祭りの正式名称は「秋田竿燈まつり」。例年8月3日から6日にかけて催される。
概要
高さ | 重さ | 提灯の大きさ | 提灯の数 | |
---|---|---|---|---|
大若 | 12m | 50kg | 64cm×45cm | 46個 |
中若 | 9m | 30kg | 48cm×36cm | |
小若 | 7m | 15kg | 24個 | |
幼若 | 5m | 5kg | 30cm×21cm |
秋田竿燈まつりは東北三大祭りの一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。なお、秋田県は重要無形民俗文化財が17件指定されており、これは2014年3月現在全国最多である。
稲穂に見立てた「若」という幾つもの提灯をぶら下げた長い竿を、肩、額、腰などに上手く乗せてバランスを取る。38町内から70以上の団体が参加し、260本近い竿燈があげられ、提灯の総数は約10,000個になる。最も大きい大若ともなると、高さ12m、重さ50kgにもなるため、熟練された技術を必要とする。その卓越した技術の保存を目的として「妙技会」が催されている。
秋田竿燈まつりの起源は宝暦年間(1751-1763年)に遡り、「ねぶり流し」(この「ねぶり」とは眠り、とくに病床に臥すことを意味し、不浄を祓い悪霊から身を守ることを願う行事)であったとされる。「竿燈」と名付けられたのは明治14年(1881年)で、明治天皇が東北巡幸の際、天覧に供しようと県に提出された秋田市からの伺い書に使われた。景徳伝燈録(禅宗の歴史書)の「百尺竿頭須進歩」に由来している。
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