数 | 900 | 873 | 805 | 798 | 734 |
2人の票差の拡大傾向は止まらず、ついに歴代最多の166ポイント差がついてしまい、秋サンド崩壊。過去に挟まれたことのあるルナサ・霖之助、初めてのサンド対象となった寅丸星、初参戦の丁礼田舞と、4人もが間に挟まる具だくさんになってしまった。秋バーガー?
第15回(2019年)
秋サンド:具だくさん(2名)
順位 | 81 | 82 | 83 | 84 |
名前 | ||||
ポイント数 | 584 | 567 | 538 | 537 |
全体の投票数が前回より減ったこともあるが、2人の票差は47ポイント差に大幅減少。順位は詰まったものの、穣子が僅か1ポイント差で教授をかわしきれず惜しくも不成立。
初めてのサンド対象となる神綺と、実に挟まれること4回目となる教授の旧作最上位2人を挟む格好になり、苺(教授の好物)とサクランボ(神綺のアホ毛)から「フルーツサンド」との声も。
第16回(2020年)
秋サンド:具無し
順位 | 96 | 97 |
名前 | 秋静葉 秋穣子 | |
ポイント数 | 623 | 620 |
2人とも前回より10位以上と大幅に順位を落としてしまったものの、2人の間のポイント差はついに歴代最少の3ポイント差まで減少。狭義の秋サンドは3年連続で不成立となったものの、2012年の第9回以来、8年ぶりに姉妹が仲良く並ぶこととなった。
ちなみにひとつ上の95位は清蘭、ひとつ下の98位は綿月依姫なので、逆に秋姉妹が月の民に挟まれていると言えなくもない。
番外編:第1回人気投票(ニコニコ静画)
秋サンド:具だくさん(3名)
順位 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
名前 |
2011年秋にニコニコ静画上で行われた第一回東方キャラクター人気投票では、秋穣子が20位、秋静葉が24位と、これまでの人気投票とは投票システムが異なるものの、大きく順位を上げた。今回は秋姉妹の順位が離れているため、秋サンドは発生しなかったが、偶然にも21位と23位の2人の名前に「紅」が入っているため、見ようによっては「さとりを秋紅サンド」したとも取れる。
なお、ニコニコ静画ではこの現象について「でんしゃごっこ」なるネーミングも生まれている。
関連動画
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関連項目
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