漢字として
- 意味
- 穀物の穂のまだ生長しきっていないもの、という意味がある。またイヌアワ、チカラシバを指す。穀物を育てるときに害になる雑草であることから、悪人の意味もある。
- 〔爾雅・釈草〕に「稂、童粱なり」とある。〔説文解字〕の本字は蓈で「禾粟の𥝩、生じて成らざる者、之れを蕫蓈と謂ふなり」とある。蕫蓈は童粱と同じ。稂は〔説文〕に「蓈、或ひは禾に從ふ」と、その異体として載っている。
- 字形
- 形声で声符は良。
- 音訓
- 音読みはロウ、訓読みは、いぬあわ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0212補助漢字。
- 語彙
- 稂莠・稂秕
異体字
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