競技麻雀とは、運の要素が強い麻雀というゲームにおいて、運の要素をなるべく廃したルールで実施される麻雀のことである。
概要
麻雀は、競馬やパチンコと同様にギャンブルのイメージが強い。これは運の要素が強いためである(もちろん、金を掛けずに麻雀を楽しむプレイヤーは数多い)。その一方で運の要素を極力廃したルールで行われる麻雀が競技麻雀と言われるものであり、麻雀のプロ団体などは、この競技麻雀と言われるルールでプレイされることもある。
しかしながら、競技麻雀といえども100%運の要素を廃するということは不可能であり、本記事で示すルールの他にも競技麻雀としてのルールを独自に変更し、更に運の要素を取り除こうとするプレイヤーもいる。
オンラインの麻雀ゲームでも競技麻雀がプレイ可能なゲームもある。
競技麻雀のルール
競技麻雀は通常の麻雀のルールと比べると以下のような変更点が加えられていることが多い。もっとも、団体などによって細かいルールの違いはある。
- 一発無し
- 裏ドラ、槓ドラ、槓裏なし
- 赤ドラ無し
- ダブロン、トリロンは認められない
- 四家立直は流局(最近は雀荘などでは四家立直も続行の場合が多い)
- 天和、地和、海底撈月、河底撈魚は認められない(101競技連盟)
競技団体
プロ団体
- 日本プロ麻雀連盟
「公式ルール」ではオカもウマもない代わり、原点からの浮き沈みで変動する順位点がある。裏ドラ・槓ドラ・槓裏なし。九種九牌、4人立直、四風連打、四槓流れは適用(トリプルロンは不適用)。また大明槓に対するリンツモは責任払いという特殊ルールがある。その他、国士無双暗槓上がりあり、リーチ後の暗槓を認める、数え役満がない、ツモ番なし立直を認めるなど他団体と比較して色々細かい違いや独自ルールがある。パオは大三元、大四喜、四槓子に適用。また、「WRCルール」として一般的な一発裏あり・順位点ありのルールで行うタイトル戦もある。 - 日本プロ麻雀協会
オカと順位点を指定している唯一のプロ団体。ドラは表、裏、槓ドラを認めている(槓裏はなし)。また、パオ適用なし、途中流局なし。唯一ダブル役満を適用している。 - 最高位戦日本プロ麻雀協会
オカはなく、代わりにウマがある。パオ、途中流局は一切ない。また、かつては一発、裏ドラ、槓ドラ、槓裏もなかったが、現在は、競技によって採り入れた現行ルールと採り入れないclassicルールにわけている。 - 麻将連合-μ-
最も運要素を廃したルールを設定している。そのため、一発、裏ドラ、槓ドラ、槓裏なし、リーチ後の暗槓禁止、人和なしなどのルールを設けている。パオは大三元と大四喜のみ。途中流局なし。 - 101競技連盟
裏ドラ、槓ドラ、槓裏なし。途中流局、一発、立直後暗槓、ダブリー、天和、地和、数え役満と三倍満なし。また、連荘はアガリのみ適用される。その他、加槓に対するフリテンがあったり、点数計算がやや特殊だったりする。 - 日本プロ麻雀棋士会
- RMU
Aルール、Bルール、Cルールがあり、対局によって違うのが特色。Aルールは一般的、Bルールは裏ドラ、槓ドラ、一発なし、Cルールでは赤牌を用いるなど、最も柔軟にギャンブル要素を採り入れている団体でもある。
アマチュア団体
関連項目
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