概要
1980年代のインディーズブームやバンドブーム、事務所解雇や経営破綻、レコード会社からの契約打ち切り、そして数々の解散の危機や活動休止に遭遇しながらもファンの熱い支持で支えられ続けるロックバンド。
その独特の世界観は後のサブカルチャーにも多大な影響を与え、著名人ファンも数多い。
経歴
1982年に大槻ケンヂと内田雄一郎が中心となり「筋肉少年少女隊」として結成。
1984年にバンド名を「筋肉少女帯」に改名し、ナゴムレコードから初めてレコードを発表。
1987年に発表した「高木ブー伝説」が話題となり、インディーズながらテレビなどにも露出し始める。
1988年にアルバム「仏陀L」、シングル「釈迦」でメジャーデビュー。「元祖高木ブー伝説」「日本印度化計画」といった曲がヒットし、当時のバンドブームの中、一躍有名バンドとなる。
1999年に一度活動を停止し事実上の解散状態になるものの、2006年に活動を再開。
作風と影響
大槻ケンヂの幻想的な歌詞世界と、橘高文彦と本城聡章のツインギターによる重厚なサウンド(三柴江戸蔵在籍時は、ギターとピアノが混在する多彩な曲調)が融合した楽曲は、どれもハードロックとして強い個性と高い完成度を併せ持ち、今も熱狂的なファンを多数抱えるバンドである。
- 貞本義行は「何処へでも行ける切手」からエヴァンゲリオン「綾波レイ」のイメージを作り上げている。
- 藤田和日郎は「機械」を題材に「空に羽が…」という読み切り作品を描いている。
- 荒木飛呂彦はジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」にて、「ボヨヨンロック」や「小さな恋のメロディ」を登場させている。
- 和月伸宏の「武装錬金」では筋肉少女帯の楽曲や歌詞フレーズなどが多数引用されている。
- 新井理恵は著作「ペケ」でタイトルに筋肉少女帯関連のものが多い。
- 私屋カヲルは「ケンヂ」の名前に影響を受けて「カヲル」とした。
- 柏原麻実は著作「宙のまにまに」第2巻にて背後に流れる音楽が「銀輪舞台」となっている。
- 森園みるくはそのまま大槻ケンヂファン。
- 平野耕太は自分の作品にて筋肉少女帯や特撮などの歌詞をあちこちに登場させている。
- 岡崎京子は漫画内で台詞に歌詞を用いている。
- Leaf「雫」は開発者が自ら大槻ケンヂに影響を受けていることを明言している。
- 他、多数の著名人が影響を受けている。
現在のメンバー
サポートメンバー、過去に在籍したメンバー
- 三柴江戸蔵(三柴理) (ピアノ)
- 太田明 (ドラム)
- 美濃介 (ドラム)
- 関口博史 (ギター)
- 長谷川浩二 (サポートドラム)
- 斗羅(河塚篤史) (サポートドラム)
- 友森昭一(ギター)
- 横関敦(ギター)
(追記どうぞ)
ディスコグラフィー
映像作品
- KIN-SHOWの大残酷(1988年7月21日)
- 筋肉少女帯 at 武道館(1990年4月25日)
- 三年殺し(1991年8月5日)
- 筋少祭りだ!90分(1992年7月5日)
- science fiction double feature〜筋肉少女帯 Live & PV-clips〜(1998年3月18日)
- 80's筋少Live & clip(1998年12月10日)
- THE・仲直り!復活!筋肉少女帯〜サーカス団パノラマ島へ帰る'06〜(2007年3月14日)
- SPACE SHOWER ARCHIVE 筋肉少女帯 LIVE 9103(2007年6月22日)
- サーカス団、武道館へ帰る(2008年12月17日)
- 三年殺し & KIN-SHOWの大残酷(2009年12月2日)
- どこへでも行ける切手 初期アルバム 1st~8th曲限定ライブSP(2010年4月21日)
- 心の折れたエンジェル 2011.5.28 赤坂BLITZ ~再結成以降曲集中ライブDVD~(2011年10月1日)
- 筋少動画01(2012年5月26日)
- 筋肉少女帯メジャーデビュー25周年記念「4半世紀 LIVE」 at 中野サンプラザ(2013年10月1日)
- THE SHOW MUST GO ON ~Live In OSAKA~(2015年3月4日)
- おまけのいちにち(闘いの日々)TOUR 初日 in TOKYO(2016年2月24日)
- 橘高文彦デビュー30周年記念LIVE “筋肉少女帯”(2016年7月13日)
- 再結成10周年パーフェクトベストTOUR FINAL~六本木!(2017年3月8日)
- 筋少シングル盤大戦対SP映像大戦(2018年6月20日)
- Future! ツアーfinalライブ & 猫のテブクロ再現ライブ 完全版!!(2018年11月28日)
- メジャーデビュー30周年記念オリジナルNew Album「ザ・シサ」リリース・ツアー final ライブ 完全版!!(2019年6月5日)
- 筋少・フル尺2LIVES!!「突入!」&「ザ・サン」(2020年8月5日)
- LOVE ~筋肉少女帯LIVE 2019(2021年3月24日)
- King-Show Archives Vol.1「対『発声禁止』作戦!!衝撃編・逆襲編」(2022年12月14日)
- King-Show Archives Vol.2「夏の終わり冬の始まり」(〃)
- King-Show Archives Vol.3「私だけが憶えている映画」(〃)
関連動画
演奏してみた
MAD
pop'n music プレイ動画
pop'n music 8に、「釈迦」(音源は「大釈迦」がベース)、「日本印度化計画」の2曲が収録されていたが、21(サニーパーク)で削除された。
釈迦はライセンス曲(コナミのオリジナルではない曲)の中で最も難しいレベル42を誇っていた。
GuitarFreaks & DrumMania プレイ動画
GuitarFreaks V6&DrumMania V6に、「心の折れたエンジェル」が収録されている。
関連商品
ニコニコミュニティ
関連生放送
関連タグ
関連項目
- 日本印度化計画
- 踊る赤ちゃん人間
- ミュージシャン一覧
- 特撮(バンド)
- 大槻ケンヂ
- ナゴムレコード
- 756プロ
- アイマス少女帯
- 絶望少女帯
- ラ・ムー
- 踊るダメ人間日記 - 『西川貴教のオールナイトニッポン』のコーナー。「踊るダメ人間」が由来。
- 人間椅子(バンド) - 親交の深いドゥームメタルバンド。「筋肉少女帯人間椅子」としてコラボレーションユニットを組む。
- 最後の聖戦ツアー
外部リンク
- 筋肉少女帯 -Official Web Site-
- 筋肉少女帯オフィシャルブログ「筋少の大ブログ」
- 筋肉少女帯 - アンサイクロペディア
- 筋肉少女帯 - 徳間ジャパン
- 筋肉少女帯 | TOY'S FACTORY
- ナタリー - 筋肉少女帯のプロフィール
- ORICON STYLE
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