第四駆逐隊単語

• 第四駆逐隊（日露戦争）
• 第四駆逐隊（1905年～1917年）
• 第四駆逐隊（1917年～1918年）
• 第四駆逐隊（1918年～1922年）
• 第四駆逐隊（1922年～1940年）
• 第四駆逐隊（1941年～1944年）
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この記事は、日本海軍の部隊について説明しています。 ゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」におけるキャラクター（艦娘）グループについては 「第四駆逐隊（艦これ）」をご覧ください。

第四駆逐隊（ダイヨンクチクタイ）とは、大日本帝国海軍が

1. 日露戦争時。春雨型駆逐艦、白雲型駆逐艦で編成。
2. 明治38年12月12日～大正6年4月1日。雷型駆逐艦で編成。
3. 大正6年4月1日～大正7年4月1日。春雨型駆逐艦で編成。
4. 大正7年4月25日～大正11年12月1日。楢型駆逐艦により編成。
5. 大正11年12月1日～昭和15年3月31日。峯風型駆逐艦により編成。
6. 昭和16年3月31日～昭和19年10月25日。陽炎型駆逐艦、朝潮型駆逐艦で編成。

の6回に渡って編成した駆逐隊の1つである。

第四駆逐隊（日露戦争）

概要

日露戦争時に編成された駆逐隊。春雨型駆逐艦「春雨」、「村雨」、「速鳥」、「朝霧」により編成され、のちに白雲型駆逐艦「白雲」、「朝潮」を編入。

日露開戦後、9月には旅順沖で「速鳥」を触雷により失い、翌月11日には「春雨」も戦列を離脱することになる。翌年1月、白雲型駆逐艦「白雲」と「朝潮」を編入して4隻編成を取り戻すと、5月27日の日本海海戦に参加。海戦直前にはバルチック艦隊を偵察し、海戦後半に戦艦「アドミラル・ナヒーモフ」、「ナヴァリン」を撃沈する戦果を挙げた。

終戦後の12月、第十三駆逐隊に改編され消滅。

主な駆逐隊司令

年表

第四駆逐隊（1905年～1917年）

概要

雷型駆逐艦「雷」、「電」、「曙」、「朧」により編成。大湊要港部にて北方漁場監視を任務とした。

1909年12月16日、「電」が函館湾口で民間船と衝突・沈没。1913年10月9日、「雷」が大湊出港時の機関破裂・着底により喪失。「曙」、「朧」により隊を維持したが、1917年4月1日解隊。

年表

第四駆逐隊（1917年～1918年）

春雨型駆逐艦「有明」、「吹雪」で編成。先代に引き続き大湊配置かつ2隻編成となった。

1917年4月1日、二代第一駆逐隊の編成に伴い解隊された初代第一駆逐隊から2隻が異動し、先代第四駆逐隊と入れ替わりになる形で編成。同年12月1日、第三艦隊第三水雷戦隊に所属。翌年4月、横須賀異動とともに第七駆逐隊に改称され消滅。

年表

第四駆逐隊（1918年～1922年）

楢型駆逐艦「桑」、「慎」、「欅」、「椿」により編成。

1918年4月25日、横須賀鎮守府所属で新編。第四駆逐隊としては初めて建造直後の最新鋭駆逐艦による編成となる。

同年12月1日、第一艦隊第一水雷戦隊に配属。1920年12月には艦隊を外れ先代までの第四駆逐隊と同じく大湊要港部へ。1922年12月1日、第五駆逐隊が第四駆逐隊に改名したのに合わせ、第九駆逐隊に改名した。

年表

第四駆逐隊（1922年～1940年）

峯風型駆逐艦「羽風」、「島風」、「秋風」、「灘風」で編成。のち「太刀風」、「帆風」、「夕風」が転入出している。

1922年12月1日、横須賀鎮守府にて第五駆逐隊から改名して編成。翌年同日、第三駆逐隊より「太刀風」、「帆風」が転入し、代わって「島風」が第五駆逐隊へ転出している。

以降、第二艦隊第二水雷戦隊、大湊要港部、横須賀鎮守府と居所を変え、1929年に連合艦隊第一航空戦隊を編成。翌年には第一艦隊第一水雷戦隊に編入された。

その後は再び横須賀鎮守府、大湊要港部などの警備部隊を転々とし、1933年、1935年には馬公要港部に所属。その間の1934年、横須賀警備戦隊に所属している。

1937年12月、「帆風」が横須賀警備戦隊直属に転出。1939年4月からは予備艦となっていた「夕風」を編入したが、12月には「灘風」を除く「羽風」、「秋風」、「太刀風」、「夕風」4隻が舞鶴鎮守府に異動し第三四駆逐隊を編成。のこる「灘風」が哨戒艇に類別変更されたことで1940年3月31日解隊。

主な駆逐隊司令

年表

第四駆逐隊（1941年～1944年）

昭和16年3月31日～昭和19年10月25日（全艦戦没）。

陽炎型駆逐艦「野分・嵐・萩風・舞風」で編成。直ちに第四水雷戦隊（旗艦：那珂）麾下としてマレー攻略作戦、インド洋作戦に従事。ミッドウェー攻略に際し第十戦隊に出向、そのまま七駆と入れ替わり長良麾下でガダルカナル・南太平洋海戦等に参戦。ベラ湾夜戦にて「嵐・萩風」喪失。トラック島空襲にて「舞風」喪失。八駆・九駆の朝潮型駆逐艦「満潮/山雲・朝雲」を加える。レイテ沖海戦にて「野分」は栗田艦隊、「満潮・山雲・朝雲」は西村艦隊に編成。本海戦にて全艦を喪失した。また、駆逐隊指令も在職中、あるいは異動先で全員が戦死した。

駆逐隊司令

• 佐藤寅次郎（43期・山形）　1941/3/31～
  • 呂24艦長→呂25艦長→呂57(呂59)艦長→古鷹水雷長→霧島水雷長→追風艦長→疾風艦長→朝凪・夕凪艦長→東雲(吹雪)艦長→海兵学校教官→45駆司令→18駆司令→4駆司令→15駆司令→神通艦長^[1]
• 有賀幸作（45期・長野）　1941/9/18～
  • 夕顔艦長→芙蓉艦長→太刀風(秋風)艦長→松風艦長→電艦長→川内副長→第一掃海隊司令→11駆司令→4駆司令→鳥海艦長→水雷学校教頭→大和艦長^[2]
• 杉浦嘉十（46期・愛知）　1943/1/18～
  • 蓼艦長→卯月艦長→水雷学校教官→一水戦参謀→二水戦参謀→水雷学校教官→5駆司令→第二遣支艦隊参謀→17駆司令→4駆司令→羽黒艦長^[3]
• 磯久研磨（48期・高知）　1943/11/17～
  • 第5号掃海艇長→第13号掃海艇長→長月(水無月)艦長→有明艦長→狭霧艦長→磯風艦長→11水雷隊司令→八丈艦長→4駆司令^[4]
• 高橋亀四郎（49期・宮城）　1944/3/25～
  • 藤艦長→旗風艦長→春雨艦長→初風艦長→6駆司令→4駆司令(満潮艦長)^[5]

*文中、駆逐艦の「艦長」は正しくは「駆逐艦長」。　　は在職中戦死。(　　)内は兼職。

所属駆逐艦

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関連項目

• 日本海軍
• 駆逐隊

脚注

1. *コロンバンガラ島沖海戦にて戦死
2. *坊ノ岬沖海戦にて戦死
3. *ペナン沖海戦にて戦死
4. *トラック泊地空襲にて戦死。舞風乗艦
5. *レイテ沖海戦（西村艦隊）にて戦死

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