秋本治とは、日本出身の漫画家である。代表作は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
概要
高校卒業後、竜の子プロダクションでアニメーターとして2年ほど勤務。「科学忍者隊ガッチャマン」などの動画を描いていた。しかし、病気を患っていた母の看病を優先するために退社。
1976年、代表作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(以下こち亀)を新人賞として応募。月例ヤングジャンプ賞入選作品に選ばれ、週刊少年ジャンプで読みきりとして掲載。同年にこち亀が連載開始。
その時、ペンネームは山上たつひこにもじって「山止たつひこ」で連載。本人はすぐ終わると考えていたが、予想以上にこち亀が人気となり、しかもペンネームの元、山上たつひこからクレームが来たことにより、こち亀100話で今のペンネームとなった。
趣味はミリタリー、鉄道、車など趣味が広い。「BLACK TIGER」ではそんな秋本が趣味で培ってきた知識が誌面で炸裂しているので必見。
原稿を締め切り前に必ず仕上げるため、編集者からすればありがたき存在である。しかもストックがあるという。そのせいか特技は「締め切りに遅れないこと」。漫画ネタ集めの取材もきちんとやっており、現地に行って情報収集をする。(映像を撮る、写真を撮るなど)
また、こち亀の主人公両津勘吉を描くときは必ず眉毛から描く。(バランスをとりやすいから。)
原稿執筆中にラジオ番組を聞くことが多い関係から、ラジオ番組のヘビーリスナーとしても知られる。コサキン、伊集院光、ビートたけし、所ジョージ、中島みゆきら、秋本がリスナーだった番組のネタが「こち亀」の中に登場したり単行本の巻末文に登場したりしている。
2019年11月3日には、40年に渡った「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載など日本の漫画文化への功績が評価され紫綬褒章を受賞した。
主な執筆作品(不定期含む連載作品のみ記載)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
言わずと知れたジャンプ長寿作の金字塔。詳細は該当記事を参照。 - Mr.Clice
瀕死の重傷を負った凄腕エージェントの繰巣陣が、脳を女性に移植し復活。女性の肉体で難事件に立ち向かうスパイアクションコメディ。月刊少年ジャンプ、ジャンプスクエアなどの月刊誌で不定期連載。詳細は該当記事を参照。 - いいゆだね!
下町にある廃業寸前の銭湯で、ブラジルから来た押しかけ女房のマリアが銭湯の存続を目指し奮闘する人情系コメディ。1994年にスーパージャンプで掲載され、23年後の2017年からウルトラジャンプにて連載。2011年にはこち亀35周年の記念コラボ作として両津勘吉が本作に登場した読み切りも掲載されている。 - ファインダー-京都女学院物語-
京都府亀岡市の女子高写真部を舞台に、同市や京都の魅力を探し出す4人の女子高生による青春日常系作品。ヤングジャンプにて全4話が不定期連載された。本作が契機となり、秋本は亀岡市の観光PR大使に任命されている。 - BLACK TIGER
南北戦争終結後のアメリカを舞台に、凄腕の女性賞金稼ぎであるブラック・ティガーが旅をする西部劇アクションドラマ。2017年よりグランドジャンプにて連載、月1掲載を経て3勤1休ペースの毎号掲載で現在連載中。
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関連項目
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