第三次産業とは、サービス業全般を含む第一次産業、第二次産業以外の産業のことである。
概要
英国出身の経済学者コーリン・クラーク(Colin Clark)が唱えた人類の産業は第一次産業から第二次産業、第三次産業へと、徐々に比重が移っていくという説の三番目に該当する産業である。日本における第三次産業のGDP構成比は2015年データにて73.2%(海外との比較の為、電力は含まれていないデータを記載)。
サービス業、小売業、金融、医療から福祉、公共(日本標準産業分類では大分類Sにて公務と分類されている)に至るまで第一次産業、第二次産業に分類されない業態すべてが該当する。
クラークの定義では電気業、ガス業は第二次産業に該当しているが、日本国においては電気業、ガス業は第三次産業に分類されている。
注意点としては製造業や建設業は第二次産業であるのに対して、既存の設備や施設を補修したりする保守関連についてはこちらの第三次産業に該当することが多い点があげられる。そのため国家の資本実装率が上昇し物を作ることよりも修繕して直したりすることが多くなってくるとその保守業務も第三次産業に含まれてくる。また公共サービスも同様である。研究開発や医療・介護等も第三次産業に該当する。
関連項目
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